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一人が好きで、人見知りの自分が意識的に「他者と関わる」理由

人見知りで一人が好きな自分が、あえて意識していること。それは「自分から他者と関わること」だ。

理由は、自分の良さや意外な面を知ることができるからである。

自分のことが分かるとき、まぎれもなく「自分以外の人と関わるとき」だからだ。ここ数年、自覚した学びである。

よく、「他人のことはよく見えるけど、自分のこと、特に長所や良さが分からない」と感じることは誰でもあるだろう。

わたしも、そう思う。自分のことって、案外自分がよく分かっていない。

自分では、「〇〇な人間」と思っていても、他の人に聞くと「え、〇〇だよ。だって……」と意外な言葉を聞いてビックリしたり、「そうなの?」と意外に感じたりすることは誰でもあるだろう。

自分と他人との認識の違いにビックリするのだ。

他人と関わると、自分の悪い面や弱点も知ることになるし、傷つくリスクなどあるが、同時に自分の良さや才能に気付くきっかけにもなる。

自分の弱点や短所は比較的気付きやすいが、「自分の良い部分に気付く」のは、一人では難しい。

だから、「自分の良さに気付ける可能性がある、人と関わること」は人生においてチャンスだと思っている。

人と関わり自分の良さを自覚できると、自分が無理せず楽しく生きていられるための大きなヒントが得られると思うからだ。

自信なし、根性なしのわたしが一年半経ったいまも「ライター」を続けていられるのも、「他人からの意外な言葉」があったから。

わたしは「周りはすごいけど、平凡な自分には、何もない……」の思いを幼少期からずっと抱えていた。

家族や親友の良さや才能にはよく気付くのに、自分のことは全く分からなかった。身近な妹が成績優秀で要領も良かったから、そう思い込んでいた要因だと今になって思う。

また、社会人一年目に先輩から「使えない」といじめられたことも大きな要因だったのかもしれない。

なので、正社員ではなく派遣社員として働く方が誰にも迷惑かけないと思っていた。

もう、自分をダメな「社会不適合者」だと思いたくない……。

そんな中で、うつ状態になったことからWEBライターに出会った。

手探りだったけど、本を数冊読んで文章の書き方を学び、またブログでPV数が多い方数人の記事を読んで、稼いでるライターさんが何をしているか?を分析して行動して、……あとは記事を書いていった。

記事を書いて納品すると、「分かりやすいですね!」「頭に入ってきやすいです!」と嬉しいお言葉を頂くことが増えた。

SEO記事の場合、検索上位を複数取れたり、クライアントさまから報告とお礼をいただいたりすることもあった。

スピードは速くはないが、分かりやすさにこだわって丁寧に書く。

「あ、わたしが仕事して、喜んで頂けることあったんだ……!」

と単純に嬉しかった。

一言一句、同じ文章は他人には書けない。そんな成果物が、記事。
それを誰かに喜ばれるのは嬉しかった。

初めて仕事で人の役に立ったと自覚できた瞬間だった。

そういえば、本業では資料作成やマニュアル作成をすると「分かりやすい!」「助かる!」と言われ、作成を頼まれることが多かったことも思い出した。

共通していることは、「情報をまとめること」。

自然にやっていたけど、わりと得意なのだと初めて知った。

また、ライターとして、いろいろな媒体で文章書けたらいいな、と、トレーニングも兼ねてnoteでも気まぐれで文章を綴りはじめた。

すると、「心に響きました」「わたしもがんばってみようと感じました」と温かい言葉を頂くことが増えた。

話すのは苦手だけど、文章で心を動かしたり、勇気づけることは得意なのかもしれない……と感じた。

このように、他人からの言葉で自分の自覚していない良さや特徴に気付かされるのだと知った。

なので、自分の良さが分からない人は、他人がかけてくれた言葉を、社交辞令やお世辞と受け取らずに、素直に受け止めるといいと思う。

・関わる人がよく褒めてくれることは? 
・人からいつも感謝されることは?
・その共通点は?

と分析していくと、自分の良さに気付き、自信につながるのだ。

つい自分に厳しくてしまいがちな人や、自分を好きになれない人は、周りに聞いたり、かけてもらった言葉を分析したりするといいのでは?と思う。

シンプルに、おすすめしたいことだ。

そして大人こそ、自分で自分を認めて褒める力が必須だと最近は感じる。

子ども時代は親や先生から褒めてもらうが、大人はそうではない。

厳しい社会の中にも、心折れそうになりながらも、なんとか自分を立て直しながらも、生き延びていくのが大人なのだ。

そんなとき、自分を認められないと、本当に苦しい。他人と比べて羨んで、死ぬまで生きていくのは辛い。

だからこそ、「自分にも必ず良さがある!」と早い段階から自分が良さに目を向け、見つける注力すると良いと思う。

楽しく生きると、周りも楽しいし、社会貢献にもなるし、いいとこづくめだ。


とはいえ、人と関わることはリスクもある。

たくさん人の言動に傷ついた人は、すぐすぐには難しい。わたしもそうだったし、些細な言動で傷つく繊細気質(HSP)もあるから、その様に感じる人の気持ちも分かる。

だけど、「本当は人は信じたい、一人は寂しい」……の葛藤もよく分かるのだ。

他人を気にするあまり、自分が傷を負う。
きっと、根本はみんな優しい人なのだと思う。

そんな人が、他人ばかりを優先して、自分を後回しにして。自分を責め続けていくのはなんだか残念だし、もったいないと思うのだ。

だからこそ、人と関わることを意識するといいのかなと思う。

傷つく以上に学ぶことができ、自分に自信や良さが分かるのはやはり人と関わるときだと思うのだ。

人から受けた傷は、人によって癒される経験をこれまでたくさんした。

最初は、たった一人でもいい。身近な信頼できる人から練習していく。

すると、一人では味わえない喜びや気づきが得られる。

だからわたしは、人見知りで人深く関わるのは怖いけど……、人と関わり、交流することはこれからも避けないでいようと思う。


部活、職場、コミュニティ、サークル……毎回、新しい環境に飛び込むのは怖い。新しいことにチャレンジするのは怖い。もしかすると、失敗もするし、批判されるかもしれない。

けど、それ以上のものが得られる可能性があるなら、諦めないでいたいのだ。


ときには静かに傷つき、失敗しながら。

ときには嬉しさで胸がいっぱいになりながら。


どっちが「おもしろい人生になるか?」の視点を大切にしていたい。


たった一人、死ぬまで付き合う自分のために。

他人のためではなく、自分のために勇気を出すこと。

もしあなたがそうだとしたら、お互いがんばりましょう、とそっとエールを送りたい。


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