#レベルアップしたいこと 子育てが終わった私、最近はピアノのおさらいをしています。 若い頃すごく達者に弾けるところまで行ってから辞めたわけではないし、ずっと弾いてない。今はどうせ上手に弾けないし……なんて、長いこと蓋を開けることさえ、躊躇していたのですが、 あるとき急に「今でしょ!」という気持ちになったのです。ピアノ弾こうかな。弾いてもいいよね? って。だって仕事じゃないし、私が下手でも誰も困らないし。 ハノンから始めて、娘が弾いていた楽譜をポロンポロンと鳴らしてい
#おすすめアプリ いいお題ですね。未知のアプリと出会うのが楽しみです。私のお勧めアプリはこれ。すごく役立つのでご存知の方も多いはず。おそらく100名以上のnoteユーザーさんが「継続」をおすすめしているだろうな、出遅れちゃったけれど、まぁいいか。そんな気持ちでこの記事をあげました。 使用体験を書きましたので、既にご存じの方も、よかったら読んでやってください。 「継続する技術」 #bondavi https://bondavi.jp/kg 褒めてもらえるのがうれしい
#AIの活かし方 「10時に梅田、紀伊國屋ね」 あの頃は携帯もなく、寝坊したら会えなかった。就活の資料請求はFAXかはがき。そんな世代の私が90年代、インターネットに初めて触れたときの感想は、「これ、皆が使うようになったらめっちゃ便利なのでは?」というものでした。 画面の向こうに人間がいて、瞬時に会話ができる便利さ。モデムの音。掲示板、メール、チャット、ググるという言葉の誕生。あっという間にネットは世に広がりました。今は昔ですよね。 とはいえ、しばらくは「ネットを使
#エッセイ部門 日曜22時、自宅のキッチン。強い雨の音が聞こえる。録っておいた音楽番組をTVで流している。左手はiPhoneを持っている。飲みかけのビールがグラスに残っている。腹部にしこりが認められる。あす、目が覚めたら検査に行く。それが今、わたしの身近にある事実のすべてだ。 つい先ほど病院に行くことに思い至り、明日以降何かが変わるかもしれないために、今のうちに思いを記してみたくなった。 今のうちに? そう。明日以降、「病人」や「患者」になってしまうことに抗いたい気持
#料理はたのしい 料理は、生け花やフラワーアレンジメントと似ている。天然の美しい素材があり、できあがりのイメージを持って、作り手がそれぞれに構成していく。誰かの真似をしてもいいし、オリジナルも楽しい。自由にイメージどおりに形にしていく。 工作や手芸と違って、きれいさっぱりとなくなってしまうところもいい。花は終わる。お料理は食べられる。多少失敗したって、形が見えなくなってしまうのがいいところ。逆に言うと、ものすごく成功しても、二度と同じものは手に入らない。その点も潔くてい
4月25日、暖房をつけるほどの冷え込み。 郵便を取りに出たら、アジサイは夏の支度をしていました。
#髪を染めた日 「やっぱり白髪や」 「嘘やろ。子供やのに、なんで?」 小学校6年生のころ、進学塾で後席にいた男子たちに髪を触られ、騒がれて笑われました。とても苦い、嫌な思い出です。私はいわゆる若白髪だったのですが、平気なふりをしつつ、気にしていたのでつらかった。毎日毎夜、髪のことで悩んでいました。 ある学校の帰り道。今どきのドラッグストアではなくて薬局という響きの商店で、これまたヘアカラーやヘアマニキュアではなくいわゆる白髪染めをこっそり購入して、洗面台で染めた覚え
#レベルアップしたいこと 私の趣味は将棋です。なんて、恥ずかしげもなく言い切れるのは、文字に書いているから。実力はへなちょこもいいところで、万年初心者という感じです。 そもそもは30代のころ、育児の片手間に詰将棋アプリを見つけたのが出会いでした。対局もやってみたくなって、そういえば祖父も囲碁が好きだったなあと思い出しつつ、初心者向けの本でルールを覚えていきました。今は毎日のようにAIと対局を楽しんでいます。 ただし、実際の人間と対局したことはないし、指導者もいない。ち
夫不在でひとりの朝ごはん。 ChatGPTにマヨネーズの語源について尋ね、 あれ、本当に〜? と声に出して返事をした。 #3行日記
#旅のフォトアルバム ひょいっと身軽に、旅に出かけたい。いいよ、いつでも行っていい。そういう自由を、私はようやく手に入れた。旅とはイコール、「自由」ということ。 20XX年、秋の日の思い出。 自身の病気や育児、ペットのお世話でてんてこ舞いの数年を過ごしたのち、あるとき思い立って少し遠くの場所に予定を作り、バスと電車で一人出かけたのだった。 あの日は大袈裟でなく、人生のターニングポイントだったと思う。最寄のバス停まで歩き、遅れて到着したバスに乗り、予定より1本遅い電車に
#みんなでつくる春アルバム 4月某日、午後5時。待ち合わせ場所までもう少し。落ち着かない気持ちのまま、私はGoogleマップに従って目的地に向かう。経路上の公園に、桜の大きな木があった。 子ども達が広場で、賑やかにボール遊びをしている。私が通りがかるとボールを持つ手をぴたっと止め「一時停止」みたいになってくれて、ちょっと愉快だった。ごめんごめん、ありがとうね~と笑いながら、小走りに子ども達の脇をすり抜ける。 桜の下に立つ。わあ、きれい。口を開けて眺めてから、花びらがふ
#大切にしている教え 子ども部屋の壁、電気スイッチの横に、縦長の短冊が貼ってあった。TVアニメの一休さんに似た、子どもサイズのお坊さんが描いてあって、小さな手で合掌している。そして、「今日も生かされている 感謝しよう」と書いてあった。何かの絵本か新聞広告にでも挟まっていたものだろう。 幼い私はあるとき、生かされているってどういう意味? と周りの大人に質問した。電気のスイッチを押すたび、その短冊を見るうちに、「生きている」と「生かされている」の違いはなんだろうと疑問に思っ
#元気をもらったあの食事 24年前の冬。あのころはまだ、スマホはもちろん、携帯電話も手元になかったように思う。音楽をCDラジカセで聴いていた。実家は遠く、周囲に頼れる知人はいない。夫の社員寮であった鉄筋コンクリートのアパートは狭く、寒々しかったことを思い出す。第一子を妊娠中の私は臨月を迎えていた。 何もかもが初めてで、分からないことばかりだった。話す人は夫しかいない中、陣痛の予兆。冷静にならねばという理性、恐怖と不安、痛みと焦りがごちゃ混ぜになっていく。 もう我慢しな
#映画にまつわる思い出 明治生まれの祖父は、香水の壜をコレクションするおしゃれな紳士だった。耳が不自由だった彼と筆談で会話する日常は私にとって自然だったし、字幕付きの映画とスポーツ観戦で話が通じた。祖父と暮らしたおかげで、私は映像作品と文章を書くことが好きになったように思う。 戦後生まれの父には、よく映画館に連れて行ってもらった。マクドナルドでチーズバーガーセットを買ってもらい、スクリーンを観ながら飲むコーラは格別で、結婚した今も、時折思い出すかけがえのない時間だ。こう