プリズナー

気の毒を通り越して 銀河系を纏う軀
幾千の俟とうの日々 鳴くばかり財布の紐
産まれてない気持ちから 何故か腕を蚊が刺したら
痒くなり血が出るまで 働きづくめの通帳

いつになったら私は 牢獄から解放され
誰かの愛について 猜疑心の泥にハマる

I was in prison, prisoner dilemma
何に対して逆らえば 元の私に戻れる?
看守達に蔑みながら 今日の変化を見つけよう

音速の諦めなら ブラックホール並みにして
嫌われることが いつも夜空を照らす満月
遅れてるのか それとも最先端の成り立ちか
雀蜂の巣の中で 自棄酒を飲んで眠ろう

人間として生きたら 下等に扱われるけど
人間以下でいたら 窘(たしな)められて繕(つくろ)った

I was in prison, prisoner dilemma
悪口の疑問に答え 笑顔を通す 疲れた
もう二度と出たくない檻の中で死にたがる半端者

絶えず 絶えず けして滅亡しない人の見下し
分かり易い ありきたりしか飛び交わない言葉が
その手 この手 考えて 悪態吐くならまだしも

I was in prison, prisoner dilemma
いくら払えば生きられる? しっかりと産まれられるの?
看守達の監視と無知に 警棒で殴られて痛い
I was in prison, prisoner dilemma
痛みが軀にあるうちは 大丈夫と月の裏
隔離された牢獄の中 酸素がなく息が途切れる
笑顔が取り組んだ命は 宇宙の塵へと消えていく

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