思考停止状態な人が多い理由とは?なぜと疑問を持つことの大切さ。
現代日本は、あらゆる出来事や情報が駆け巡っていますね。
しかし、それらに対し「なぜ?」と疑問を抱く人は少数だと思います。
さらに、そこから自分なりに考えて答えを出す人は、もっと少ないと感じます。
今回は、「なぜ?と疑問を持つことの大切さ」について、体験談を交え、お話していこうと思います。
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全ての物事には理由があるという考え方
ちょっと個人的な話になりますが、私スペインに留学した経験があるんです。
と言っても、よくイメージするような、キラキラした順風満帆な中で行った訳ではありません 笑
それまで日本での生きづらさを抱えていた私でしたが、一大決心して行ってきました😊
スペインでは、人々の気質や街並み、あらゆるマナーなど、現地での生活はどれも日本とは異なりましたが、
ひとつだけ決定的に違うことがありました。
それは…
「なぜなの?」とよく聞かれたことです。
(スペイン語では「Por qué(ポル ケ)?」と言います)
これは、ホームステイ先の家庭でも語学学校でも、何かする度・答える度に本当によく聞かれましたね。
それを象徴しているのが語学学校の授業でした。
あるテーマについて、質問を考える授業があり、的を射た質問を考えると「いい質問だね!」と先生が返してくれるものです。
この「いい質問だね!」は、ある種の誉め言葉でした。
ちなみに、そこに正しいか正しくないかという概念はなく、ただ単に個人の言うことを認めてくれる雰囲気がありました。
この授業の趣旨は、自ら疑問を抱いて、そのテーマの本質を見抜くような質問を自分の頭で考えること、なのだと思いました。
幸い、私自身少しでも疑問を持つタイプだったので、何とかやっていけましたが、日本では考えられない風潮に、当初は面を食らいましたね 笑
いかに日本では、自分の頭を使って考えないかを思い知らされました😅 笑
おそらく、スペインに限ったことだけではなく、海外にはそのような教育・文化があるのだと思います。
それは、自分はなぜそのように思ったのか、他人の考えを自分はどう思うのか、そこには全て、そのように至る理由があるという論理的な考え方です。
そして、それを自分の言葉で説明しなければならない。
日本のような論理的に根拠のない理由…
「みんながしてるから」「世間がそう言ってるから」という、漠然とした理由は通用しないのです。
おそらく、日本で何か質問をされると、上記のような回答をする人が多いのではないでしょうか。
しかし、日本がこうなってしまったことにも、理由があるのです…
日本の教育がすでに思考停止状態
では、なぜ日本人は自ら疑問を抱き、自分で考えることをしないのでしょうか。
答えは簡単ですね。
教育の中で、自ら疑問を抱き、自分なりに答えを見つけることを停止させられているからです。
つまり、自ら疑問を持つ・考えるという教育がされていないということです。
教師や多くの人が言うことが正解であり、それ以外のことを言うとダメだと批難されるような教育…
個人の意見は許されず、とりあえず”長い物に巻かれていればいい”という、同調性を強制するかのような風潮…
このような教育の中、疑問を持たない人が多いのは、ある意味仕方のないことだと思います。
決して、日本人だから疑問を持てないとか自分で考えられない訳ではなくて、そういう教育・文化の中で育っているからなんですよ。
ご存じのように、戦後の日本の教育は、テストでいい点数を取るためだけの暗記教育です。
これでは、自ら疑問を抱いて考えたりする能力を養えないのは当然ですよね。
思考停止状態を抜け出そう!
私は、スペインでのこの経験も価値観を変えるひとつのきっかけとなりました。
帰国後もできる限り、どんな事でも自分なりに考えるようにしようと思いましたね。今では習慣になっています😊
私は海外が良くて、日本はダメだと言っている訳ではありません。
日本でも戦前は海外のような教育が行われていたようです。
ただ、思考停止して自分で何も考えられないよりも、
積極的に自ら疑問を抱いて、自分なりに考えて答えを見つけた方が、生き方の選択肢がより広がると考えています。
「みんながしてるから」「世間がそう言ってるから」ではなく、あくまで、「自分がどう思うのか」が大切なのです。
実際、それに気づいた人は「なぜ?」と疑問を抱き、自分なりに考えて答えを見つけて、唯一無二の自分の生き方を確立していると思うのですよ。
これからは、精神や心・個性に価値を置く、新しい価値観の時代が訪れます。
魂の時代・風の時代とも呼ばれる新時代は、自分で考え、答えを見つけていく、そんな時代になります。
是非、今から自分で考える力を養っていきましょう😊
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