古都まとい

元フリーランスシナリオライター。 第6回ライト文芸大賞奨励賞 寄付月間✕note投稿企…

古都まとい

元フリーランスシナリオライター。 第6回ライト文芸大賞奨励賞 寄付月間✕note投稿企画#寄付してよかったこと優秀賞

マガジン

  • 2023年読んだ本まとめ

    2023年に読んだ本を月ごとにまとめています。 Kindle Unlimited対象作が中心。

記事一覧

仕事をしながら小説執筆を続ける方法

 noteの更新、めちゃめちゃ久しぶり。  昨年の12月に更新して以来、今日までにあったことをざっくりとまとめると 離婚して、フリーランスやめて、派遣社員になって、公…

古都まとい
1か月前
26

12月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が12月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 121冊目『傲慢と善良』辻村深月 今年…

古都まとい
4か月前
20

11月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が11月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 111冊目『1984』ジョージ・オーウェル…

古都まとい
5か月前
18

今年の公募戦績と心の健康のためにスマホ断ちを決意した話。

 2023年、気合いのデジタルデトックス。  今年も残すところ1ヶ月と半分。  スーパーのハロウィンコーナーがいつの間にかクリスマスコーナーに様変わりしていて、時間の…

古都まとい
5か月前
21

10月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が10月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 97冊目『地図と拳』小川哲 直木賞受…

古都まとい
6か月前
13

9月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が9月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 84.85冊目『ギデオン 第九王家の騎士…

古都まとい
7か月前
14

8月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が8月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 73冊目『飢え渇く神の地』鴇澤 亜妃子…

古都まとい
8か月前
12

飲み会でコロナもらってきた夫VS絶対に家庭内感染を防ぎたい嫁の限界隔離日記

 コロナが5類になってからややしばらく経ちましたが、わたしは定期的に通院していることもあって、あいかわらず引きこもり&外出時マスクを続けていました。  夫は仕事の…

古都まとい
9か月前
8

7月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が7月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 69冊目『鈍色幻視行』恩田陸 なぜか勝…

古都まとい
9か月前
6

四大卒アラサー女が大学院へ進学したくなった話

 日々の仕事と、趣味の執筆と、資格試験の勉強に明け暮れているうちに7月になっていました。  先日、無印良品に行ったところ七夕の短冊コーナーがあり「お母さんと付き…

古都まとい
10か月前
28

アルファポリス「第6回ライト文芸大賞」で「奨励賞」を受賞しました!【受賞作のプロットの話など】

 午前中に抱えていた案件の納品を終え、昼ごはんの調達に行った夫の帰りを待つ間にスマホを開いてびっくり。  ちょっと待って……? わたしが受賞したってこと?  そ…

古都まとい
10か月前
17

6月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が6月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 58冊目『仇花とグランドフェイク 超常…

古都まとい
10か月前
9

働きながら大学に通った4年間を振り返る【2部進学を考えている人へ】

 高卒の夫はわたしに向かってよく言います。 「俺も家が金持ちだったら大学行きたかったな~」  そんな時わたしは黙って受け流すのですが、内心では「そんなに行きたか…

古都まとい
10か月前
12

積んでいる本をすべて書き出して事態の把握に努め、年内全消化を目標にする。

 実家では祖母を除き全員が本の虫だったため、どの部屋へ行っても当たり前のように未読の本が積まれていました。  お互いの本棚の中身や購入予定を把握していなくて、『…

古都まとい
11か月前
9

5月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が5月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 49~50冊目『死神を食べた少女 上・下…

古都まとい
11か月前
6

1次すら通過出来なかったノベル大賞の感想と反省

 短編新人賞に応募するために、前回略歴どう書いたんだっけとノベル大賞のページを見たら、1次2次の通過作品が発表されていました。  メールとかなんにも来てなかったの…

古都まとい
11か月前
5

仕事をしながら小説執筆を続ける方法

 noteの更新、めちゃめちゃ久しぶり。  昨年の12月に更新して以来、今日までにあったことをざっくりとまとめると 離婚して、フリーランスやめて、派遣社員になって、公募で最終選考に残りました。  こんな感じ。最終選考の結果発表が4月なので、ドキドキの毎日。4月から新しい派遣先に行くので、それもドキドキ。  そして現在は絶賛、連載中。集英社のマンガ原作賞に応募しています。  通勤中のバスでふっと思いつき、2日でプロット組んで猛然と書きはじめた中編。フリーランスを辞めて以来

12月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が12月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 121冊目『傲慢と善良』辻村深月 今年、人生初西尾維新を読了したんですが、西尾維新に引き続き「有名すぎて読む機会を逃した結果、読まず嫌いになった」辻村深月に初挑戦。この前本屋で見た時は「60万部突破!」って書いてたのに、わたしが買った時はもう「67万部突破!」だった。売れ方の速度が違うね。  メフィスト出身なんだから面白くないわけが

11月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が11月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 111冊目『1984』ジョージ・オーウェル 学生時代に英米文学史の講義ですこしだけ読んだ記憶あり。でも原文で読まされたので、ほぼ意味分かってない。  いや、ちゃんと日本語に翻訳されたもので読んだら面白いです。結末が良い意味で結局人間なんてこんなもんだよな、という感じがして好き。(映画にする時に勝手に結末変えて揉めたらしい) 112

今年の公募戦績と心の健康のためにスマホ断ちを決意した話。

 2023年、気合いのデジタルデトックス。  今年も残すところ1ヶ月と半分。  スーパーのハロウィンコーナーがいつの間にかクリスマスコーナーに様変わりしていて、時間の流れの早さに泣きそうになりました。  公募挑戦1年目の今年は、とにかく応募要項を見て書けそうなものをどんどん書いて応募していくスタンスで駆け抜けました。  年内にあと2つくらい応募したいなあと思っていたのですが、実はいま大スランプ中で小説が一文字も書けない。  そこに追い打ちをかけるように知人の入賞報告。大人

10月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が10月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 97冊目『地図と拳』小川哲 直木賞受賞が決まってすぐに買ったのに、今まで積みっぱなし。ボリュームがね……手をつけるまでちょっと躊躇しました。  読む人によって、誰を主人公と見るかだいぶ意見が分かれそう。わたしは細川かなと。序盤へろへろだった細川があんなに大きくなるなんて……と謎に親目線で読みました。 98冊目『盟約の少女騎士』陸秋

9月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が9月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 84.85冊目『ギデオン 第九王家の騎士 上下』タムシン ミュア 独特すぎる比喩表現(エアコンの風を受けて跳ねるカスタードクリーム等々)、多すぎる登場人物、そして延々と続く世界観説明と専門用語の数々。正直、上巻の半分読んだところで放り出したくなりました。  SFとファンタジーの融合はよかったものの、いまいちどちらにも振り切ってないのが

8月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が8月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 73冊目『飢え渇く神の地』鴇澤 亜妃子 神話からはじまり、宗教、考古学、ブロマンスと、とにかく要素が多かったのに綺麗にまとまっていました。  登場人物たちが意外なところで繋がっていたり、ちょっと難しいテーマを扱えるのは大人向けファンタジーならでは。 74冊目『薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々』十文字青 前日譚的なやつ。大人

飲み会でコロナもらってきた夫VS絶対に家庭内感染を防ぎたい嫁の限界隔離日記

 コロナが5類になってからややしばらく経ちましたが、わたしは定期的に通院していることもあって、あいかわらず引きこもり&外出時マスクを続けていました。  夫は仕事の付き合いとかなんとかで外食や飲みに行くことも増え、ノーマスクでの出社も当たり前になっていた頃……。  ついに夫がコロナに感染。原因はたぶん、発症5日前に行った飲み会。  自分がいくら自衛していても、家に持ち込まれたらどうしようもないなあと途方に暮れたものの、絶対に家庭内感染は防ぎたいと決意。(納期がやばくて仕事休

7月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が7月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 69冊目『鈍色幻視行』恩田陸 なぜか勝手に船上のクローズド・サークル的なやつを想像して読んだのですが、殺人は起こりませんでした。  レビューで「『夜果つるところ』を読ませるためだけに書かれたもの」という感想がありましたが、まさしくそう。旅行記とか好きな人は、これ単体で読んでも面白いのかしら……? 70冊目『夜果つるところ』恩田陸 耽

四大卒アラサー女が大学院へ進学したくなった話

 日々の仕事と、趣味の執筆と、資格試験の勉強に明け暮れているうちに7月になっていました。  先日、無印良品に行ったところ七夕の短冊コーナーがあり「お母さんと付き合えますように」と書かれた短冊を発見して、その日は短冊の内容が気になりすぎて夜しか眠れませんでした。(あえて無印良品の短冊に書く胆力よ)  実の母なのか、育ての母なのか、はたまたスナックのママ的なものなのか……。すごく整った字でしたが、実はただ子どもの願望を親が代筆しただけなのかもしれない。  常識的なことを言うと、

アルファポリス「第6回ライト文芸大賞」で「奨励賞」を受賞しました!【受賞作のプロットの話など】

 午前中に抱えていた案件の納品を終え、昼ごはんの調達に行った夫の帰りを待つ間にスマホを開いてびっくり。  ちょっと待って……? わたしが受賞したってこと?  そしてサイトを見て、さらにびっくり。1,800作品以上あるなかから一次通過の34作品に選ばれたという。  嘘でしょ? と困惑しながらも、じわじわと喜びを噛み締めること2時間。  ようやく落ち着いてきたので、手書きの汚いプロットを見ながらあれこれ書いてみようと思います。 あらすじとか作品のテーマみたいなやつ アルファ

6月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が6月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 58冊目『仇花とグランドフェイク 超常事件報告書』八方鈴斗 たまにこういうエンタメ色の強い、薄めの話が読みたくなるんですよね。斜線堂有紀の『詐欺師は天使の顔をして』を500倍くらいに希釈して、オカルト要素足したみたいな話でした。 59冊目『浜村渚の計算ノート』青柳碧人 舞台化?映画化?するみたいなニュースを見て、気になったので読んで

働きながら大学に通った4年間を振り返る【2部進学を考えている人へ】

 高卒の夫はわたしに向かってよく言います。 「俺も家が金持ちだったら大学行きたかったな~」  そんな時わたしは黙って受け流すのですが、内心では「そんなに行きたかったなら働いて行けばよかったじゃん!!」とふつふつ思っているのです。  なぜならわたし自身が、どうしても大学に行きたくて、勉強をしたくて、働きながら大学へ通うという選択をしたから。  就職を先延ばしにしたいとか、ただモラトリアムを満喫するためだけに大学へ行きたいという夫を、心のどこかで軽蔑しているんだと思います。自

積んでいる本をすべて書き出して事態の把握に努め、年内全消化を目標にする。

 実家では祖母を除き全員が本の虫だったため、どの部屋へ行っても当たり前のように未読の本が積まれていました。  お互いの本棚の中身や購入予定を把握していなくて、『ホームレス中学生』が3冊出てきたり、同じ日に別の本屋から『容疑者Xの献身』を買ってくるという事態にも見舞われる、本好きにとっては楽しい家でした。  そんな本の塚とも呼べる実家を出て結婚し、降りかかってきたのが夫の転勤問題。2年に1度のペースで引っ越しを強いられるため、手間や引っ越し代のことも考えて大量の蔵書を手放すこ

5月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が5月に読んだ本まとめ。  簡単な感想があったり、なかったりします。 49~50冊目『死神を食べた少女 上・下』七沢またり ネット小説発の戦争もの、軍記ものにハマってて、その流れで読みました。  最初から主人公陣営が負けると決まってて、主人公も決して英雄になりはしないと分かっている状態で始まる軍記ものけっこう好き。 51冊目『滅びの鐘』乾石智子 オーリエラントシリーズを全巻一気買いする前の前哨戦。  

1次すら通過出来なかったノベル大賞の感想と反省

 短編新人賞に応募するために、前回略歴どう書いたんだっけとノベル大賞のページを見たら、1次2次の通過作品が発表されていました。  メールとかなんにも来てなかったので通過してないことは予想出来ましたが、案外発表早いんだなっていう謎の驚き。  適当に感想とか、敗因とか、次の応募どうするかとかの話です。 これが1次落ちした小説のあらすじだよ! 応募時に書いたあらすじの初稿をそのまま載せます。興味ある方は読んで「へ~!これが1次落ちの作品か~!」と反面教師にしてください。  興味の