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本棚の見える所に飾って何度も読み返してる本6選【小説編】

こんばんは!金曜日担当のKanaです。

日本は梅雨だコロナだということで、まだまだお家で過ごされている方が多いのではないでしょうか。私の住む南スペインも最高気温が連日40度を超え、暑すぎて外出どころではありません。引きこもりを余儀なくされる毎日を送っています(笑)。

さて今日は、そんなお家時間のおともになればということで、私が愛してやまない書籍をいくつかご紹介したいと思います。

本当に大好きなものだけを集めましたので、敢えて多くは語りません。

「とにかく、読めばわかるから!!」

そんな前のめりな勢いでお勧めしたいお気に入りたち!今回は小説編です。


①オー!ファーザー(新潮文庫) 著:伊坂幸太郎

●概要(Amazon.co.jpより抜粋)

一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件――。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

●Kanaコメント

伊坂幸太郎先生は天才ですね。とにかくその一言に尽きます。ビートルズの大ファンという理由だけで「ゴールデンスランバー」をタイトル買い(?)して以来、伊坂ワールドにどっぷりはまってしまいました。その中でも一番のお気に入りが本作。


②純喫茶トルンカ(徳間文庫) 著:八木沢里志

●概要(Amazon.co.jpより抜粋)

純喫茶トルンカは、下町情緒の色濃く残る商店街の、さらに路地を抜けた袋小路にある喫茶店。場所がわかりづらいこともあり、やってくるお客のほとんどが近所の人ばかり。でもコーヒーの味はなかなかのもの。マスターは物静かで無口な中年男性。大学生バイト・修一と一緒にお店をしているのだが、ある日、修一に「私たちは前世でお会いしてるんです!」と突然女の子に声をかけられた!一体どういうこと?

●Kanaコメント

静かなピアノの音色が鳴り響く喫茶店で繰り広げられる、優しくてあたたかい人間模様。みんな胸の内に色んなものを抱えて生きていて、知らず知らずのうち、お互いに支え合って生きているんだよなぁなんて…心が安らぎほっとする作品です。続編も素晴らしい!別作品ですが「きみと暮らせば」もぜひ。八木沢先生の描く優しい世界観を愛してやまない私です。


③日日是好日─「お茶」が教えてくれた15のしあわせ(新潮文庫)

著:森下典子

※こちら小説ではなくエッセイでした、失礼しました。

●概要(Amazon.co.jpより抜粋)

お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。
がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。
「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。

●Kanaコメント

最初は映画版に感銘を受け、原作である本作を読みました。もう、目次を見ていただくだけで分かると思います。素晴らしいです。折に触れて何度でも読み返したい人生のバイブル。同じ森下典子先生の「いとしいたべもの」「こいしいたべもの」も大好き。


④本日は、お日柄もよく(徳間文庫) 著:原田マハ

●概要

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

●Kanaコメント

目頭が熱くなるどころか、終始泣きながら読んだことをよく覚えています。ものすごいパワーをもらいました。改めて、言葉・想い・物語の力は人を動かし、人生を変えるんだって教えてもらった気がします。この作品との出会いは私の人生の宝です。同じ原田マハ先生の「生きるぼくら」も超おすすめ。


⑤流星ワゴン(講談社文庫) 著:重松清

●概要(Amazon.co.jpより抜粋)

38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。
僕らは、友達になれるだろうか?

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

●Kanaコメント

この作品を読むときには、どこで本を開くかがとても重要です。なぜかって?とてもじゃないけど涙なしには読み進められないから…(涙)これでもかってくらい泣きながら、感動しながら読みました。今日という1日に、大切な誰かに優しくなれる1冊です。


アルケミスト 夢を旅した少年(角川文庫) 著:パウロ・コエーリョ

●概要(Amazon.co.jpより抜粋)

半飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢――。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」――。
長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとは――。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。

●Kanaコメント

パウロ・コエーリョの名を世界に知らしめた本作。もう何度読み返したかわかりません。でも、読み返すたびにまるで初めて読むかのような、大きな気づきや発見がある…とても不思議で特別な本です。東京でこの本を買った私が、今や主人公サンチャゴの故郷であるアンダルシア地方に住んでいるというのも不思議な偶然だなと感じています。

彼のデビュー作「星の巡礼」もすごく良かったのでリンク貼っておきますね。

おすすめがありすぎて止まらなそうなので、今回はここまでにしようと思います☺次は小説以外のおすすめ書籍もご紹介しますね!

それでは皆さま、素敵な週末をお過ごしください!

Kana

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