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坂道シリーズの歌詞考察

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乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、日向坂46、櫻坂46の歌詞考察です。
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2021年5月の記事一覧

秋元康らしさを言語化したい

秋元康らしさを言語化したい

秋元康らしさを言語化したい。
なぜなら、自分自身が秋元先生の考え方、それに付随して歌詞がめちゃくちゃ好きだから。
何度も救われてきたから。

一言で、秋元康らしさを言語化すると「そのオールマイティさ」だと思う。
ヒロアカでいうところのオールマイトのように何でもできる、自分にとってはNo.1ヒーローだ。

そのオールマイティさを更に詳しく言語化してみると、まず「時代を読む力が凄い」点を挙げる。
この

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【櫻坂46】Nobody's faultの歌詞がめちゃくちゃニーチェ哲学な件

【櫻坂46】Nobody's faultの歌詞がめちゃくちゃニーチェ哲学な件

櫻坂46の1stシングル表題曲である「Nobody's fault」の歌詞が言っているのは「強く生きる」にはどうすればいいのか、である。

そこで秋元康が用いているのが「ニーチェ哲学」だ。
ニーチェ哲学とは、ニーチェの有名な言葉で「神は死んだ」とあるように「宗教」というみんなで信じていた物語が世間から受け入れられなくなった時代に出てきて、価値観の飴を割り箸でグルグルと回されるように、飴が固まってい

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もう今さら違う自分になれるわけないじゃない?【櫻坂46 BAN 歌詞考察】

もう今さら違う自分になれるわけないじゃない?【櫻坂46 BAN 歌詞考察】

タイトルは櫻坂46の2ndシングル「BAN」の歌詞だが、この歌詞がこれからの櫻坂46を形成していく上で大事なキーワードを内包していると感じた。

そのキーワードとは「開き直り」だ。

欅坂46時代は中・高校生として社会への、大人への反抗心、青春時代特有の焦燥感、自己嫌悪について歌い、聴き手と同じように悩み寄り添う形で応援をする楽曲が多かった。そんな子ども的な反応的な「誰かのせいにしたい、でも...

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自由とは途中下車をできること【乃木坂46 日常 歌詞考察】

自由とは途中下車をできること【乃木坂46 日常 歌詞考察】

自由を勘違いしてる人が多い。
自由とは素晴らしいものであって万能なものではない。

自由=自分に幸せをもたらすものではない。
一度乗った電車を降りるか乗り続けるのかの選択肢を自分で選べることを自由という。

電車を降りた先が望むところだとは限らない。

そこで、その選択を自由(外的要因、他人)のせいにしていてはいつまで経っても子ども(反応的)なままだ。
他人が用意したレールに乗ろうが自分が用意した

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