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とことこエッセイ

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とことこ の 目を通して思ったこと、考えたこと、ドジな失敗…日常を書いています
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#エッセイ

鏡

人の目を通して映る心の鏡の中の自分は、他人からどんなふうに見えているのだろう。
心の鏡に映る自分は、他人の良いところ、悪いところがハッキリ分かる。
しかし、自分は自分自身を正確に把握できていない。

『あの人のこういうところが嫌なんだよな』
『この人は理解していない部分があるんだよな』

そう感じることがある。
でも、それは自分目線で物事を見ているからに他ならない。

自分自身にも良いところと悪い

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娘よ、お誕生日おめでとう🎉

娘よ、お誕生日おめでとう🎉

年一回くるお誕生日。
今日は娘の誕生日なのだ。
21歳…長かったようで短いようで感慨深い。
毎年思い出す、
21年前の出産前のドタバタ劇。

出産前日午後5時ごろ、みぞおちあたりに風船がぷぅっと膨れてくる感覚があった。
これは一日前から時々あるなと感じていたが、お腹の中で娘が動いているのだと思っていた。
今から思うと、もう陣痛が微妙に始まっていたんだなと…

やけにその風船が膨らんでくる感覚が何十

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怒りの暴走

怒りの暴走

ショッピングモールのスポーツ専門売り場で母親の怒鳴る声がした。
どうしたのだろうとそちらに目をやると、子供がスポーツシューズを試着していた。
「これでいいの? 分からないんじゃ始められないよ! やらなくていいんだね!」
と、ものすごい剣幕で子供に怒っていた。
多少ならずとも私にも子育ての経験があるので、母親の気持ちが分かる。
分かるのだけれども…

そこは敷地の広いショッピングモールなだけに、歩く

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大地震で気づいたこと

大地震で気づいたこと

今年の初め…大地震があった。
地震は時と場所を選ばない。
なぜ、1月1日のお正月なんだ…
家族が集い楽しい時間を過ごすこの日に。

そんなことを考えていたら、あの大地震のことを思い出した。
2011年3月11日 14:46ごろ
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きた日。

私は、保育園の給食室で働いていた。
お昼が終わって子供たちが食べ終わった食器類を片付け終わろうという時だった。
グラッと

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2023年お疲れ様でした!

2023年お疲れ様でした!

今年も残すところあと5日ですね!
今年も時が過ぎるのは早かった…
「アレもやりたい」「コレもやりたい」
寝る間も惜しんでとまではしませんでしたが、時間が足りない。
仕事も忙しい、家事もある。
そんな中、合間を縫って執筆活動をしている。

もっと効率の良い仕事ができないものだろうか?

私はある時、“ふっ”と 言葉が浮かぶ。
この言葉をメモしておいて、あとからショートストーリーやエッセイなどに肉付け

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世のお母さん、お父さんお疲れ様です

世のお母さん、お父さんお疲れ様です

12月という月は本当に忙しい…
皆様お疲れ様です♪

仕事でも家庭でもせわしないこの時期、体調など崩していませんか?

私は崩しました…
どうも12月のこの時期は、私にとって一年の疲れがドーっと出る月らしく、ここ3年くらい腰が痛くなるのです。
今年も『あっ、キタ!』と思ったら、もう立つのも座るのも一苦労なんです。
今年はまだ良い方なのですが、去年の腰痛はひどかった…です。

どうにもこうにも、椅子

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不思議なご縁

不思議なご縁

私は、十数年以上前から今の職場で働いている。
その職場に、私の家族と繋がっている人がいた。
つい数年前の出来事だった。

事の発端は、私が家族の話をしていた時のこと。
「私には9つ離れた姉と7つ離れた兄がいて、私が生まれる4年前に流産してしまった子がいたんですって。もし、その子が生まれていたら私は生まれていなかったかもしれないんです」
「そういうのって誰かが欠けていたりしたら、自分という存在が本当

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数字

数字

昔から数字を求められる。

良い学校…良い大学…良い就職で必ず成績を求められる。

会社に入ったら入ったで営業の売上を求められる。

年老いれば健康促進のため歩きましょうと歩数を求められる。

私は、数字を求められるのが苦手。
結果が全てというけれど…

今流行りのアレやコレ。
今売れている映画、本、お菓子、グッズなど私の興味は少し薄れてきている。

今の風潮はこうだから、これに乗らなきゃおいてい

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笑顔のギブ アンド テイク

笑顔のギブ アンド テイク

先日、親戚の法事に出席した。
そのお食事会の時、母は孫やひ孫たちにおもちゃを買ってあげようと声をかけたら、みんな大喜びしてレジ脇のおもちゃコーナーに突進した。

「こんな時しか孫孝行できないから」
確かに母は、孫やひ孫たちと頻繁に会えるわけではない。
でも、私にはモノで釣るようなことはしなくて良いのではないか? とも思ってしまう。

そういえば私の娘にもそうしてあげていた。
私は、「いらないよ〜 

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軌道修正

軌道修正

16歳…高校一年生の時。
私は不思議なおじさんと出会った。

当時のクラスメイトから
「不思議な力を持つ人の所へ行ってみない? カメラ屋のおじさんなんだけど…」と誘われた。
まだ高校に入学してから間もなく、そんなに親しい友達ではなかったのだが誘いを受けた。
私は人と付き合うまでに時間がかかる方なのだが、その時は割とすんなり「行く」ということを決めたのだった。

千葉駅東口を降りて左手の方へ行き、ガ

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ちっぽけなわたし

ちっぽけなわたし

人間一人はちっぽけな者。
そのちっぽけが大勢集まると善であろうと悪であろうと多数派になれば、それが常識になっていく。

世の中汚いものが多すぎる。
人間の欲、優劣、傲り、依存、支配、暴力…
なぜ人は人の上に立ちたがるのか。
目に見えるものだけしか見えていない…悲しい人だ。
そういった人たちを見ていると、こちらまで汚されているようで気分が悪くなる。

大半の人は善人だ。
悪人は一握りしかいないだろう

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見送り、そしてこれから…

見送り、そしてこれから…

ここ二ヶ月で娘と友人の二人を海外へ見送った。
彼女たちは、若い。そして、行動する力を持っている。
彼女たちの顔は、不安よりも希望に溢れんばかりの表情をしていた。
大人の心配などどこ吹く風。
見送る側は不安でしかたがない。
その相反する感情が混ざり合う成田空港。

私にも若い時はあった。
海外へ留学をしてみたい。
ワーキングホリデイをしてみたい。
移住してみたい。
たくさん夢を抱いて過ごしていた。

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卵が嫌い

卵が嫌い

別にアレルギーがあったとかではなく、昔から卵が嫌いだった。
どうして卵が嫌いだったのかわからないけど、記憶にあるのはゆで卵の白身が喉につっかえたことで嫌いになったんだろうと推測する。

自分から好んでは食べない。単体で食べることができない。
給食やお弁当に入っていて仕方がなく食べるというかんじだ。
味わうもへったくれもない。
完全栄養食なんだろうけどそんなの気にしちゃいない。

みんなは毎日のよう

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“キャラメル”がちょうどいい

“キャラメル”がちょうどいい

自分の中でノーベル賞級的なことを発見した。

これまでに至る経験したことを一から説明していこう。

【イラン流 紅茶の飲み方】
私はイランに半年くらいホームステイをしていたことがある。
イランでお茶といえば、紅茶。
お客様が来た時、リラックスタイムの時、何かにつけて飲むのは温かい紅茶だ。
イランでは「チャイ」と言う。
ティーポットに茶葉とたっぷりのお湯を注ぎ一分蒸らす。
小さい透明なグラスに注ぎ、

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