芭蕉庵(京都 金福寺)


「芭蕉庵(ばしょうあん)」

京都の金福寺にある茶室。

元禄年間(1688年~)に俳聖・松尾芭蕉(1644~1694年)がこの庵に滞在して句をつくったそうです。

その庵は荒廃し形も無くなっていたところ、江戸中期の俳人・与謝蕪村(1716~1784年)がその荒廃を惜しみ一門と共に再興したのが、この芭蕉庵と伝えられています。庵の近くには蕪村のお墓もあります。

内部は三畳台目に踏込床形式の台目床で全体四畳半の広さとなります。

床脇の壁は下方吹抜けで、隣には台目畳に炉は隅炉に切っています。

南と東の二方は障子を立て、外側には縁をまわしています。また、小高い丘の上に建っているため、西側の窓(障子建)から京の街が一望できるそうです。

近くには、宮本武蔵が吉岡一門の門下生数十人と闘ったという「一乗寺下り松」の旧跡があり、そこから約200メートルほどの距離に昔ながらの姿で佇んでいます。

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