マガジンのカバー画像

再生不良性貧血について

3
24歳で再生不良性貧血、ステージ5を発病。 ドナーがおらず、骨髄移植不可、画期的な治療法もなく、主に対処療法で丸一年入院。その後も3年ほど外来診療、投薬を続ける。 12年経った現… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

闘病記0 再生不良性貧血の経過

闘病記0 再生不良性貧血の経過

闘病記として連載中の、再生不良性貧血について、経過をざっくりと書き留めておきます。

24歳の夏に倒れる。当初原因も病名も不明。

このままだともって3ヶ月と余命宣告。

1ヶ月ほどしてようやく診断される。特定疾患である再生不良性貧血と断定。無菌室へ入る。

首に管を通す。
血小板輸血の拒絶反応が起こり意識が飛ぶ。

完治するには骨髄移植のみだが、ドナーがおらず、対処療法のみ。

半年間、2日に一

もっとみる
闘病記② 初めての入院〜24歳で再生不良性貧血を発症〜

闘病記② 初めての入院〜24歳で再生不良性貧血を発症〜

〜前回まで〜
倒れ込むように自宅前の内科を受診すると、血液検査の結果、白血球が異常に少ないのですぐに大きな病院を受診するように言われる。
白血病の文字が頭をよぎる。

白血病かもしれない。

怖かった。急に悪寒が走り、手が震えた。

うちの母は、こどものためだけに生きてきたような人で、貧しいながらも本当に本当に愛情いっぱいに育ててくれました。

子離れのできない、寂しがりやの、とっても心配性な母。

もっとみる

闘病記① 自覚症状〜24歳で再生不良性貧血を発症〜

※闘病記では、過去につけていた日記をもとに、その時の心情になって記憶と記録を整理して書き記します。10年経った今の私の心情も入りますが、主に当時の私をメインに書いていきます。

忘れもしない、2009.7.24(金)、私の人生が変わりました。

まずはさらに遡ること1週間前。
7/17 金

今思えばこれが初めての自覚症状でした。

この日、入浴中に手足のムダ毛処理をしたんです。

翌朝、きれいに

もっとみる