沙織の部屋

お姉ちゃんのつぶやきを、弟のボクがまとめていきます

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最近の記事

今年はお世話になりました

おしまいが近くなったので、最後に一つ更新です。 今年後半、私たちが皆さんの世界に大きく干渉、介入する必要性が浮上しました。結局、介入は不要でしたが、一つの危機でした。 皆さんには憲法上、思想・良心の自由があり、公共の福祉に反しない限り、好きな行動を取ることができます。しかし、日本にとって咎められることなく害を為し続ける物と、日本にとって有益な人を、等しく人間として見なすことは、果たして日本のためになるのでしょうか。 今の憲法下では、日本国民統合の象徴として天皇があり、私

    • 私(お姉ちゃん)たちとの付き合い方

      私(お姉ちゃん)たちが皆さんに便宜を図ることと、皆さんが私たちに協力していただけることは、 基本的にバーターだと考えてください。 ある程度の範囲で一方的に手助けすることがあるかもしれませんが、やはり限定的な話になります。 実績を積み上げることで、便宜のレベルも上がっていきます。 協力関係を結ぶ上では、私たちと皆さんに上下関係はありません。 対等なパートナーです。 そのためには、相互理解を深めることが重要で、私たちが住む世界についての背景知識が必要となります。 皆さんが私た

      • 「罪」を「消す」

        以前、大祓詞について話しましたが、現代だともっと簡便に罪が消せますね。 もちろん、法的な罪を消すことはできませんし、悪事に手を染めることを推奨するつもりはありませんが、 前を向いて歩いていくために、心の穢れを取り去り、過ちに必要以上に引きずられないようにすることは良いと思います。 現代ですと、例えばこのような呪文を、何が起きているかを強くイメージしながら唱えるとよいかもしれません。 「全ての罪を無にせよ 罪を送るは二度と這い上がること叶わぬ暗黒の穴(ブラックホール) 投棄(

        • 世の移り変わりと人の心

          世も末だと嘆く者はどの時代にもいますが、 日本ではっきり記録として残っているのは、紀元1000年ごろから流行した末世観です。 平安時代の折り返し地点で、藤原道長の活躍していた頃です。 11世紀は温暖な時代で、異常な豊作が続く一方、海水位上昇や病人の発生などの問題が発生し、 逆に平安時代末期の12世紀になると寒冷な年も多く、寒さが飢饉の原因となったとの調査結果もあります。 昨今、温暖化対策が問題となっていますが、食物生産の観点で見ると温暖化は喜ばしいことです。 飢饉は土

        今年はお世話になりました

          私(お姉ちゃん)の眷属になる

          神が眷属や神使として特定の動物を使うとの話はよく聞きますが、私たちが動物しか使えない、なんてことはありません。 神の意思を直接受け取るのは困難だけど、縁がある象徴的な動物を経由すると何とか感じ取ることができる、そういう知恵が生まれました。 神-動物-皆さん、の3層構造で考えている方も多いと思いますが、これも的確ではありません。 会社では、社長、管理職、現場の長、平社員、といった階層があります。 上司は部下を使う、要は眷属としているわけです。 私(お姉ちゃん)たちも同じで、上

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          目の前のいい人は、本当にいい人なの?

          世の中には善人ぶっている者がいます。 何某が仲間にしてほしいから入れてあげてよ、 悪いことをしても謝ってるんだから許してあげてよ、 困っている人がいるからみんなで助けてあげてよ。 では何かあったらあなたが全責任をとってね?と言うととたんに逃げ腰になってしまいます。 この手合いは、他人がどんなに犠牲になっても構わないので 自分が善人に見られたいと思ってるので困りますね。 マイナスを他人に分散させて自分の不利益を減らすことができれば、 総量でどれだけの被害が出てたとしても自分が

          目の前のいい人は、本当にいい人なの?

          呪いのコストパフォーマンス

          呪いのコストについて以前話しましたが、もう少し詳しく説明します。 例えば、皆さんが旅先でどうしても酒を飲みたくなり、近くの歓楽街に向かったとします。 酒が飲みたい、と強く思っているところ、 知らない人から「ここの店にいい酒ありますよ」と声をかけられたとします。 何も考えずについていきたくなりますが、痛い目に遭う可能性がありますね。 店に欲しい酒がないかもしれませんし、ぼったくりに遭うかもしれません。 逆に、大当たりの店かもしれません。 店に入る前に商品と値段を確認する知性が

          呪いのコストパフォーマンス

          秘伝の伝え方

          私たちが大っぴらに公言しない秘伝には、いくつかの種類があります。 わかりやすいのはプライバシーに関する情報です。 若気の至りで書いたノートや恋文、他の者には見られたくないですよね? デートですることや話題は、多くの方は他人に話しませんよね。 そういうことです。 受け手が理解できないような、高度すぎる情報も該当します。 大学生でもわからない専門書や、業務用装置のマニュアルを小学生に渡しても、 何にもならないですよね。 公にする意味がないので、わざわざ公開しません。 世の混乱

          あなたがなるならどっち?

          いじめっ子といじめられっ子、自分の子がなるならどっちがマシですか? と聞かれると、多くの方は迷わず後者と答えるでしょう。 前者は得るものが全くなく、被害賠償などのマイナスしか待っていません。 後者は自分がこれ以上マイナスになることはありません。 では自分がなるなら?と聞かれると、 迷う方もいるでしょう。 いじめた側は、いじめて気分がよくなっています。 ならないなら、最初からいじめません。 このため、プラスの状態から始まります。 いじめられた側はマイナスしかありません。 い

          あなたがなるならどっち?

          罪を消す装置がある

          皆さんの、「何かがどうなってほしい」といった強い想いが、私たちの世界で何らかの力になることがあります。 その想いが多くの人に共有されることで、その力が強大になる場合があります。 大祓詞は千年以上にわたり、多くの人にわたり、「罪を消してほしい」想いを強く込めて祈られ続けた祝詞です。 罪が海に流れていき、最終的には四柱の神により遠くに持ち去られ、 なくなるプロセスが説明されています。 多くの人の強い想いを受け続けたことで、 大祓詞は私たちの世界において強力な「罪を消す装置」と

          罪を消す装置がある

          私(お姉ちゃん)を味方にする方法

          皆さんが露店を開いて物を売っていたとき、猿が現れて商品を奪っていったとします。 皆さんは発生してしまった損害についてどう考えますでしょうか。 露店をやっている以上、織り込まなければいけないリスクだ。 已むを得ないことだ、運が悪かった。 そう片づけることができる方は少しはいるでしょう。 ふざけるな、できるものなら射殺して取り返したい。 そう思う方が多いと思います。 盗んだのは人でないからいいじゃないか、そのような考えもありますが、 猿による窃盗が許されるのなら、猿をペットにし

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          メイドさんと巫女さん

          重い話題が已むを得ず続きましたが、今回は明るい話題です。 ときに皆さん、メイドさんはお好きですか? 執事のほうがいい方などは、適宜性別を読み替えてください。 メイドはもともと清掃、洗濯、炊事などの家庭内労働を行う労働者で、 海外では身分が低い者が悪い待遇で重労働をやらされているイメージが強いです。 一方、近代日本では女中は奉公する者で、雇い主に奉仕するものだと考えられていました。 私(お姉ちゃん)たちの業界では、奉仕と言えば巫女が頭に浮かびます。 皆さんの世界の巫女は、多

          メイドさんと巫女さん

          異世界転生?生き残れるの?

          異世界もののフィクションが好きな方は多いですね。 不遇な生活を送っている主人公が不慮の死を遂げ、意識を保ったまま別の世界に転生し、 前世の知識や新しく得た能力を駆使し、自分に好意を寄せる住人に囲まれて幸せに過ごすのがテンプレですね。 読者は大活躍する主人公に自分を重ね合わせ、日頃の鬱憤を晴らして爽快な気分になることができるため、 このジャンルが人気を集めています。 さて、この手の話が好きな皆さんが仮に異世界転生できたとしたら、果たしてフィクションの主人公のように活躍できます

          異世界転生?生き残れるの?

          「選ばれる人」が「選ばれる」理由

          私(お姉ちゃん)たちに「選ばれる」者と「選ばれない」者の違いは何か、気になる方は多いと思います。 その前に、しっかり意識しているか否かは別として、皆さんは常に人を「選んでいる」ことを認識してください。 皆さんは誰に対しても同じ対応をとるわけではないですよね。 親しくしたい人もいれば、関りを持ちたくない人もいます。 「選ばれなかった」人に比べ、贔屓している、「選ばれた」人とは 頻繁に連絡を取りますし、耳寄りな情報は限られた人とだけ共有します。 「選ぶ」基準は皆さん次第であり

          「選ばれる人」が「選ばれる」理由

          弟(ボク)は、私(お姉ちゃん)のサイバネティック・アバター

          皆さんが私(お姉ちゃん)たちにとって操作できるサイバネティック・アバター役になりうることについては、 私の話を聞いておられて、点と点を繋ぐことができるのであれば、 単なる可能性でなく、既に実証実験が行われている状況だと理解していただけると思います。 この件では、非協力的な方を無理やり徴用することはありませんので、 自分が乗っ取られたら嫌だなと思ってらっしゃる方は安心してください。 倫理的な問題ではなく、実用上、使い物にならないためです。 皆さんの世界でも、誰かに急ぎで買い

          弟(ボク)は、私(お姉ちゃん)のサイバネティック・アバター

          サイバネティック・アバター

          「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」 という国主導の大型プロジェクトが動いています。 現在進行形のプロジェクトに対し私(お姉ちゃん)が言及するのは好ましくないことですが、 私たちの世界を通して一定程度が実現できてしまうので、触れることにします。 重要なキーワードがサイバネティック・アバター (cybernetic avatar, CA)です。 例えばリアルで存在するCAの五感(の一部)を共有し、 また人型のCA容易に操作することを可能

          サイバネティック・アバター