サマンサ

このnoteは架空鉄道に関する一人語りです。 基本的に誰とも架空鉄道に関する交流はしま…

サマンサ

このnoteは架空鉄道に関する一人語りです。 基本的に誰とも架空鉄道に関する交流はしません。すべて自分の中で完結していますのでいかなる干渉もお断りします。 最新の架空鉄道:彦島電鉄→https://samantha30003.web.fc2.com/ 今後→川崎LRV

最近の記事

架空鉄道で最も不要なのは車両である

 俺自身はタイトルのようなことはまったく考えていませんが、架空鉄道において必要なものの優先順位をつけるとしたとき、車両ってかなり低いんじゃないかなと考えています  架空鉄道のサイトにおいて一番目立つのは企業公式サイトですが、実在鉄道会社の公式サイトにおいて車両の案内というのは添え物以上の存在ではありません。フラッグシップトレインならまあ、こんな素晴らしい車両ですみたいな特設ページはありますが、一般通勤電車を詳細に紹介するページというのはあまりありません。そりゃあそうだ。利用者

    • そこにクルマがあればいい

       手持ちの鉄コレで、半端な2両がありました。クハ205とクハ207です  当然これだけでは編成として成立しませんので、これを架空鉄道の車両にしたいなと考えます。クハ207+クハ205の2両つなぎで、どちらかの車両を電装するという設定でいいでしょう。しかし2両しかない207系の先頭車をなぜ譲受するのか? そこは考えたいところですよね  とりあえず「ラッシュ時に増結車両をつなぐことを想定」というのはどうでしょう。  『鉄道に関する技術上の基準を定める省令の解釈基準』の第75条には

      • 考えたら負けです

         俺は自分の考える架空鉄道では「なるべく自分の感性を排除する」ことを第一義としています。なぜなら、俺はその世界にいない、つまり俺の考えが入る余地などその世界にはないためです    では車両を作る際に俺はどうしているのかというと、まず路線全体のイメージと場所を決めます。こうすることでどんな曲線半径、勾配、許容軸重などが決まってきますので、車両の骨格が自然と決まります。そしてその土地の歴史を考えれば、どんな銀行・企業と取引があるかもおおむね決まってきます。こと日本においては企業

        • デザインとは「問題の解決法」

           架空鉄道の世界を構築する際、いろいろとデザインしなくてはなりません。俺はデザインとは「問題の解決法」と定義しており、あるものを動かす際に発生する様々な問題をどう解決していくか、これを考えることを「デザイン」としています  たとえば川崎LRTでは「電車に乗るまでのバリア」という問題をLRTで解決しています。目的地から駅までの階段・段差をいかに少なくし、体力のない人でも気軽に電車に乗れることが移動の円滑化につながるわけですから、そこに立ちはだかる障害を解決するのが「問題の解決」

        架空鉄道で最も不要なのは車両である

          聖域…趣味を他人と共有したくない

           人生やってると、しんどい時っていろいろあると思います。お金という対価をもらっている以上仕事においてはある程度のしんどさは受け入れざるを得ないかなと思いますが、趣味においてしんどさを受け入れると「なんで俺は趣味でこんなしんどい思いしてるんだろ」という気持ちになってその趣味自体が嫌になってしまうこともあります  悪意があって俺の趣味にケチをつけるのはまだいいんです。なぜなら悪意を表明している以上俺はこの人の期待に応える必要がないとはっきりわかりますから。俺を嫌うのはその人の自由

          聖域…趣味を他人と共有したくない

          ビジュアルの説得力

           川崎LRTは新川崎と塩浜・東扇島を結ぶ路面電車という設定ですが、新川崎から先も日吉まで伸ばしたいな~というスケベ心がある設定です  とはいえ経営主体が川崎市の路面電車が横浜市の日吉に延長できるかというとまあ…色々面倒だよねってことで将来への含みを残しつつも当面は新川崎駅までの暫定開業という形をとっています  で、幸町方面から新川崎を通って日吉に抜けるとなるとJR南武線と品鶴線の路線をまたがなくてはなりません。まさかこのご時世に平面交差なんて許されませんので、高架か地下でまた

          ビジュアルの説得力

          ビジュアルができてくるとクリアになる

           川崎LRTは川崎の中心部と東扇島の工業地帯を結ぶ路線です。なので池上新田から先は神奈川臨海鉄道水江線に直通し、東扇島を目指します  この区間は複線になっており、LRVのほかに川崎貨物駅に発着する貨物列車も運行されます。架線は張っていないのでJR貨物のHD300形式が川崎貨物ターミナルと東扇島のコンテナターミナルの間をピストン輸送しているわけです。HD300形式は平坦線なら1300tを10km/hで引き出せますが、さすがに途中最大12.5‰がある水江線では600t程度の牽引に

          ビジュアルができてくるとクリアになる

          車種が少ないから

           川崎LRTは2023年開業。そのため車種は量産先行車の01形と量産型の03形の2形式しかありません。俺自身、架鉄の楽しみを車両に見出している立場なので、車種が少ないというのはちょっと寂しく感じます。いやもちろん、車種なんて少なければ少ないほどいいんですよ? でもいい悪いと好き嫌いは別問題で、趣味的にはやっぱり車種が欲しい  そこでサマンサ考えた。車種が増やせなくてもカラーバリエーションを増やせばよいのではなくて?  てーことで、1969年に川崎の街から消えた市電が54年ぶ

          車種が少ないから

          結局こんな感じに

           川崎LRT『HyKaLi』の00形救援車は結局こんな感じに  もともとは水素でちゃんと電車動くのかよ、ということを確認するための確認試験車として登場。とりあえず水素なんていう物騒なもんを積んで試験走行するので、運転台と機器室は分かれた構造となっている。とはいえ間に挟まるのはt2.4の鉄板2枚だけなんだけど  走行機器はどこぞの鉄道会社からちょっぱってきたNK-11台車。かつては山陽電気軌道の700番台なんかが履いていたと記憶してますがまあ、そんなありふれた日車製の台車です。

          結局こんな感じに

          車種を増やしたいんだよなあ…

           川崎LRTは開業時期を2022~2023年くらいに考えています  そうなると2024年現在だと開業1~2年といったところ。であれば車種は1種類でしょうね。もちろん車種は少なければ少ないほどいいに決まってます。JR東海がN700系シリーズで怒涛の車種統一をかましているのもそれが効率的に最強でんでんだからです  でも、趣味な目線で見ると車種が少ないって寂しいんですよ。特に俺の架空鉄道は車両にウエイトが極端に偏りますから、そこで1車種しかないって寂しいにもほどがあるんです。これ

          車種を増やしたいんだよなあ…

          どうやっても自分の好みって混ざるわ

           川崎LRT、車両のスタイルがなかなか決まらん  いや、水素を燃料に電気作って走らせるってのは決まってるし、車両は新潟トランシスのブレーメン型を入れるのも決まってる。だからそこはいいんだ。だけど正面のスタイルが決まらんのだ  第1案はできるだけ自分の感性を殺して手堅い流線型でまとめていったんだけど、オーバーハングが大きすぎた。ブレーメン型はそうでなくてもオーバーハングが大きくなるので先頭部分が長くなると慣性モーメントがとんでもないことになってカーブのたびに電車が左右にブルン

          どうやっても自分の好みって混ざるわ

          新架鉄始動

           新架鉄の川崎LRT、とりあえず頭の中でこねくり回していてもらちがあかないので、えいやっとモデリングすることにした  路線はこんな感じ(空想鉄道へリンク)。事業主体のひとつであるENEOSの水素を使う関係上、ENEOSの工場に線路が隣接しなくてはならないというルールをのぞいて基本的には川崎市がかつて運営していたトロリーバスの路線をトレスしてる。路線自体にはいささかの関心もないので、全線にわたって片側二車線の道路が敷設可能と確認できればそれでよし  事業主体は川崎市、ENEOS

          手つかずの架鉄

           架鉄をWebに公開し始めてから20余年、いまだ手を出していないのが蒸気機関車です。とにかく徹底的にあの手この手で蒸気機関車を歴史から排除するくらいに蒸気機関車を避けています  蒸気機関車が嫌いなわけではありません。むしろ機械としてはこれほど面白い題材はないくらいに思っていますが、これを架鉄の材料とするのはまずとにかく難しいんですよ。俺の手には負えません  何が難しいか  国鉄の機関車のスペックには確かに、たとえばC62形式なら12,058kgなんて書いてありますから、なるほ

          手つかずの架鉄

          楽しさを共有するという難しさ

           架鉄において自分は他人との交流を断絶し、自分の前で自分の架鉄の話をすることすら拒否しています(無論閲覧は自由ですし、俺自身のリアクションを要求しない限りはどんなにけなそうが自由です)。この考えに至るまでずいぶん逡巡がありましたが、結果として彦島電鉄は、これまでつくった架空鉄道のなかで最も満足度が高いものになりました  100%自分の思うままに作ることがこんなに楽しいのか、と思う反面、俺は他人と楽しさを共有するということが架鉄においては無理だ、ということがよくわかりました

          楽しさを共有するという難しさ

          架鉄ネタメモ書き

          国鉄水江線 概要 路線はこんな感じ https://ku-tetsu.net/301081.html 要は国鉄の孤立路線をやってみたいなと思ったので考えてみました。例によって俺は車両にしか興味がないので、歴史とか沿革は一切設定しません。路線成立の流れとしては以下の感じかな 最小曲線半径はR=160、最急勾配は貨物列車も走るので10‰。列車は2両つなぎで40mしかないけど、貨物列車が行きかいできるよう320mの有効長を交換可能な水江駅には取っておきたいところ。最高速度は65

          架鉄ネタメモ書き

          架空鉄道と車両メーカーとの関係

          かつては武庫川車両や西武所沢工場のように、自社の車両を自分の系列会社で製造するということもありましたが、現在では鉄道会社が車両メーカーに発注するというのがまあ、標準だと思います で、車両メーカーに発注する場合なんですがいくつかのパターンがあります ひとつは、特定の車両メーカーと長い付き合いがあるケースですね。たとえば名古屋鉄道はすべての車両を日本車両製造に発注しています。日車も日車で名鉄のために低床のLRVをつくるなど、かなりの無茶振りにこたえています。長年の信頼関係がなせる

          架空鉄道と車両メーカーとの関係