リーダーになる人にとって大切なこと
こんにちは!
さーちゃんです(*^^*)
「命の熾火を守りともに育てるFirekeeper」として、
セクシュアルマイノリティの子どもたちとその保護者の居場所作りや啓発活動を行ったり(ここいろhiroshima)、神石高原町豊松地区の子育て支援コーディネーターをしてます。
現在、【火】を通して自分自身見つめるファイヤーリトリートというもののプログラム化も行っています(*^_^*)
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最近、友人と話した話題の中で、
コミュニティを運営したり、
人に何かを教える立場の人について話したことがあり、
そこで「リーダーシップ」について考える機会がありました。
今日は、その「リーダーシップ」について、自分なりに気づいたことをシェアします(*^_^*)
まず私自身の話をすると、
私は何かのグループや活動などで、「リーダーになる」って経験がほとんどないまま大きくなりました。
学生の頃は、学級委員や行事で仕切る役とかを
人前で仕切るとか絶対無理!!
怖い!死んでもやりたくない!
と恐れおののいていたタイプ(笑)で、
いつも図書委員とか裏方とか目立たない役をしていました。
部活もゆる~い部活だったので、
先輩として教える
とか
役職もって何か全体に指示する
ってことは全くありませんでした。
これは、そもそも緊張しいで人前に立つと涙が出る子だったっていう理由もありますが(この話をするといつもびっくりされます(笑))、
率先して何か事を動かす
大勢の意見を聞きながら決めごとをする
ということが怖くて、
そういう矢面に立つことを無意識に避けていたんだと思います。
ただ大学生になって始めたラーメン屋さんのアルバイトで、
人生ではじめて
【ホールリーダー】
というものを任されるように。
(ホーリーと呼ばれてました(笑))
ホーリー(笑)は何をするかというと、
お客さんがお店に入る前から出るまでの接客全般を任される役で、
お待ちのお客様をスムーズに店内に入ってもらえるように準備したり、
店内にいる方が快適に過ごせるようにこまめにサービスを行ったり、
お店全体の活気がでるように声を出して盛り上げたり、
とにかく「対お客様」に対することのリーダーでした。
ただそれまでリーダーなんてやったことのないリーダー初心者の私は、ホーリーでテンパってテンパってしょうがなかった(笑)
お客さんに接するホールのスタッフは、自分を含めだいたい4~5名おり、その人たちと協力しながらお店をまわしていく必要があるのですが、
ホーリーになりたての頃は、
自分で全部やらないといけない!って思って、他のスタッフに仕事が全然振れなくて、お店の流れが滞ったり。
曖昧な指示で時間のロスが生まれて、お待ちのお客様を必要以上に待たせてしまったり。
周りのスタッフの状況が全然見えてなくて、勝手に突っ走って周りのスタッフを振りまわしてしまったり。
テンパりすぎて、周りが見えなくなって、迷惑かけてばっかりでした。
私自身、接客が好きでお客さんとたわいもないやりとりをするのが楽しかったのですが、
ホーリーになってからは、
「指示ださなきゃ」
「お店まわさなきゃ」
って意識が強くなって、接客そのものの楽しさを忘れてしまうときもありました。
そして、ホーリーの仕事には、自分よりも後輩の子たちに接客やホールでやることを教えることもありました。
これが、また当時の私にとってはドキドキすることで。
だって、自分が接客のやり方をちゃんと知らないと、後輩に教えられないじゃないですか。
たとえ正しいやり方を教えたとしても、自分がそれを実践してなかったら、後輩からしたら「ん?教わったことと違うぞ?」って混乱させるじゃないですか。
だから、ホーリーになってから、
より自分のホールでの接客や立ち回りに気を配るようになりましたし、自分の中で不安なことは先輩に確認して聞くようになりました。
後輩の中には、
覚えの速い子もいれば、不器用な子もいたり、
そそっかしい子や逆にマイペースな子もいたり、
1人1人特性が違うことも、ホーリーになってよく見えるようになりました。
1人1人の特性を知った上で、
その子に合うように伝えたり、
指示出しやちょっとした関わり方も
自然と変わっていき、
教えるのも楽しくなりました。
(これは小学校の先生してるときもそうでした(*^_^*))
そうやって、私は少しずつホーリーの役に慣れてきて、
ホールを回すことや後輩たちに教えることも楽しくなってきて、
「ホーリー楽しいかも!うち向いてるかも!」
と思えるようになるまでに。
ホーリーをすることで、
今まで見えなかった視点でお客さんやお店のことが見えるようになったり、
自分の指示や気配りでスタッフやお客さんが笑顔になったり、
お店の一体感や雰囲気を作る一役が担えてすごく心地よかったです。
それでも、たまに
「ちょっとぐらいいいか」
って気を抜いて、接客をサボったり、おおざっぱなやり方をしたりすると
やっぱりミスが生まれて、お客さんに迷惑をかけてしまい、
店長にブチくそ怒られるハメに。
(怒られた後のフォローのラーメンが染みました(笑))
そうやって、自分が慢心しそうになるときは
「これは危ないサインだぞ」
「気を引き締めないと」
って自分で言い聞かせたり、
先輩や店長から【耳の痛いこと】を言われたら、素直に受け止めて、
「自分の至らなさを改善しよう」
「次からは同じミスをしないようにしよう」
って自分自身を振り返ったりしてました。
(桜は雑!使ったらすぐ元に戻せ!って口酸っぱく言われてました(笑))
こうやって私は、ずっと避けていたリーダーシップというものを、運良くアルバイト先のホールリーダーという立場で学べ、
リーダーシップで大切なことやその楽しさについても体感できました。
今振り返ると、
アルバイト時代に私が学んだリーダーシップで大事なことは
①言ってることとやってることが一致している(言行一致)
②1人1人の個性を受け止めて活かそうとする
③自分にとって痛いことを聞き入れられる器(素直さ)や自分自身を振り返る力がある
この3つなのかなあと思います。
1つめの【言ってることとやってることが一致している(言行一致)】は、率先して何かを示す人や教える立場の人はすごく大事ですよね。
やっぱり人は言葉と行動にズレがある人を見ると、それだけでその相手に不信感や疑念を湧いてしまうもの。
どれだけ口でいいこと言っていても、それに行動が伴っているか。
自分が伝えていることを、どれだけ実行できるかどうか。
がリーダーの資質として大きいと思います。
「分かっている」と「できる」
は全然違います。
リーダーになる人は、
誰よりも自分が伝えていること・教えていることを実践して、
誰よりもやるべきことをやって、日々の積み重ねを大事にして、
言葉でも行動でも、
もっと言えば
積み重なったものが醸し出す姿勢や背中で、
自然と相手に示せるようになっていくことが大事なんだと感じます。
そういう人は、とても信頼できますし、自然とついていきたくなりますよね(*^_^*)
2つめの【1人1人の個性を受け止めて活かそうとする】は、特に最近の組織運営やリーダーシップでも求められている素質な気がしていて。
一昔前なら、ワンマンリーダーが
自分のやり方・正しさを貫き通して、
「俺の言う通りにやるんだ!そしたらうまくいくぞ!」
って感じでぐいぐい引っ張っていく形でも、組織は回っていたと思うんです。
むしろ、この方が効率も良くて、高クオリティーで均一な商品・サービスを作るには向いていたはず。
でも、今は個性やその人らしさ・オリジナリティが大事とされる時代に移り変わり、商品・サービスも人柄やストーリーが見えないと売れなくなってきました。
そういう時代の流れもありますが、
やっぱりリーダーと言われる人って、
自分のやり方や正しさを押しつけるってよりも、
目の前の相手を尊重してそのよさを活かすって姿勢があるように感じます。
部下やチームのメンバーとして、一緒に働くのであれば、
自分の意見ややり方・あり方を尊重した上で接してくれるリーダー
だと、自分の悩みや想いなどを素直に話せますよね。
素直に自分のことを話せて、
自分のことを1人の人として尊重しながら
必要なアドバイスをもらえるとすごく安心しますし、
「この人に相談して良かった」「この人と一緒に働けてよかった」って思えると思うんですよね(*^_^*)
よく「リーダーシップ」と「余計なお節介」をはき違えてる人がいますが、(私も、ついついお節介やいちゃうときがあります(笑))
他人の課題に首突っ込んだり、
求められてもないのに
あーだこーだアドバイスしたり、
そうやってリーダーシップに見せかけた余計なお節介をやいちゃうときって、
自分自身の課題と向き合うのをごまかしたり、
自分の自信のなさを見つめるのを避けたり、
そういう「現実逃避」の手段としてお節介やきやきしてるんですよね。
(意識的か無意識的かは関係なく、このパターンはよくあります)
自分自身のことを棚に上げて、人のことを言うのって楽だし気持ちいいんですよ。
自分は正しい、相手は間違ってるって指摘することに集中しておけば、
自分の自信のなさや至らなさと向き合わなくて済むし、
相手をコントロールすることで「ほらやっぱり自分が正しい」ってことが確認できるし、一石二鳥。
(このお節介焼きも行き過ぎると、刺激物と中毒状態になります。恐ろしい…)
でも、本来リーダーとして活動してる人は
そんなことしてる暇はないはずなんですよ(笑)
後ろにつづく人たちのお手本として、自分自身を磨いて、積み重ねていかないといけないし、
自分の周りにいる仲間や部下たちのことをよく知った上で、組織やコミュニティを運営していかないといけないし、
そもそも自分がやるべきことで日々いっぱいなんです。
(その上で、部下や仲間のケアもするんだから、ほんとリーダーってすごいなあって思います(*^_^*))
1人1人の個性や持ち味を大事にして、その人たちが輝くように下から支える姿勢
そんな縁の下の力持ち的な姿勢もリーダーの素質として大切だと思います。
3つめの【自分にとって痛いことを聞き入れられる器(素直さ)や自分自身を振り返る力がある】は、私があげた3つの中でもしかすると1番難しくて、でも1番大事なことかもしれません。
やっぱり人って、
立場が上になったり、
責任をもって任される範囲が増えたり、
地位や影響力などの「力」が増すと、
どうしても慢心して天狗になってしまいがち。
(私は、ほんとすぐ調子乗っちゃうし、その反動で痛い目にもよく合います(笑))
しかも、自分が力をもてばもつほど、
自分の慢心や傲慢さを率直に指摘してくれたり、
自分の至らなさや自信のなさをごまかそうとする自分を叱ってくれる存在はどんどん減っていきます。
立場関係なくそういうことを
率直に言ってくれる人は
嫌われたり、疎遠になったり、逆上されたりする可能性などなど
あらゆる自分が不利になるかもしれないリスクをとって、わざわざ自分のエネルギーを割いて言ってくれてます。
(これは、余計なお節介とは全く別物です。余計なお節介は自分はリスク取らずに安全な位置から口はさんで、ストレス発散してるだけです。)
そういう率直な意見をくれる人の言葉を
どれだけ素直に聞き入れられるか。
そういう関係性の人が
どれだけ自分の周りにいてくれるか。
が、リーダーになる人はとっても大事だと思います。
でも、リーダーになる過程で、
耳の痛い言葉は無視したり、言い訳して見て見ぬ振りしてしまうようになったり、
自分の周りにイエスマンをそろえて、率直なフィードバックを受けなくて済むような環境を作ったり、
「自分は大丈夫だ」「自分は完璧だ」
と思い込んで自分自身を振り返ることをおろそかにしたり。
そういう自分の慢心がでてきたタイミングで、
不思議なほど潮目って変わって、
うまくいってたことがうまくいかなくなったり、人がどんどん離れたりします。
「諸行無常」
どれだけおごり高ぶってた人もいつかは滅びる。
万物はすべて移り変わり、
変わらないものは何一つない。
これは、源氏物語や平家物語の時代からずっと語り継がれてて、今のなお変わらない原理原則です。
移り変わりのきっかけは様々ですが、個人的には慢心や傲慢さが引き金になって潮目がハードモードに変わることが多いと思います。
(きっと神様は傲慢な人が嫌いなんでしょうね(笑))
どれだけ優秀で素晴らしい人でも、
やっぱり自分の至らなさや自信のなさを見つめるのは怖いもの。
でも、
その怖さと逃げずにどれだけ向き合えるか。
自分の未熟さを受け入れて改善しようとできるか。
リーダーとしての器が試されるとともに、
その器が大きくなるときっていうのは、
きっとそういう【自分自身と向き合って行動するとき】だと思います。
リーダーとして、
自分自身をより高めていく、磨いていくためにも、
率直なフィードバックや自分自身を振り返る力は必要です。
人は一生未完成なまま死ぬと私は思ってて。
これは言い換えると、
人は一生変化し続けて、成長し続けていくと思ってます。
だから、自分で勝手に
「自分はもうすでに完璧だ」
「誰からも何も教わる必要はない」
だなんて、おごってしまったら
めちゃくちゃ自分の可能性が狭まって
本当にもったいないです。
どれだけ年を重ねて、
どれだけ立場が上になっても、
おごらず、素直で謙虚な姿勢がある
ってことを保つのが
大事って分かってても難しい。
でもだからこそチャレンジしがいがあるんだと思います(*^_^*)
ここまでリーダーシップについて
熱く語ってきましたが、
なんでホーリーぐらいしかリーダーという立場を経験してない私が、
(一応、小学校教員も3年していましたが、ずたぼろすぎてリーダーシップなんて考える余裕もありませんでした(笑)詳しくはプロフィールをどうぞ)
こんなにもリーダーシップについて語れるのかというと、
1番身近にお手本がいるからです。
それは、誰かというと
ここいろhiroshimaで一緒に活動している
あっきーです(*^_^*)
(こんなちびゴリラみたいな顔してますが、普段はもっと男前です(笑))
あっきーのことを振り返ると、ほんとリーダーとしての資質というか器の大きい人だなあって感じて。
あっきーはいつもやるべきことを後回しにせず、サボらずコツコツ続けているし、
(あっきーの上腕二頭筋を見たらよく分かると思います(笑))
ここいろで接する人たち1人1人のことをよく見て、いつも気にかけてさりげなくフォローしているし、
(あっきーが車で話す話の半分はここいろで関わってる人たちの心配事です。残り半分は他愛もないバカ話です(笑))
私ほんと今まで、あっきーが慢心して「ウェ~イ」って調子乗ってるところとか見たことないし、
(私が「ウェ~イ」ってなってる姿を見て引いてる姿は何度も見てますが(笑))
ほんとずーーーーーーっっと地に足つけてしっかり歩んできたんだろうなあという頼もしさ、どっしり感があります。
表面上はいつもとても穏やかで
ニコニコ笑顔のあっきーですが、
内面では、
自分はまだまだだっていう謙虚さや
自分の弱いところや至らなさと常に向き合って
自分を高めたい、自分の周りにいる人に還元したいっていう向上心や貢献心がめちゃんこ高いんですよね。
(この彼の内に秘めてる熱量は、多分身近にいるから分かるんだと思うんですが、すんごい熱いものを隠しもってます。多分真っ赤なのもどす黒いのも両方。)
でもその分、どうしても心配性になったり、自分に厳しくなりすぎてしまいがちなところもあるんですが、
そういう自分とも少しずつ向き合って、
自分を労ったり、力を抜いたりもできるようになってきてて。
言ってることとやってることが一致するよう努力し続ける姿。
その人らしさを尊重しながら相手を受け止める姿。
自分の弱さや自信のなさとも向き合いながら、確実に変化し続けていく姿。
こういう部分が彼にはあるなあって気づいたときに、
「え、あっきーってすごくない…!?」
「リーダーの鏡やん…!!」
「うち、こんなすごい人の横にいるの…!超ラッキーじゃん!!」
(こうやって私はすぐ調子に乗るから、きっとすぐ痛い目に合います(笑))
ほんと彼は一番キツくてしんどい役を嫌な顔せず当たり前のように率先して引き受けてくれます。
リーダーって、先に立って導く人のことで、
先に立って導くってことは、
道のないところに道を作ったり、
仲間の安全を確保するために歩きまくったり、
時には自分の身をていして仲間を守ったり、
誰よりもエネルギーと労力を使っているから
仲間から尊敬されるんです。
ただ先頭歩いてカッコいい姿だけじゃなくて、
見えないところでたくさん努力したり、
痛い思いや辛いことを乗り越えてきてるから、
この人はすごいなあって心から思えるんです。
私はあっきーには、
このリーダーとしての強さが備わっているから
すごいなあ、かっこいいなあ
って思えるだと思います^_^
そしてこういうあっきーのあり方・姿勢を
間近で見させてもらえているから、
私も少しずつですが、
コツコツ続けることができるようになったり、
何か言いたくなってもまずはぐっとこらえて相手の話を聞けるようになったり、(まだ我慢できずにすぐ言っちゃいますが(笑))
謙虚な姿勢やありがたいって気持ちがすぐ湧く体質になったり、
そんな変化が起きたんだろうなあって思います。
なんだか今日の記事は、最後あっきー自慢になってしまいましたが(笑)、
リーダーシップを身につける上で、
いいお手本を身近にもつっていうのが
リーダーへの道への近道かもしれません(*^_^*)
お手本にしたい人を真似して、
自分のペースで、自分にあうように
実際に行動していけば、
きっと気づいた頃には、
自分もリーダーとして活躍しているはずです。
そのためにも、
まずは、お手本にしたい人を探してみたり、自分が自分のリーダーとして振る舞いながら、ちょっとずつリーダーシップを発揮する練習をしていきましょう(*^_^*)
(私もこれからも練習していきますんで、一緒にやりましょ〜♪)
この記事が書けたのは、友人との会話とラーメン屋のアルバイトとあっきーのおかげです。
ありがとうございました(*^_^*)
特に、あっきーに普段なかなか
面と向かって言えない尊敬してる部分を
ここに書くことを通じて、
よき振り返りの時間と
感謝を感じられる時間になりました。
いつもありがとね(*^_^*)
これからもいいところたくさん真似しようと思います!
あなたの思う【リーダー】ってどんな人ですか?
あなたはどんな【リーダー】になりたいですか?
現在、【火】を通して自分自身見つめるファイヤーリトリートというものをプログラム化するためにモニターになってくださる方を募集しています(*^_^*)
ファイヤーリトリートを通じて、あなたのリーダーシップが開花されてていくかも★
【募集定員】5名限定→満員御礼!!ありがとうございます!!
ただいまプログラム化に向けて準備中です!今しばらくお待ちください★
最後まで読んでくださりありがとうございます!
今日も応援しています!
ホーミタクエオヤシン。
2021.8.11 高畑桜
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