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そうです。こんな僕が「OB訪問」というキーワードにたどり着いたんです。なんかよくわからなくても、動いていればなんらかの情報は入ってくるということなんでしょうね。遅いけど・・・。でもですね、ここでも大失態を犯します。


ちなみに僕の出身大学は教員志望が多く、一般企業に勤めている方の情報はほぼありませんでした。その中で、何人かの先輩に電話したところ「別の大学だけど剣道部出身の人がいるから紹介してあげるよ」と。ただ、その別大学の方は、超有名な方で「そんな人と口を聞いていいのか。。。」って気持ちになりました。


しかし、せっかくのお申し出を断るわけにもいかず、電話番号を伺って、早速電話すると「◯◯さんから聞いていますよ。〜日の〜時から会いましょう」と、快いお返事いただきました。


で、身なりを整えて指定いただいた場所へ。


お顔拝見したら、やっぱり。。。もう緊張して何を話せばいいのかわからない。そもそも上級生の大先輩に質問するなんて教えてもらっておりませんし、なんだったらこちらから口を聞くのは失礼だって感覚で育ってるので、「なんでも質問していいですよ」の敬語も笑顔も、全てが僕の思考を奪ってくれました。あまりにも緊張していた僕に気を利かせてくださったんだと思います。先輩の方から会社のことを色々お話しくださいました。


とにかく僕は、先輩の言葉には元気よく「はい!!!」って返事だけしようと心に誓い、一生懸命返事をしました。めちゃくちゃがんばりました。


その後「ご飯行こうか」って。お断りする選択肢を持ち合わせていない僕は「はい!!!」と。そして食事をご一緒させていただいた時。


先輩「櫻井くんさ、これからのことを思ってだけど、はっきり言っていい?」

僕「はい!!!」

先輩「あのさ、色々話した内容、どれだけ覚えてる?」

僕「はい!!!・・・いえ・・・、あ、はぃぃぃ、色々勉強に・・・」

先輩「そうだよね?覚えてないでしょ?メモ取ってないから」

僕「はい!!!失礼しました。いや下向いて話を伺うのは失礼かと。。。」

先輩「そういう言い訳いらない。」

僕「はい!!!失礼しました。」

先輩「人の時間を奪って、何も覚えてないって、失礼だよね?」

僕「はぃ・・・。」

先輩「そんな非常識な人は、僕の勤めている会社には必要ないよ」


この後、色々フォローいただいたと思いますが、全く覚えておりません。もうこの言葉を聞いた時に「はい、終わりました。」という絶望感だけです。あ、決して怖い方ではありませんし、僕を思って言ってくださっているんです。そもそも食事に誘っていただき、お会計も出してくださっているわけですからね。感情的に怒っていらっしゃるなら、そんなことしていただけるはずもありません。それでもその時は、もう終わった感しかなく、その後のことは何も覚えていません。


そうなんです。僕は「人の話を聞く時はノートを取って、後で振り返れるようにする。」これすらできない人間だったんです。で、これで学ばせていただきました。(遅いというか常識だし・・・。)


いろんなチャンスをいただきながら、それをモノにできない僕は「そら剣道で結果も出してないし、何やってもダメなんだろうな」ということを強く認識しました。


何かをやれば、必ずミスを犯す。これが僕の現状でした。


次に続きます。




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