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「私」について

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「私」とは誰か。 noteを通して自己開示するとともに、 自分の中でも輪郭をはっきりさせていきたい。 そんな「私」についての記事をまとめたマガジンです。
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#POOLO3期

福音が鳴る時

福音が鳴る時

「あなたに絵を描く技術を与えましょう。

 美しいものをデザインする能力を与えましょう。

 そして、人の気持ちを汲み取る共感性を与えましょう。」

そう言って、神様は私に3つの力を与えた。

そばで聞いていた天使が、にっこりと教会の鐘を鳴らす。

私はこの音を、キリスト教のそれとはやや違うかもしれないが、

”福音”

と呼ぶことにした。

天職は考えても探せない

世の中の多くの人が、
非常に

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気づいたら、愛してた。

気づいたら、愛してた。

駆け抜けた9ヶ月間を振り返る。

キャリア、価値観、人間関係、生活スタイル。

さまざまな問題が同時に押し寄せて、とにかく何かを変えたくてPOOLOに飛び込んだ。

そして今、2022年1月8日から9月末までの全ての活動を終え、当初全く予想していなかった結果を迎えている。

残ったのは、愛だった。

旅にまつわるコミュニティでの9ヶ月間、
その活動の最大の学びが————まさかの「愛」だった。

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障害と共に生きる

障害と共に生きる

「お前の目、バケモンじゃん」

私を見たクラスメイトは、顔を歪めてそう言った。

フィクションではない、私の人生について。

はじめに今回は私の持つ障害について書く。

自らこの事について家族と医師以外に明かしたことは、今の今まで一度もない。職場の人はもちろん、どんなに親友と呼べるほど仲のいい友人にも、過去の恋人にも。

今この事を書こうと筆をとっていること自体、自分でも信じられない。
だが、不思

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今の私がいる場所は。

今の私がいる場所は。

夜の更新。

久しぶりにnoteを出す。(下書きはたくさんある)

いつも長くなってしまうから、今日はサクッと。

POOLO3期のゆきのに言われたこと。

「さきは自分の置かれている状態を客観視して納得できている」

私は色んな人の価値観に触れさせてもらって意見を吸収して、それを血肉にし消化して咀嚼して、自分の人生を何倍にも膨らませる生き方が大好きだ。

「こんなに話してごめん」と相手からよく謝

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私は「旅」をしたことがない。

私は「旅」をしたことがない。


海外が当たり前だった幼少期
「私のお母さんはね、スチュワーデスなんだ!」

それが幼い頃の私の自慢だった。
実際には、姉の出産を機にスチュワーデス(当時のキャビンアテンダントの呼称)を辞めていた母だったが、特別な職業だった母を自慢したくて、よく言ってまわったものだ。

そんな私に対し母は、「あんまりお友達に言わないでね」とばつが悪そうに笑っていたのを今でも覚えている。

当時はこんなに誇らしい職

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