僕の就職活動日記⑥
こうなるとです。
「就職氷河期世代」
というニュースなんかも耳に入ってくるわけなんです。
でもバブル期と呼ばれた時代の就職活動を経験していない僕は、比べるものがないので、「こんなもんなんだろうな社会に出るってことは」みたいな感覚でした。特に氷河期だからどうこうという感覚は全くありませんでした。多分、どこからも内定をもらえなかったら全力で仕方がないと吠えていたと思いますが。。。
僕の世代は「やりたい仕事に就けなかった」ということで新卒で就職しなかった方がいらっしゃったようですが、僕はやりたかったことがなく、逃げるように一般企業の就職活動を始めましたので、そんな贅沢なことを言える立場の人間ではないという意識です。(就職しなかった方は、熟考してご自身のキャリアをお考えだったのでしょうから、それに対する否定は一切ありません。どちらかというと僕の考えが浅かったいうことです。。。)
さて、履歴書、面接も(右の頬を事件)、筆記試験も(Windows事件)、OB訪問(返事だけ事件)も、手探りで失敗しながら前に進めて行きましたが、何度も申し上げている通り、渦中では何が正解かわかりませんので前に進んでいる感覚もありません。とにかく朝起きて今日やることをやって、起こった時に次から気を付けるみたいな動き方をやっていました。(全く効率の悪いやり方です)
こんなことを繰り返し、面接になんとか進めるようになります。その中で最も苦手な質問だったのが
面接官「なぜ教員にならないのですか?」
でした。資格欄に「第一種中学高等学校体育教員免許取得見込み」って書きますし、剣道以外で頑張った事はという質問には「教育実習」って答えますから。今考えれば、その質問は想定できますし、特に普通に切り返せばいいだけなんですが。。。最初は本当に嫌な質問でした。
他には「そんなにずっと剣道して、先生にならないなら警察官になればいいじゃないですか」でした。
「なれるんならなってるわ!てか、その世界から逃げたからここにいるんですけどぉぉぉ!」と、言い返すこともできず、かと言って明確な返事もできず。ただただ愛想笑いをしながら「そうなんですよね・・・えへへへへ」みたいな。かっこ悪いし、虚しいですよマジで。(で、かっこ悪さや虚しさと引き換えに内定がもらえるかというともらえませんしね。)
もういい加減、もういい加減、どこでもいいから内定が欲しい。。。
苦痛に満ち溢れた顔面蒼白で内定なんか出るわけないですけどね。その通り、何社受けても待てど暮らせど不合格通知にしか届きませんでした。仏壇に祈りを捧げてから祈られる(不合格の社交辞令挨拶)。
この繰り返しで、自分自身にムカついてきます。
後々考えると、この繰り返しで結構なことを学んでいるんです。振り返るといろんな人に迷惑をかけて無駄な時間を割いていただきましたが(申し訳ありませんでした)、その中で学びを得てきているのは間違いありません。その時はそんなこと考えてもいませんが。
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