願いが叶った話。「一生のうちに会いたい人」が近所のコメダ珈琲に現れた
「あ、本当に中村さんがいらっしゃるんだ……!」
凛と座る背の高い中村さんの後ろ姿が見えた瞬間、見慣れたコメダ珈琲の店内が「まったく違うカフェの店内」に感じた。
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数日前、大阪府から福岡県を目指して歩かれている、旅エッセイスト・モデルの中村洋太さんにお会いできた。
それも、近所のよく行くコメダ珈琲で、だ。
中村さんのことは、4~5年前のライター初心者の頃に知り、以降ずっと発信を拝見していた。取材ライターとしての活動や自由に旅をする様子、チャレンジされている姿などが大変励みになっていたからだ。独自の視点からの中村さんの発信は、ときに反響を生み、ラジオやテレビにも出演されていた。
「見ていて元気が出る、励みになる人。おもしろい人」
今を大切にして全力で楽しんでチャレンジし、生きているように私には見えた。自分に嘘をついていない。
こんなふうに、生きてみたい。
きっと、このように生きている人は後悔なく、日々を過ごせているのだろうなと私は思った。
そうして数年前から、「自分が死ぬまでに会いたい人リスト」としてノートに「中村洋太さん」と名前を書いていた。どうやって会うかなど具体的なことは考えないで、ただ思いつくままに。
そして今回の中村さんのチャレンジは、なんと「徒歩で大阪から福岡まで歩くとのこと」だった。またおもしろそうなチャレンジをされるのだなーと、ワクワクした。
同時に私の地元の山口県、しかも近所を通過することをXの発信で知ったのだ。
「あ、今だ」
勇気出して連絡を取り、今回初めてお会いできた。
差し入れを持参し、少しお話ができた。「ありがとうございます!」と終始丁寧でさわやかな方だった。
仕事面で少し悩んでいたことに対しても、気がつくと丁寧に相談に乗っていただけて、恐縮と同時に感激した。
内容は割愛するが、
「自分の本当に思っていること、感じていることを書いていくこと、発信すること」
「やりたいことに、勇気を出してまっすぐに向き合うこと」
「敢えて『やらない』をやること」
中村さんと話していて、そのようなことが今の自分には必要だなと感じた。
周りの心を明るくする発信、嬉しくする心遣い。
自分のことが見えるような発信をすること。
普段からアンテナを張り、日常に問いを持つこと。
そうした積み重ねすると「おもしろい人だな」と応援につながるのだろう。
さまざまなことを本当に実現している中村さんの言葉だからこそ、響くものがあった。似たような言葉はこれまでに聞いているはずなのに、スッと心に入ってきた。
その日の夜、わざわざ丁寧にお礼のDMまでくださり、心が温かくなった。
実はこの会う1~2日前、中村さんは少し体調を崩されていたり、我が家の次男が発熱したりでバタバタしていた。最初に会う予定だった日には会えなくなり、「会えないかもしれないな……」と少し不安がよぎった。
だからこそ、今回無事に会えてよかったなぁと心底感じた。今の自分に最適なメッセージが不思議と聞けた気がする。
新しく何かにチャレンジすること。
情報を見つける、連絡を取る、企画するなど、自分から何らかのアクションを取ってみること。
新たなことをする度に発生する不安や怖さを乗り越えるからこそ、今回「近所のカフェで中村さんにお会いできた」という奇跡が起きるのかもしれない。
もっともっと、自分のことも書いていこう。
何かを変えたいときは、今回みたいにまず「誰に会いたい」「何をしてみたい」など自分で言語化する時間を増やすことがスタートかもしれない。あらためて、今やることが明らかになった。
ありがとうございました。
▼日常でさまざまな奇跡が起きている、中村さんの旅の記録がつづられたnote
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。