突然の引っ越しで揺らぐ気持ち【国際結婚】
Sakuです。
突然、引っ越しすることになった。夫の母の家から、夫の父の家へ。
先週土曜に決まり、日曜からずっと引っ越し先の掃除や、今いる部屋の片付けなど、忙しい。
夫は引っ越し先へ泊まり、私は猫の世話もあって部屋に残る。夫と連絡が付かなくて(夫はドアを作ってました)、久しぶりに一人きりでものごとを進めなくてはならなくなった。
夫の父というのが、掃除は10年単位でしていない。高齢で男世帯、家と庭はかなり汚れて荒れている。
居候させてもらうということで、置いてもらえるだけでありがたい。
でも、さすがにめげそうになった。
大量の本を一冊ずつ拭いて、くもの巣の張る本棚をきれいにしたり、たばこヤニでくすんだ床をモップがけしたり、電子レンジを磨いていつまでも黒い水がしたたったり。。
ふー、と息をついたらもう3時間くらい経ってたというような、長い長い掃除。
引っ越しにつきものの、意見の食い違い。夫と、夫の父が、家具の移動のことで少しケンカして、私は萎縮してじっと手を動かして、なんか・・・泣きそうになる。
「そういうふうにしないで!私は言葉もわからないんだから気遣って!」と思いつく傲慢さもイヤになった。
気持ちを封じ込めて、ただ作業をして、心の整理がつかないときがあった。
人の家に住まわせてもらうことの申し訳なさ、
子どものパートナーという立ち位置の難しさ、
それはオランダに来てから4ヵ月、毎日ひしひしと感じていた。
良い嫁だと思われようと、つとめて元気よく話して
いや、ここは外国だからそのままの感情を出したほうがいいかなと、ヘンに無愛想になって
そのようなスタンスに悩むこと自体、間違いなのかなとも思った。
オランダ人=〇〇、日本人=××、国際結婚=△△。と、あらゆることを単純化してしまえれば簡単だけれど
いろんな人がいて、いろんな関係性があって、いろんな日があって、まだまだ数ヶ月で、そこまで割り切ることも全然できない。
日本のアパートを解約して荷物たくさん送って、パンデミックの中を猫連れて飛行機でやってきて、居候して、ビザを取って、ロックダウンが強化して、なかなか夫は仕事が決まらなくて、
また引っ越し。
という目まぐるしい一連の中に自分がいるのだと改めて思う。
ここをサバイブしていったら、先にどんなことがあるのだろうか?
夫のお姉さんと、そのたくましい婚約者の助けもあり、力仕事も終わりました。
あとは家具選び(ベッドを買う!やったー!)をして、服のスペースも作る。なにしろ今までは簡易用マットレスを重ねて寝て、服はスーツケースから直で取って着ていたから、喜びもひとしお。
すべてがうまくいくように。うまくいかないときも、それを受け入れられるように。
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