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悲しくなったら、とにかく体を温める。 | 就活交換日記

これは、葛藤を抱えながら就活している大学生と、東京で働くクリエイティブディレクターとのリアルな交換日記です。今の就活生が感じる心の揺らぎと、社会人からのさりげないエールをお楽しみください。

前回までの就活交換日記

良い大学を出て、大きい会社に入ることが立派な大人なのではないとあらためて気づいた愛さん。一方で、自分自身はそうした環境で得られる優位性を享受してきたし、思わず自分を過大評価してしまいそうになる場面もあると。
そんな愛さんに対し北さん「選んでいるようで、選ばれている」とエールを送りました。

#09の就活交換日記はこちらから。

今週は、オンライン疲れに悩まされている愛さんの日記から始まります。

登場人物

大学生の愛さん(仮)
地方文系大学に通う就活生。留学経験がある。ひょんなことから北さんと出会い、交換日記を始めることになった。様々な心の葛藤を抱えながらも等身大に就職活動を行おうと奮闘中。

クリエイティブディレクターの北さん
コピーライター歴、約20年。長年採用広報に携わってきた経験から、採用のクリエイティブをもっと面白くしていきたいという熱い思いを持っている。宣伝会議コピーライター養成講座で、求人広告クラスの講師も担当。

愛さんの今週の日記
「流れに身を任せてみる」

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【2021年1月某日】
今週は画面に向き合う時間ばかりでとても疲れてしまいました。授業も、就職の情報を集めるのもすべてオンライン。朝から夜までパソコンの画面に向かうことが日常になりつつあります。どんな活動も自宅からできるようになったことで移動の労力がなくなるというハッピーな面もありますが、パソコンと四六時中にらめっこで友達とも会いづらい今は、どうも心が疲れやすくなっているようです。とにかく目の前にある自分ができることに丁寧に取り組み、大きな流れに身を任せてみようと思っています。

よくネガティブな気持ちになったり、悲しい気持ちになったりするときはとにかく体を温めると良い、と聞いたことがあります。少しでもくよくよしたらサウナに行く、白湯を飲む、笑う なんてことを実践しながら自分のことを温めていきたいと思いました。

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北さんからの就活エール
「楽と楽しいは違う。」

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オンライン就活ならではの疲れ、わかります。僕も今週は事務所から一歩も出ずにずっとリモートワークでしたが、なんだかずっと同じことをしているような感覚になって、すごく疲れました。

おそらく、楽(らく)であることと、楽しくあることは違うんですよね。むしろ、就活でも仕事でもじつは楽じゃないところに楽しさややりがいがあったり。あとから振り返ると、「あのときはしんどかったー」とか「あれは、失敗だったわ」といったことのほうが思い出になっていたり。とくに若いときは無駄と思える行動の中に、自分自身のアイデンティティを見いだすヒントか隠れているような気がします。

やらなくてもいいのに、あえてすることは何か。多少しんどくても続いていることは何か。この辺りに着目してみると、これまでとは違った就職先の選択肢が見えてくるかもしれません。

ちなみに、愛さんの日記にあったサウナや白湯で体を温めるっていいですね。僕も今週から実践してみます!
編集:家洞 李沙(Fanclub)

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