雲南日本商工会

雲南省の日本の商工会です。会員相互の親睦を図ると共に会員の円滑な商工活動を相互支援し、…

雲南日本商工会

雲南省の日本の商工会です。会員相互の親睦を図ると共に会員の円滑な商工活動を相互支援し、日中経済交流の発展及び日中友好の増進に資することを目的としております。雲南省にお越しの折にはぜひご連絡ください。連絡先(雲南日本商工会事務局):y.j.shokokai@gmail.com

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私たちは雲南日本商工会です

 小さいですが、雲南省にも日本の商工会があります。雲南日本商工会です。雲南日本商工会は、会員相互の親睦を図ると共に、会員の円滑な商工活動を相互支援し、以て日中経済 交流の発展及び日中友好の増進に資することを目的としております。  2005年から始まった当会は小ぢんまりとした組織ですが、雲南省に駐在したり、住むことになった折には、ぜひご連絡ください。  私たちは毎月「雲南日本商工会通信」を発行しています。2023年に200号を超えました。noteでは、その中の記事をご紹介して

    • 雲南日本商工会通信2024年2月号「会長の挨拶」

       車はやっぱりガソリン車がいいですよね、マニュアルで1速2速とギアを上げながら、エンジンの排気音を聞きながら加速していくあの感覚はたまりません。何よりも車を自分で駆ることの楽しさと自由さを実感できることこそ、自分が車好きである最大の原因であると思っています。16歳で原付免許を取って初めてバイクで街を走った時の嬉しさと楽しさは、今でもはっきりと記憶にあります。そしてこの歳になってもマニュアルのスポーツカー“トヨタ86”に乗って街を駆る夢をずっと抱き続けています。  地球の温

      • 雲南日本商工会通信2024年2月号「定例会開催のお知らせ」

         次回の定例会は3月1日(金)、または2日(土)の19時から開催予定です。当日にJETRO成都の新所長がご挨拶に来てくださる予定のため、より多くの会員の皆様にお集まりいただきたいと考えております。  そのため、1日(金)か2日(土)のいずれかでご都合の悪い方は、WECHATなどで事前にご連絡いただけますと幸いです。2月半ばに、参加できる方が最も多い日にちを選んで確定させていただきます。  開催場所は現状、愛琴海購物中心5階の「魚楽横丁」を予定しています。よろしくお願いいたしま

        • 雲南日本商工会通信2024年2月号「編集後記」

           私はいまスターバックスにいます。なぜなら、中国人の同僚女性が以下のようなことを言ったからです。  「外出先で急にウェブ会議をすることになったので、1年ぶりにスタバに入ったけど、なんかとてもよかったよ」。  わたしも最近、用事があって近所のスタバに行ったことがありました。しかし特段変わったところもなかったので、「それってどこのスタバ?」と聞きました。  そしていま、実際に来てみたというわけです。パッと見では他店舗と変わりませんが、一人で勉強や仕事をしている人が多いせいか、か

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        私たちは雲南日本商工会です

          雲南日本商工会通信2024年1月号「会長の挨拶」

           11月の末から2週間ほど、半年ぶりに日本で過ごしてきました。平日の昼間は顧客回り、夜は接待等で毎晩の会食。週末は昔の仲間と会ったり、娘の買い物に付き合わされたり。滞在中はほとんど休む間もありませんでした。  そんな中、今回もいつもお世話になっている神社にお参りに行きました。こうして特に身体の不調も無く、毎日を暮らしていけていることに感謝です。  日本では鳩を轢いたタクシーの運転者が逮捕されたとのニュースが流れていました。平和な国だと感じました。こうしている今も戦争で苦しんで

          雲南日本商工会通信2024年1月号「会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2024年1月号「副会長の挨拶」

          新年のごあいさつ  2024年 明けましておめでとうございます。  何がおめでたいのか、ですが、とりあえずは隣国が攻めてきて戦争になることもなかったですし、コロナ自粛も開けましたし、南海トラフや首都直下地震もなかったですし、経済の地盤沈下や物価の値上がり、ため息が出るような政治資金の不正、企業の不正はあったとしても、生きて新年を迎えられたのはおめでたいのでしょう。  今年の干支は、甲辰(きのえたつ)です。  甲は鎧(よろい)で、草木の芽や種子が、殻を破って頭を持ち上げたという

          雲南日本商工会通信2024年1月号「副会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2024年1月号「編集後記」

           年初ゆえ、今後の中国経済の見通しを考えてみました。「たとえバカでも自分の頭で考える」がモットーなので、今年もあえて書く次第です。ちょっと長いので、お忙しい方はスルーされることをお勧めします。  『会報2020年1月号』での私の見通しでは、中国経済に横たわる、いくつかのリスクを挙げました。  各企業の債務が償還不履行となる可能性や、(国有企業に多い)従来型産業が構造転換できない可能性、不動産価格が下落する可能性、人民元が急落する可能性などです。特に「債務償還不履行の可能性」は

          雲南日本商工会通信2024年1月号「編集後記」

          雲南日本商工会通信2023年12月号「会長の挨拶」

           中学生の頃は、歴史の授業が特に好きではありませんでした。  昔々、○年にどのようなことが起き、どうなったかということを暗記すること、そしてそれが試験に出されて暗記が得意な人は成績が良いなんて……。そんな、ちょっとした(少年ながらの)反発を理由に、真面目に歴史の授業に向き合わなかった自分ですが、今では、コツコツと暗記することが苦手で嫌いだったことの単なる言い訳に過ぎなかったと思っています。  そんなわけで、日本史も世界史もちゃんと勉強してこなかった自分は、社会に出てからも歴史

          雲南日本商工会通信2023年12月号「会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2023年12月号「編集後記」

           膨れ上がる不動産業や地方政府の債務。深刻化する若年層の失業。先行き不安による需要の落ち込みとデフレ圧力……。今後の中国経済を立て直すためにはどうすればいいのか。誰にも頼まれてないのに、そんなことをよく考えます。  現状の中国経済の希望といえば、電動自動車や次世代ハイテク分野で世界覇権を握ることですが、電気自動車は従来型自動車と違って産業のすそ野が狭く、あふれる若年求職者を吸収できません。同様にハイテク技術の多くが省人化に資するものなので、発展するほど雇用が減ってしまいます。

          雲南日本商工会通信2023年12月号「編集後記」

          雲南日本商工会通信2023年11月号「副会長の挨拶」

           ご存じの通り、ロシアとウクライナの戦争に続いて、イスラエルとパレスチナも戦争状態になってしまいました。情報化が進んだ21世紀においても人間は戦争するのですねえ。  私は若い頃にイスラエルのキブツで半年ほどボランティア農業をしていたので、何となくイスラエルの気質はわかるような気がしています(今回ハマスの捕虜になったタイ人と同じような作業環境でしょう)。  私がいたのは、イラクから毒ガスミサイルが飛んでくるのではないかと言われていた1990年頃です。  キブツ内では避難訓練など

          雲南日本商工会通信2023年11月号「副会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2023年11月号「編集後記」

           不況が続く中国経済。明るい材料を常に探しているのですが、「“彼”が方針を改めること」を除いて何も見つかりません。  昆明のある老板も「中国の不景気は30年続くだろう」と言っていました。なぜなら「人の寿命が伸びているせいで、“彼”は100歳まで生きるから」だそうです。  続けて老板は、「海外ビザを求める小金持ちが周りに増えている」と言います。上海ロックダウン以降、資産分散や政治的安全性の確保を海外に求める傾向はありました。それがいまや、大金持ちだけでなく小金持ちまで広がってい

          雲南日本商工会通信2023年11月号「編集後記」

          雲南日本商工会通信2023年10月号「会長の挨拶」

           中国からの観光ビザの基準を緩和した日本では、この中国の大型連休に多くの観光客が訪れるようです。海洋放水の影響での懸念もありましたが、良識ある方はわかっていらっしゃるのか、それともやはり円安による魅力には勝てないのか。多少日本で問題を起こす方もいらっしゃるようですが、日本の観光業や経済にとってはプラスこそあれ決してマイナスにはならないように思います。  反面、相変わらず日本から中国への渡航の“2週間ビザ不要”の待遇が復活されません。仕事では申請をすれば正式なビザが取れますが、

          雲南日本商工会通信2023年10月号「会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2023年10月号「定例会開催のお知らせ」

           2023年10月27日(金)に、定例総会を行います。場所、時間等未定ですが、出欠のご回答は事務局君塚までよろしくお願いいたします。 <定例総会日程> 日時:2023年10月27日(金) 場所:未定 会費:50元 ★出欠メールを確認後、こちらからご返信いたします。一両日中に返信がない場合は、こちらに出欠メールが届いていないことが考えられるので、お手数ですが電話・WeChat・SMSなどで再度ご連絡ください。 ★期日までに回答がない場合は欠席とみなします。(ご回答がない

          雲南日本商工会通信2023年10月号「定例会開催のお知らせ」

          雲南日本商工会通信2023年10月号「編集後記」

           今から8年ぐらい前によく食べに行った昆明のピザレストランでの話。いつものように店主の中国人夫婦とおしゃべりをしていると、子供が小学校から帰ってきました。  「この人、日本人でしょ? 日本人は悪人だって先生が言ってたよ」  その言葉に夫婦は驚き、正論を言って子供をたしなめたあと、私に無礼を詫びました。それを見て、私は当時流行していた「抗日神劇」を思い出しました。  今でも一部で観られている「抗日神劇」は、悪事を繰り替えす極悪日本軍を、中国人ヒーローが完膚なきまで打ち倒す「政治

          雲南日本商工会通信2023年10月号「編集後記」

          雲南日本商工会通信2023年9月号「副会長の挨拶」

           世界が三年のコロナの喪に伏し、やっと晴れたかなと思えば、戦争、謀殺、物価上昇、不景気、不動産下落と先行き不透明、混沌という感じですね。  それでも生存と繁殖という生物の大原則に従って、人間も「喰う、寝る、ヤル」をモチベーションとしながら、様々な複雑な活動を、合理的(そう)な神話を紡ぎながら展開しています。  「喰うとヤル」については、研究がある程度進んでいるようですが、「寝る」についてはなかなか未知の部分が多いブラックボックスのようです。微生物以外に、休息、睡眠しないも

          雲南日本商工会通信2023年9月号「副会長の挨拶」

          雲南日本商工会通信2023年9月号「編集後記」

           仕事でそれなりに輝いている日本人は、誰しも2~3年の「がむしゃらの時期」をくぐり抜けている気がします。  大学受験のときも必死で頑張るものですが、受験は「自分事」なので、やりたくなければやめれば済みます。しかし仕事の場合、「責任」が課せられている以上、途中で放棄することができません。  「やりたくないのに、歯を食いしばってやり遂げる、あるいは失敗する」ことで一皮むける瞬間があり、それが後の仕事に活かされるというわけです。  中国でも、北上広深のような一級都市で働く人なら、同

          雲南日本商工会通信2023年9月号「編集後記」