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山下清展へ

母と一緒に実家から新宿へ。

SOMPO美術館で開催中の山下清展へ行ってきました。

山下清については数年前に確か日曜美術館で見て知っていて、すごいなぁと思った程度の記憶しかなく。

母も誘って行きましたが、実は母娘共々それほど期待はしてなかったです。
暑い中出かけるの、どうしようかなぁ🤔と躊躇ったのですが、行って大正解でした。

彼はサヴァン症候群で見たものを忘れないらしく。彼のドラマや映画の中で旅先でスケッチしているシーンが結構あるらしいのですが、実はスケッチはほとんどせず、帰ってから作品に取り組むタイプだったとか。

今回のポスターにもなっている『長岡の花火』


実は恥ずかしながら、私は氏が貼絵の大家だった事をよく存じませんでした。
日曜美術館で見た時、間違いなく彼の貼絵制作について触れていたはずなんですけどね💦 素敵な絵を描く画家さんだなぁとしか思っていませんでした。

この花火の作品も本当に細かい貼絵なのです。
実物見ないと多分あまりわからないとは思うのですが…
紙を細かくこよりにしているんです。

素敵な絵を見ると「わ〜い❣️」と近寄っていく私ですが、氏の作品はなんだか凄すぎて後退りしてしまうほど。

この作品の所に書かれていた

みんなが爆弾なんかつくらないで
きれいな花火ばかりを作っていたら
きっと戦争なんて
起きなかったんだな

山下清談

には涙が出てきました。

彼はアメリカの『LIFE』に天才少年として取り上げられたこともあり、かなり早い時期から世間に注目されていたようです。
ゴッホについて同情的だった談話もありました。

写真がないので紹介できませんが、ヨーロッパを巡行して取り組んだ様々な作品も本当に緻密で後退りするものばかりでした。

もう一度会期中に行っても良いと思っています。

ポストカードも売っていましたが、この震えるくらいの緻密さは伝わらず、単なる綺麗なポストカードなのが残念で今回は購入しませんでした。

氏は生きていれば百歳、母と20歳くらいの歳の差で。
母が佐渡にいた子供時代に来島したらしく。
どうやらポストカードを買ってサインをしてもらった事があるそうなのですが😲とうに何処かへやってしまったそうで。無理もありませんが。

一つ一つ一生懸命サインしてたわよ
との事でした。
会ったことのない氏の姿がなんだか目に浮かびました。

展示会場にシール状になって貼られていたプリント








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