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青い夢の一分間

プールの中に潜れば
世界が広がる
美しい魚たちが
静かに泳いで見える

魚と息を合わせて
深く深く沈む
だけど息が続かず
再び浮かび上がると

そこには日常が
静かに溢れていた
「もうプール上がるよ」と
耳に届く声

あと1分だけでいいから
この世界を忘れさせて
あと1分だけでいいんだから
あの青い世界に夢を見させて


あとがき
詩のテーマは、現実と非日常の対比を通じて時間の流れと儚さを感じさせることです。プールに潜ることで現実の束縛を忘れさせ、深い静寂を表現しています。詩の中で「もうプール上がるよ」という声は、非日常の世界と日常の現実の間での葛藤を象徴し、プールの青い世界での夢のような時間を一分でも長く感じたいという強い願望を表現しています。詩は儚さと青さを通じて、私たちの一時の逃避願望と時間の経過を深く考える詩です

なんだかどうしてもプールの詩を書きたかった( *´艸`)

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