見出し画像

「自分の興味・専門分野以外」も、軽くでいいから知っておくことが必要だと実感した話

先日、湘南在住の知人に江の島案内をしてもらった。江の島といえば、湘南の海はもちろん、「江の島神社」が有名スポットだ。そして、神社の先には展望台や洞窟まで続く観光コースがあり、その順路に沿って歩く観光客で賑わっている。

しかし!実は、江の島神社のすぐ隣に、他の神社があったのだ!私は今回初めてその存在を知って驚いた(江の島へは子供の頃から100回以上行っているのに、、神様ごめんなさい。。)

ここに在るのに、誰にも「見えていない」・・。

その神社は「勝運の神:児玉神社」という。日露戦争全体の指揮をとり勝利へ導いた、哲学的な思想で人望の厚い「児玉源太郎命」さんが祭られている。(私には知識が無いし、宗教関連のため詳細は割愛する)

画像1

その神社、かなり古くからあるのだが、お金が無くて改築できない状況なのだという。理由は、単純に、お客さん(参拝者)が来ないからである。なんと競売にもかけられているらしい。

しかし、すぐ横にある「江の島神社」は大盛況なのだ。

児玉神社を初めて見た、イチ部外者の意見を述べると・・・
一応看板は出しているが、全く目立たない。
そもそも、隣の江の島神社の知名度が高すぎるというのもあるが、しかし、だからこそ、逆にそれを活用すればいいのではとも思う。歯がゆい。

失礼だが、知名度が弱い段階で呼び込むには、「観光客のニーズ」「参拝によるメリット」を汲んだ刺さるアピールが必要である。でも、唯一あった看板に描かれていたのは「神社名・児玉さん遺影、案内の矢印」であった。これでは、よほどの歴史マニアか、事前に調べて来訪した人以外へは、魅力など伝わらない。

うーむ、、と思いながら看板を見つめる私の隣を、コーラ片手に江の島神社へ向かう10代の男の子がすれ違った。

そして発した言葉。「この人、社会の教科書の伊藤博文に似てねえ?」。以上、終了。(でも、数分その場に立ち止まって通行人観察していた私にとっては、それでも「反応してくれただけマシ」なレアさだった。)

私はもちろん、この神社が気になったので参拝してきた。とても良い神社だった。禰宣さんも真心溢れる方で、感動した。信心深い顧客の方々もいた。しかし、、人影は大変まばらで、閑散としていた。

専門領域だけ極めてもダメな時代

ここで感じたのは「専門領域だけ極めても、現代社会では難しい」ということだ。例えば、この神社は、マーケティング知見のある「誰か」がプロデュースしてくれれば大化けする可能性を秘めている。本当にもったいない。

でも、その「誰か」つまり、「私の本当の魅力」を見つけ、引き上げてくれる「白馬の王子様」を待ち続ける、、、というのも違うだろう。現代においては、自分で自分をプロデュースできるようにならなければならない。

つまり、「自分の専門領域だけ」をどれだけ磨いても、「魅力的に伝える手法」がなければ成立しないということだ。逆に、中身が薄くったって「手法」だけで勝ち取っている人もいるほどの世界なのだから。

とすると、専門領域以外の知識がとても重要になってくる。特にどの分野においても必要なのは「マーケティング」「プレゼンテーション」なんだなあと感じた。
ちなみに、今回の件については、もし私がいちマーケターとしてお力になれることがあるなら、全力で応援させて頂きたいと思っている。

まとめ(他分野の知識も持とう!)

もちろん深く追究すべきは「自分の専門領域」だが、「他分野」も知っておく必要性を強く感じた出来事であった。

知識があれば、その何かに引っかかって、それを掘り下げていくと改善できる。でも、何も無ければ手がかりもなく悩むだけ。途方に暮れてしまう。
だから、広く浅く興味を持ち、少しずつかじっておこうと改めて感じたし、必ず効果はあるから、皆さまへもおすすすめしたいと思う。

この記事が参加している募集

自己紹介

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?