日本のフェミニズムと共同体主義(ファルス論より)
ジャック・ラカンのファルス論は、ペニスをファルスのメタファーとするが、似たような構造は遺伝子構造の中にも見られる。すなわち、女性のXX染色体、男性のXY染色体。
これをジャック・ラカン的に言い直すと、Yがファルスに相当し、男児は社会(父)にY(ファルス)を去勢されるゆえにY(ファルス)を羨望する。女児はY(ファルス)を生まれつき持たないゆえにY(ファルス)を羨望する。男女共にファルスを欲している。そこで、女性は自ら全体をファルスに仮装(化粧)することで男性の欲望の対象になろ