ソーシャルデザイニング研究所 人事コンサルタント 櫻井照士

「組織や人の天才性を引き出し、その価値を言語化する」 組織の風土改革、考課測定、能力…

ソーシャルデザイニング研究所 人事コンサルタント 櫻井照士

「組織や人の天才性を引き出し、その価値を言語化する」 組織の風土改革、考課測定、能力開発、採用戦略を主軸としたコンサルティングや研修の企画運営から講師まで。大学では非常勤講師やキャリア就職活動関係の講演活動が主軸です。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

出会ったことがない人。

私は今までの人生の中で能力がない人に出会ったことがありません。 24歳で人事、28歳の時に人事コンサルタントとして独立しました。この24年間で何万人と接し、何千人(万かもですね)と直接会話をしましたが、「能力がない人」に今まで一度も出会ったことがありません。 「自分のことをダメだ」と思い込んでいる人には多く出会いましたが、話終わる時には、必ずその人の能力が見つかります。そして僕は「こんな生き方もあるんだな」って学びを得ることができます。 ちなみにですが「自分のことをダメ

    • 高校時代の経験と大学時代の経験

      「私は高校時代の方が頑張っていたと思います。大学時代に頑張っていない私はダメですよね?」「高校時代のことをアピールしたいんですがダメですか」という相談を受けることがあります。「大学時代に頑張ってない」ここが非常に気になるところです。 ちなみにですが、学生時代と限定されていなければ、高校時代のことをアピールしてもいいのですが、それを書いたら書いたで今度は「じゃあ大学では何もしなかったんですか?」って聞かれると・・・みたいな心配が生まれると思うのです。 現在進行形で成長している

      • 採用プロモーション依存症候群

        母集団の形成が目的になっている会社ほど、多くの学生さんに集まってもらえるような企画を考えます。 結果的に多くの学生さんが集まってきても(代行企業さんにお金をたくさん払って)、それが実質母集団になることがないのに。(実質母集団とはその会社が求めるターゲットに属した学生さんという意味です) にも関わらず、無駄な労力をかけて実質母集団にならない可能性が高い対象者をひたすらフォローし続けて「仕事やった感」や「一生懸命感」で充実する。 時間の無駄なんですけどね、本当は。 でも、

        • 「なぜ弊社?」は無駄な質問

          「なぜ他社ではなく弊社なのですか?」って質問、学生さんからすりゃー「いや、内定いただけるなら、ぶっちゃけどっちでもいいです」って言いたい人がほとんどだと思います。でもそれを言ったら落ちるのわかってるから言わないだけです。 本気の第一志望は、憧れ的に決めた初動意識(小さい時になりたかった憧れの職業みたいな)だけではなく、就職活動を通じて心からここだ!って思えるところがそれです。 自社を本気の第一志望にしたいのであれば、会社説明会で話を聞いていただいたり、書類提出させて面接し

        マガジン

        • 学生さん向けマガジン
          17本
        • 採用、研修のご担当者様
          7本
        • プライベートな感じです
          2本

        記事

          志望動機

          志望動機ですが、多くの採用担当者の皆さんが「学生さんは企業研究が浅いんですよね、志望動機がよくないんです。」とおっしゃいます。 その時私が必ず質問するのは「深く研究できる情報を充分に提供されていますか?」です。これ、とても気になります。 会社説明会で福利厚生のみを声高々にお話しして、肝心の仕事内容は薄口とか。。。そりゃ志望動機も「福利厚生や教育研修が素晴らしく・・・」ってなりませんかね。

          蘭、お誕生日おめでとー

          僕の就職活動日記⑧

          そして、電話がなりました。(この頃は家電です。スマホはありません。) 「櫻井さん、最終面接に進んでいただきたいです。」 おお!おおおおお!何十社も祈られ続けたからか、喜びが爆発すると思っていましたが、最終のラスボス(この表現は失礼ですね。そもそもラスボスって「敵対」している時点で受かることはないですから。採用活動は仲間探しであって敵探しではありません)改め、社長面接で落ちることもあるんだろうなという恐怖感の方が大きかったです。 最終面接の当日、ここまでの積み重ねを全てな

          僕の就職活動日記⑦

          そんな中、ある企業の面接に進むことができました。筆記試験を受けて、採用担当者の方と1時間程度お話しさせていただき、その日は終了。 そして、翌日「次の面接に進んでください」と連絡をいただきました。 嬉しかったですねぇ。 でも、面接当日は相当緊張していたことを覚えています。伺うと、人事担当者は「今日は部長と面接です。あ、気軽に話してくださいね。」と。こんな感じだったと思います。 年上に気軽という感覚が理解できない(上下関係が厳しい世界で生きてきましたから。)僕は、逆にどう

          僕の就職活動日記⑥

          こうなるとです。 「就職氷河期世代」 というニュースなんかも耳に入ってくるわけなんです。 でもバブル期と呼ばれた時代の就職活動を経験していない僕は、比べるものがないので、「こんなもんなんだろうな社会に出るってことは」みたいな感覚でした。特に氷河期だからどうこうという感覚は全くありませんでした。多分、どこからも内定をもらえなかったら全力で仕方がないと吠えていたと思いますが。。。 僕の世代は「やりたい仕事に就けなかった」ということで新卒で就職しなかった方がいらっしゃったよ

          僕の就職活動日記⑤

          そうです。こんな僕が「OB訪問」というキーワードにたどり着いたんです。なんかよくわからなくても、動いていればなんらかの情報は入ってくるということなんでしょうね。遅いけど・・・。でもですね、ここでも大失態を犯します。 ちなみに僕の出身大学は教員志望が多く、一般企業に勤めている方の情報はほぼありませんでした。その中で、何人かの先輩に電話したところ「別の大学だけど剣道部出身の人がいるから紹介してあげるよ」と。ただ、その別大学の方は、超有名な方で「そんな人と口を聞いていいのか。。。

          僕の就職活動日記④

          説明会に参加して、筆記試験を受けながら、ああこんな問題出るんだ。。。を繰り返しては不合格の日々。 まあ後追いですしね、同じ質問が出る訳ないなんて思っていたら「あら?この問題見たことあるぞ」ってのがチラホラ。筆記試験のハードルがそう高くないんでしょうね、そんな感じのところから1次面接のお誘いが。でも「履歴書持参」って。。。 次のハードルが履歴書でした。当然です。「負け犬を証明することができた剣道」しか書くことがないってのも惨めですが、「自己PRも学業も学生時代に力を注いだこ

          僕の就職活動日記③

          やばいですね。本当に。だって、自分のいいところ自分でわからないわけですしね。就職活動やっても勝ち目ないし。 で、剣道部の仲間に聞こうと思っても聞けるわけもなく。(負け犬と認識させてくれた同級生や後輩に聞けるわけない。) それ以外の周りや、公的機関に行って相談に乗ってもらったりもしましたが、その時は、笑顔でオーバーアクション気味な大人が「うん、うん、わかるよ、その気持ちわかる〜」って承認が、とっても心地悪かったのを覚えております。(ごめんなさい。ごめんなさい。) 僕「就職

          僕の就職活動日記②

          そして、自己分析。 自身で分析した結果は「結果を出したことがない奴が社会で評価されるわけがない」でした。大学まで剣道にすがって生きてきたくせに、その剣道で結果が出せず、逃げで企業になんて出来損は相手にされないだろうなって。 これが僕の自己分析です。で、大学で履歴書を購入するも一筆もできずでした。「うーん。」って唸ってる時間は、「今就職活動をやっている満足感」を無駄に感じストレスを逃すようにはしていましたが。 これで前向きにワクワクして就職活動なんかできるわけがありません

          優秀な人材を採用したい。

          今まで様々な組織でお世話になりましたが、採用のご相談を承る時の担当者様からのご要望が「優秀な人材を採用したいのですが、なかなかなんです。(もっと具体的なんですが。)」です。 それに対して「どんな人が優秀なのでしょうか?」を質問すると。 「多様性が必要だから、限定できない」 ですよね。その通りだと思います。完全に同意です。 もうひとつ。しっかりと言語定義されていらっしゃる組織もあり、そういうところは「〜能力を持った人材」を複数挙げてくださいます。複数でも単数でもいいので

          僕の就職活動日記①

          大学4年生の6月。3週間の教育実習へ。 終了後、急に就職活動を意識し始めました。それが4年生の7月(遅いし) 教員試験は記念に受けます。でも受かる確率は100%ないのはわかっていました。てか勉強してないし。でもそれを公言したくない(周りには余裕でバレていますが)ので「さすがに倍率200倍以上って・・・受かるわけないよ。何年も教員試験にチャレンジしている先輩方が受かればいいんです。」って聖人君子のような戯言でとにかく受からないことへの言い訳を必死にしていました。 で、どう

          動画での面接練習

          これから動画面接が主流になる可能性があるため、勉強会も面接の練習も動画でやっております。 これはこれで面白いですね。録画できますので、あとでじっくり振り返りができます。 こんな感じで。 終わった時に「ありがとうございました」って言われますが、これは私自身の勉強にもなっています。質問の切り口は正しかったのか、もっと深掘りして学生さんの魅力の抽出ができたのではないか、アドバイスは適切だったかなどなど、多くの振り返りを得て多くを学ぶことができます。ですから、お互いありがとうな