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開かずの門の絵
前回の作品を制作した際、知ったのは、見沼の釘打ち龍伝説内で龍は、村人たちに危害を与え暴れ回るもの、即ち神格化されない水の神の姿として語られているということです。コントロールの出来ない野生を、それでも寺や神社の高い場所に祀っている。
ここには人間と水の神との関わり方の奥深さが表されているように感じます。
古事記の中の最古の神話のウサギ「因幡の白兎」。
そこに、アニミズムとして聖獣信仰が読み取れることと、この見沼の龍は似ていると思いました。
アニミズムを踏まえた統治の重要性
・自然を利用し、殺生も行う。
・自然への恐怖心や災いを払拭する為に祭礼を行う。
↓
「殺しつつ祀る」という二律背反的行為による統治の必要性を説くという側面がある。それが統治者だけでなく広く人々にも形成されていった。
(参考文献「ウサギ学」山田文雄著)
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開かずの門を描きました。
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今回の大きめの作品では、龍と門に加え、あと1層増やす予定をしています。具体的な計画はありませんが、直感的にもう一つ異なる層を重ねて、表現してみたくなった為です。
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