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【創作大賞2024イベント】「小説のキホン」メモ 


先日のnoteイベントもうアーカイブお聞きになりましたか?
作家さんと編集者さんが「小説のキホン」についてお話してくれました。

ものすごく勉強になります!!!
まだの方はぜひ見てみてください。

内容を簡単にまとめました。

音声を聞きながら文字おこししたのでかなりざっくりとした内容です。蝉川先生お話がとっても上手でおもしろい!あれだけの群像劇をまとめているのですから頭の回転が速い人なんだと思います。ですがおもしろさは文字では伝わらないのでカットさせていただきました(ごめんなさい)



アイデアの出し方


・最初は書きたいことを書く
・どうやって読まれるかは編集者が考えるからまずは書こう
・アイデアの生まれる場所は移動中・寝る前・トイレ
 →トイレには必ずメモを置いておく
・アイデアは日常の中に転がっている
 →見つけて覚えて記録していく(アウトラインプロセッサ)
・アウトラインプロセッサとは?
 →階層で保存できる。スマホとパソコンからアクセス可能。
・現実を見る解像度をあげよう
 →なぜ?を記録する。もし目の前にあるものが別の世界にあったら?と考える(異化)がアイデアになる
・好きな映画やマンガやnoteの記事の何が好きなのか記録する
 →自分の好きなもの、好きじゃないものを知る
・書きたいもの(want)を知る
・書けるもの(can)を広げる
・書くことを求められているもの(need)
 →10年後に書きたい作品があるなら、そのために今書かなくてはならないもの(must)を書く
・このwant・can・needの3つの円が重なるところが書けると幸せ
・書きたいものは小さければ小さいほどいい
・この作家の小説を買うのはこの小さなものが見たくて買う
・編集者からは作家の書きたいものは見えないから、needしか言えない
・作家はそれに対してすぐにcanを答えられると良い
・「これ書いてください」に対して見たいのはもう一段階想像を超えたところ

キャラクター


・キャラクターがどれだけ魅力的かにかかっている
・トリックや構成よりもキャラクターが重要
・展開はいまいちでもキャラクターが優れていれば見れる
・逆に展開が優れていてもキャラクターがパッとしないと売れにくい
・キャラクターの内面を見せる
・当事者性がどれだけ濃いか
・キャラクター・テーマ・ストーリーの3つは飛び回って途中に変えてもいい
・1人ではなく2人以上のキャラクターの関係性から考えていく
・キャラクターシートを埋めることが目的ではなくネガティブや弱いところがキャラクターを活かす
・キャラクターの設定だけはWordはおすすめしていない
 →下にスクロールしてしまうのでなかなか戻らない。そこだけはホワイトボードや厚紙に書いておく
・占い本を参考にキャラクターを作る

プロット


・作品の完成度を高めるためにはあった方がいい
・編集者やイラストレーターさんに伝えるためにも
・家の設計図と同じ
・プロットの書き方は覚えておいた方がいい
 →フィルムアート社・物語論などの本を1冊買うといい
・書いて読んで実践して、思い返すことが大事
・初心者のうちは最初から最後まで設計した方がいい
・間の話はプロット優先ではなく、おもしろい方へ変えていい
・なんなら最後まで変えちゃってい
・年表も大事
 →そのキャラクターの死に方によって20代の生き方が変わるから、作品に必要のない部分の年表まで作る


執筆について


・書き惜しみをしないようにしよう
・可能なら毎日書くようにする。400字でもいいから書く。可能なら1000文字。
→風邪ひいても二日酔いでも書ける量
・書いてから直す
 →書きながら直すのも大事だけど、とにかく最後まで書くことが大事
・ポモドーロ法
 →45分書いて15分休憩する。45分の間はスマホを見ない
 →自分は木曜日は45分は2回分しか出来ない!などを知れる
・きれいに書き終えるのではなく、1行中途半端に書いておく
 →翌日そこを直すところから始められる
・客観視する訓練をしよう
 →全く知らない人が読んで伝わるのか?一晩たってからもう1度見る
・作家と編集者との違いとは?
 →可能性を提示できるのは編集者。作家だけがピリオドを打てる人。完成させられるのは作家のみ。
・傑作があと1週間でできる!よりも8割の出来でいいから見せてくれ
・小説は映画が近い
 →どんな始まりでどんな終わりか分かればあとはどうにかなる
・マンガ(オープンなもの)は結末が決まっていなくても出せる

質疑応答


・書いてる途中で筆が止まったら?
 →ルーチンを作っておく。喫茶店とか、この作家のこの作品を読む、など

・たくさんのキャラクターの書き分け
 →グーグルスプレットシートで編集者さんと共有している

・以前の作家経験
 →文芸部に所属・マンガ研究部で書いていた

・専業作家になろうと思ったきっかけ
 →文章を楽しく10年書いて死んでもいいと思ったから

・最終選考に残るものと残らないものの違い
 →(公式ではないが)1番は「この作品、来年もでるかな」
 同じぐらいの作品が並んだ時、今掴まないと消えてしまう!と思う作品を選ぶ

・ボツにしたキャラクターの供養方法
 →短編でいいからそのキャラクターを主人公で書くともう1作品書ける

・公募に出すのはオープンかクローズドかどちらがいいか
 →公募に出すときはクローズドで締めまで全部書く

・電子書籍出版の向き不向き
 →過渡期である。まだ新人さんには冬の時代。おそらくこれから電子書籍が多くなってくる。その時は新人さんにも夢が見られるかもしれない
 →人と話しながら内容を決めたい人は商業出版向き。
 自分の理想があってそれを変えたくない人はセルフパブリッシング向け

・蝉川さんが新人作家だったら先輩に聞きたいこと
 →最初の印税でいい椅子を買いなさい。布団よりも長い時間すごすから
 税金のことはちゃんとしなさい。友だちはちゃんと作りなさい。この3つ。生活×人間関係×金はちゃんとする



おおおおお。
全部勉強になりました……。

こちらはあくまでメモですのでこれを聞いてどうするか、考えました。




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