テンションは、「低め」くらいがちょうどいい。
失敗した!
と思うときは、たいていテンションが高いときが多い。
お酒の席の失敗は多すぎるので割愛するとして、特に会社でテンションを上げるとロクなことがない。
たとえば1社目と2社目は、周りに気に入られようと、テンションを1.5~2倍増しで設定していた。けど、これが良くなかった。
無理にエンジンを吹かしているようなものだったので、心のメーターがすぐ空っぽに。さらに、周りからすれば"明るい奴"なため、「あいつにはちょっとぐらい無理させてもいいだろ」と仕事を振られ、"イジリ"の対象にもなっていた。
そして、適応障害で倒れること2回。
自分では環境に合わせようと頑張っていたけど、結局は適応できていなかったんだよね。。
そして3社目は派遣として働くことを選んだけど、そのとき心に誓っていたこと。
それは、テンションを爆"下げ"で仕事をするということだ。
もちろん、仕事なので挨拶もするし、コミュニケーションもしっかり取る。
でも、不必要にテンションを上げるのはやめた。
すると、本来の内気な自分のままで仕事ができて、不思議とパフォーマンスも上がり、褒められることが多くなった。仕事のクオリティが認められ、上司や周りとも会話が弾むようになったのは嬉しい誤算だ。
自分を演じてしまうと、その時は場を取り繕えたとしても、後々になってその仮面が自分を苦しめる。であれば、いっそのこと「暗い人」と思われても、本来の自分のままで過ごしたほうがメンタルの摩耗は少ない。
結局、メンタルが強い人はみんな「素のまま」だ。強く見せようとも、明るく見せようともしない。これが本来の自分の姿、と割り切っている人は、やっぱ強い。
テンションは、あえて下げておく。
必要以上に、まわりに迎合しない。
ストレス社会を生き抜くうえで、
これはかなり大切なスタンスなんだろうな。