白妙色の想い
白い彼岸花よ、
なぜ君は白く生まれたか?
色を忘れたのか
色なんていらなかったのか
その美しさは、
私の心を打つけれど、
白妙色の中に
秘めた痛みを宿しているようだ
色を失った空の下、
君はどうして静かに咲いているの?
その花びらは無音で、
私の内側をそっと見つめているよう。
色を忘れた世界で、
君は何を見つめ、
何を思っているの?
その白さの中に、
私の心の空虚な影が映り込む
白い彼岸花よ、
どうか教えて、
なぜこの瞬間、
君がこんなにも美しく、
そして切なく感じるのか。
君の存在が、私に何を伝えたいのか
もしかして、私の内を知っているのか
そうなのか、白い彼岸花よ
あとがき
気分が落ちて、何も考えたくないけれど
この心の奥の気持ちをどうにかしたくて
言葉にできない感情を
白い彼岸花に投影してみました
儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります