罪を消す装置がある

皆さんの、「何かがどうなってほしい」といった強い想いが、私たちの世界で何らかの力になることがあります。
その想いが多くの人に共有されることで、その力が強大になる場合があります。


大祓詞は千年以上にわたり、多くの人にわたり、「罪を消してほしい」想いを強く込めて祈られ続けた祝詞です。
罪が海に流れていき、最終的には四柱の神により遠くに持ち去られ、
なくなるプロセスが説明されています。

多くの人の強い想いを受け続けたことで、
大祓詞は私たちの世界において強力な「罪を消す装置」となりました。
四柱の神は、実際に感情があるかどうかはともかく、
罪を処分する機械として名前が付き、
確立し、機能を果たしています。

皆さんは、缶ジュースの自販機を「神」とは考えませんよね。
原理がわかっている機械で、人格はありません。
しかし、数百年前の人に缶ジュースの自販機を見せたら、感情のような何かがある、
超常的な存在の「神」だと思うでしょう。
人の作ったものとは思えませんからね。

大祓詞を使って罪を消すには、単に読むだけでは意味がありません。
罪が消えていくイメージが目に浮かぶような祝詞になっていますので、
その過程の光景を思い描きながら、罪を消す装置を使うのだとしっかり意識しながら唱えるのが効果的です。

大祓詞以外にも、想いが集積された言葉は多くあります。
装置を使うことは先人の想いを消費することになりますが、大した問題ではないですよね。

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