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「わたしは何者?」話すと、自分が見えてくる。 | 就活交換日記

これは、葛藤を抱えながら就活している大学生と、東京で働くクリエイティブディレクターとのリアルな交換日記です。今の就活生が感じる心の揺らぎと、社会人からのさりげないエールをお楽しみください。

前回までの就活交換日記

授業も就活もオンライン、画面に向き合うばかりで疲れてしまったという愛さん。北さんは「多少しんどくても続いていること」に着目してみると、これまでとは違った就職先の選択肢が見えてくるかもよ、とエールを送りました。

#10の就活交換日記はこちらから。

今週は、人と会う時間を増やしたという愛さんの日記から始まります。

登場人物

大学生の愛さん(仮)
地方文系大学に通う就活生。留学経験がある。ひょんなことから北さんと出会い、交換日記を始めることになった。様々な心の葛藤を抱えながらも等身大に就職活動を行おうと奮闘中。

クリエイティブディレクターの北さん
コピーライター歴、約20年。長年採用広報に携わってきた経験から、採用のクリエイティブをもっと面白くしていきたいという熱い思いを持っている。宣伝会議コピーライター養成講座で、求人広告クラスの講師も担当。

愛さんの今週の日記
「私の解像度」

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【2021年1月某日】
今週は、自分に対する質問の種類が増えました。
先週に少しお休みをいただいた分、文字でアウトプットをする代わりに色んな人に会って自分のことを話す時間を多く作ってみました。学校の同級生から会社の経営者まで、社会の中での役割は皆それぞれです。どの会話の中でも「あなたは何者なのか」と一貫して問われ続けました。
「大切にしている価値観は?」
「未来の生活費はどのくらい必要?」
など、私だったら未来をどう作るのかという問いかけでした。

もちろん今までも自分に対して自分の存在を問いかけて来たけれど、今回はより具体的に自分自身の解像度が上がったような気分です。

「格好いい自分」を演じてしまっている自分がいるから、いつも少し背伸びをしてしまう。それでも背伸びをし続けると本当に身長が伸びることもあるかもしれない。失敗をすることから逃げず、まずはありたい自分を目指して突き進みたいと思いました。

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北さんからの就活エール
「道を決めないのも、道。」

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今週も日記、ありがとう。愛さんの活動報告や心の葛藤を読ませてもらいながら、日々の行動を想像していると、遠くで一人暮らしをしてる娘の暮らしを思う親のような気持ちになります。ちゃんと食べてるだろうか、嫌な大人と出会ってないだろうか、、、w

でもって、今週の行動を見ると、いや、すごいなぁと思うのです。様々な世代、役割の人と会って、質問して。ものすごく素敵な就職活動ですよね。というか、人生活動ですよね。対話を通じて、自分自身や自分の未来がぼんやり見えてくるといいですねー。ちなみに、「未来が見えないことが見えてくる」というのもありですからね。

というのも僕は昔から、人生の目標ややりたいこと、なりたい者というのが本当に見つからなくて。強いて言えば、「日々を楽しく過ごしたい」くらいでした。でも、何をするかより、どう過ごすかのほうが大切なんだと気づき、むしろ、ゴールやそこまでの道のりが見えてないほうがドキドキ、ワクワクするタイプなんだと自己認識できたら、毎日もちょっと楽になりました。なので、道を探しつつ、道を決めないのもまた道だくらいの気持ちで頑張ってみてくださいな。
編集:家洞 李沙(Fanclub)

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