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茶室建築 Tea-Room
2021年7月6日 13:45
「成趣庵(じょうしゅあん)」江戸前期の茶人・小堀遠州を流祖とする遠州流宗家の茶室。「成趣庵の紅梅半ひらき申候」とある遠州の文によって成趣庵と命名。遠州の伏見屋敷にも同名の茶室がありましたが、その形式を受け継いだものではないそうです。内部は三畳台目下座床で、入口は貴人口と躙口をそなえています。点前座を客座の中央寄りに配置し、床脇に給仕口をあける構成は遠州好みとしてよく見られる