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キリスト教関連

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#キリスト教

聖書の神学的年表

SandCake
1年前
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クリスマス(制定の歴史とキリストの実際の誕生時期の推定)

◆クリスマス制定の歴史 ローマ帝国におけるミトラス教の太陽神ミトラスの誕生日は冬至の12月…

SandCake
1年前
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新約聖書『第一コリント書簡』 意訳と概要

第一章  使徒パウロとソステネスから。コリントの教会へ。また全てのキリスト者へ。イエス・…

SandCake
1年前
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聖書の世界観に関連する聖句と考察

※ここでは聖書の中の世界観はどのようなものかを知る為の聖句集とその解釈を提供します。引用…

SandCake
2年前
1

なぜ世界に悪が存在するのか:アウグスティヌスの答え

神は残酷なのだろうか。神が神聖ならばなぜ悪はこの世に存在し、神はその悪を取り除かないのか…

SandCake
2年前
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自分用(生きるためのメモ)

私の解釈はたぶん間違っている。整合性を取ろうとして考えた思考実験の数々に過ぎない。私は己…

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3年前
2

霊、生命の木についての考察

交通などのインフラや、インターネットや、生物進化など、可塑性により発達してきたものは効率の悪い複雑さが内部に残り続ける。それは既存のシステムの上に付け足す(もしくは削る)ような形で新たなシステムが組み上げられていくからである。それを一から最適化するにはリセットが必要で、リセットは絶滅と再設計を意味する。 人間が知能を発達させてきたのは、遺伝的な可塑性によって形成されたシステム上の効率の悪さを再設計する必要が生き残るために必要だったからかも知れない。少なくとも、知能は、これま

『ヨナ書』考察

ヨナは"鳩"という意味だが、これは聖霊を暗示しているのだろうか。前半のヨナ自身はキリストだ…

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3年前
1

隣人を愛するとは

申命記6:5には「あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くしてあなたの神を愛すること」と記…

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3年前
3

聖書と同性の性行為についての考察

◆創世記2章 エバの創造について アダム(人)は両性具有だったのか。 男・女という名称は…

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3年前
6

ローマ12:9-16 愛は偽善ではない

逐語訳 9 その 愛は 演技ではない. 憎み退ける者たちは その 邪悪なを, 膠着される者…

SandCake
3年前
5

キリスト教的実在論(中東と東アジアの呼応)

※中東と東アジアの宗教対立はいかにして和合されるのか。ここに最近の研究の成果を書き留める…

SandCake
3年前
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『コリント人への第二の手紙』の要約

概要 パウロが第三回宣教旅行中、コリント人への第一の手紙の返信として、マケドニアからコリ…

SandCake
3年前
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『コリント人への第一の手紙』の要約

概要 パウロが第三回宣教旅行中エフェソスでコリント教会へ向けて書いた手紙。55/56年。 第一章 パウロとソステネスからコリント教会への手紙。全てのキリスト者へ向けて書かれているので諸教会への公開文書だろう。パウロが口述したものをソステネスが筆記したのかもしれない。クロエーの家の者による報告によれば、コリント教会では分派争いが生じていた。そこでパウロが愛によって一致するよう呼びかけるのがこの手紙の主題である。そこでパウロは何度も人間を誇らず神を誇るよう訴える。まず、人々にと