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嘉義の鶏肉飯で昔を知る

今回の台湾旅行で、初めて嘉義へも行きました。

嘉義のホストに何食べたい?とLINEで聞かれ、迷わず

鶏肉飯(ジーロウファン)!

と即レスした私。

まぁ…有名なので。
食い意地の張っている私は取り敢えず食べてみたいな、と。

そしたらこれまた即レスで

じゃ、嘉義で一番美味しい鶏肉飯屋さんに連れてってあげるね!

との事で大喜び。ありがたい事です。

当日夕方嘉義駅に着き、荷物を家に下ろした後、直ぐに出かける事に。
ヘルメットを渡され原付バイクの後ろに乗るのなんて、かれこれ二十数年ぶりです。

映画「KANO」の知る人ぞ知る銅像を通過


1月でしたが20度以上あり、身体を通り抜ける風が心地よかったです。

辿り着いたお店はこちら

生まれも育ちの嘉義であるホストご夫妻一押しのお店とあって、ワクワク。地元感ありまくりのお店でした。

お店の壁にかかっていました


待望の鶏肉飯です!

あまり冴えない写真でごめんなさい🙏 55元

鶏肉飯、と聞くと…普通にニワトリのお肉だと思いますよね。
嘉義の鶏肉飯は七面鳥なのです。

その昔、嘉義には米軍基地があり、彼らアメリカ人の食生活の為に七面鳥を育てる事になったらしいです。
当時の人々は日常的に鶏肉を食べられるほど豊かではなく。七面鳥は大きく育ち、栄養価も高い為、自分たちの食生活にも取り入れる事を考えたようです。
七面鳥の肉は鶏肉より硬いので、美味しく食べられるよう、裂いた肉をご飯の上にのせる形になったとか。
※諸説あるかもしれません

何か検索したら出てくるかな、と「米軍基地、嘉義」で検索しても日本語の記事はあまりピンとくるものがヒットしませんでしたが
「美國(=アメリカ) 嘉義」で検索するとこんな写真が。

七十年位前に米国軍の爆撃を受けた嘉義市の写真です。
全くこんな事実は存じませんでした。

…と、話がなんだか重たくなってしまいましたが

さてさて肝心の鶏肉飯のお味は…

もちろん
美味しかったです😻

上にかかっているタレが絶妙ですね。
お肉もニワトリ肉より濃く、力強い感じ、でしょうか。

気がつくと、ホスト夫妻が他にも色々頼んでくださってました。

紅燒豆腐

醤油やオイスターソースなどを使った、定番料理。汁だくで飽きのこない一品でした。

燙青菜

この日の青菜は 龍髭菜。

後で知りましたが、これはハヤトウリの蔓と葉の部分だそうです。
今回、色んなお店で炒め物を頂きました。日本では多分瓜の部分しか食べないですよね。
とっても美味しいので、自分でも佐渡で栽培してみたいな、と思いました。

蒜泥 虱目魚肚

台湾語でサバヒーと呼ばれるこちらのお魚。
甘じょっぱい味つけでした。ワサビと食べると味変します。
アクセントの生姜が効いてました。

結構お腹いっぱい…と思ったのですが

次のお店行くから

と言われ、お店を後にしました。

その後も何軒も食べ歩き、嘉義の夜は長かったです😎

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