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齋藤悠紀
2023年10月17日 23:48
裏門と対になる3層の多層ガラス絵作品を描きます。 開かずの門の、表はやはり、龍がいる。 何度か龍を制作するうちに、それがどんな細部を持つのか、ということを自分なりにより突っ込んでいけるようになってきたように思います。 制作では頭と手、両方が動き出します。 自分なりの歩みが、見る人にとっての求めるものになるとは限りませんが、自分なりの龍を描くならそういう舵取りは必須です。 そこを蔑ろに
2023年10月15日 22:47
箔貼り。 手前の層。この段階で2層。 3層を重ねて完成です。
2023年10月11日 22:58
門の表からの絵を描いたので、内側、裏も描くことにしました。 裏門は、また別の場所に繋がっているかもしれない。 閂(かんぬき)は止めている木の棒。漢字がそのまんまですね。 支えているのが閂鎹(かんぬきかすがい)、あるいはそのまま鎹(かすがい)。 赤茶で錆びた鎹と、閂を補強?する為の金属が朽ちかけて緑青が出ている。裏側もいざ描いてみると十分味わい深いことに気付きます。 早速掻き出し。その
2023年10月7日 21:47
「龍猫図」多層ガラス絵(3層) 龍というお題から、自分にとって最も身近であまり詳しく知らなかった環境への掘り下げによって、少し変わった龍の作品になりました。この一点を作る間に考えたことなどからもう少し作りたいものが派生してきました。
2023年10月6日 23:59
開かずの門の下でまどろむ眠り猫を描きました。 しばらく迷っていた龍のもう一層も決まりました。 大作もようやく完成が見えてきました。
2023年10月5日 21:43
前回の掻き落としを終え、着彩と箔貼り。 周辺に渦を描いていましたが、他の層の描画が進んだので、その兼ね合いを見つつ更に掻き落としていきます。これは実際に重ねないと結構分からないので時間がかかりました。 結局ほぼ全部削り落としました。
2023年10月3日 21:26
前回の作品を制作した際、知ったのは、見沼の釘打ち龍伝説内で龍は、村人たちに危害を与え暴れ回るもの、即ち神格化されない水の神の姿として語られているということです。コントロールの出来ない野生を、それでも寺や神社の高い場所に祀っている。 ここには人間と水の神との関わり方の奥深さが表されているように感じます。 古事記の中の最古の神話のウサギ「因幡の白兎」。 そこに、アニミズムとして聖獣信仰が読み
2023年10月1日 22:30
開かずの門の龍を大きいサイズで描くことにしました。 サイズが大きくなるという事は、踏み込みの深さも問われます。作品から常に問いかけられているような心地です。 「この龍は一体どんな顔をしているのか。」 作者はテーマをかっちりと決めた上で、その通りに描く。と思われがちですが、現実は全く異なります。テーマが作品を作り、作品がまたテーマを作るのです。 考え、描き、また考える。反復のリズムの先