Photo by ki_nya 【短編小説】雲の上で飲むビール 5 京サリ 2022年9月2日 22:16 ¥100 男は気がつくと雲の上にいた。会社をクビになり、信じられないほどのやけ酒をしていたが、酒に溺れたおかげか雲の上に来たおかげかは定かではないが、幸いなことにそんな記憶は彼の頭からは消え去っていた。雲に乗っているというのにその水蒸気の塊は器用に男の体を支えていた。子供の頃夢見たようにふわふわしているわけでもなく、かと言って水蒸気ほどサラサラもしていない。そこは涼しい風の吹く暖かな場所だった。雲の端に行ってみると足元には砂粒ほどの大きさの町があった。上から見下ろすのは気分がいい。この景色を見ながらビールでも飲みたいものだ。 ダウンロード copy ここから先は 436字 この記事のみ ¥ 100 期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に! 購入手続きへ メンバーシップ ¥ 1,000~ /月 毎日投稿されているnoteが読み放題になる部屋です。お話の作り方や発想方法もこそっとご紹介。 このメンバーシップの詳細 スタンダードプラン ¥1,000 / 月 最新の有料noteまで読み放題になります。 メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー限定掲示板を閲覧できます ログイン この記事が参加している募集 #眠れない夜に 70,005件 #ほろ酔い文学 6,066件 #小説 #短編小説 #ショートショート #夢 #眠れない夜に #ショートストーリー #ビール #お酒 #酒 #ほろ酔い文学 #金曜日 #グラス #華金 #炭酸 5 サポートしていただくとさらに物語が紡がれます。 記事をサポート