サエ

娯楽と呼ばれる大きく狭い世界を漂ってます。サエです。                 …

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娯楽と呼ばれる大きく狭い世界を漂ってます。サエです。                                                                 芸術を愛してます。

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    自由気ままに ことば を紡ぐ サエのエッセイ、サエッセイ。

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タイミング

タイミング。 それは、ある程度見当がついている想定内のものや不意に巡ってくる想定外のものなど様々だが、 いずれも私にとっては人生におけるとても大切なキッカケであり、チャンスでもあるように思う。 ここ数ヶ月、非日常が日常化しつつある生活の中で "新たなコミュニティをつくりたい" と思っていたのだがついに、、! いまこそ、じっくり大切に ことば を紡いでゆける。 新しくはじめたいことについて考えたとき、 なぜか急にそう思い立ったので これもタイミングかと思い… \

    • 天使のkiss

      ここのところ、スピリチュアル的感覚が研ぎ澄まされているような気がしてならない。 もともと精神とか魂とかそういうものに興味はあったが、今その熱が高まってきている。 なにか高い壺を買わされた訳ではない。 なにか高い絵を買わされた訳ではない。 私は正気だ。 一年くらい前に、或る夢を見た。 その夢の中で、誰かが私の首の後ろを撫でて、キスをした。 目が醒めて、あれは誰だったのだろうかと思いながら、ユメカルテで夢診断をした。 説明しよーう!ユメカルテとは、夢の内容を文字で入力するとその

      • 多様性を語る前に

        固定観念 というカチコチした四字熟語の中身を四人の人間がやさしく解きほぐしていく。 そんな、やわらかな、あたたかな世界を見つけたのは昨年10月のこと。 沢山の言葉が刺さって刺さって、沁みて沁みて。 感動していた。 フジテレビ木10ドラマ『いちばん好きな花』。 初回の数分で、なんだか坂元裕二さんみのあるセリフだなあと思い脚本家を検索したら坂元さんではなく生方美久さんという方で。Wikipediaによると、最も尊敬する脚本家が坂元裕二さんなんだそうな。…どうりで私のセンサーが反

        • 桜通りの17番地に連れていって

          「桜通りの17番地に行きたいって?」と、テレビ画面越しに話しかけてくれたのは愉快な男性バート。私はかれこれ20年くらい前から何度もその言葉をかけてもらってきた。と同時に、魔法をかけてもらってきた。 Ⅰ.メリー・ポピンズと子どもの頃の私 ディズニー映画『メリー・ポピンズ』は物心ついたころにはすぐそばにあって、もう何度観たかもわからない。ナニー(日本語では乳母兼家庭教師)として雇われた女性がまるで魔法使いのように非現実的な出来事を次々起こしていく。というそのファンタスティック

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          心にピン留めしておきたいこと

          もしも。人の心の内が視認できたとしたら、誤解から生まれるトラブルはなくなるかもしれない。しかしその代わりに、真実だけが見えてしまうことによるトラブルがそれまで以上に増大するに違いない。 "知っていればよかった"の代わりに"知らなきゃよかった"が世に充満するだなんて、ちょっと考えただけでも恐ろしすぎて震える。 知らぬが仏。である。 0か100か。白か黒か。みたいな話じゃないんだし、ゆらゆらしながら何となく双方のバランスが取れている状態がなんだかんだ一番平穏と言えるのかもしれない

          心にピン留めしておきたいこと

          ノーマスク・ノーリスク

          世界中でマスクの着用があたりまえになってから随分と経つ。そして最近ではもう外していこうという傾向になりつつある。 マスクはいい。衛生的だ。そして安心感がある。 なんでも、私は護られてる感のあるものが好きなのだ。(マスクに限らずタートルネック、レインブーツ、帽子などなど) マスク必須時代になってすぐの頃は「はやくマスクなしで生活できる日が来るといいね〜」などと言っている人がわんさかいたような気がするが、最近ではそんな言葉を聞くことすら無くなった。 それどころか、「マスクなし

          ノーマスク・ノーリスク

          四月になれば

          春。新年度。入学。入社。入所。 4月から環境が変わるときの感覚を、私はもうすっかり忘れてしまったらしい。 3月と4月の切り替わりを特別に感じていた時代が随分昔のことになってしまった。 4月になれば…どうなる? ここ数年の私といえば その日暮らし。基本予定は未定だし。期待と不安は常につきまとっているし。 ある意味、毎日が4月って感じ。 毎日が4月って感じなのに、ほんとうの4月は全然4月って感じがしない。 毎日がちっちゃい4月。おっきい4月がない。 おっきい4月がちょっとだ

          四月になれば

          みぞみぞする

          いま、TVerがアツい。 『それでも、生きてゆく』『Mother』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『最高の離婚』『スイッチ』と、何故かいま、坂元裕二作品(ドラマ)がバンバン配信され始めているのである。見事に坂元裕二祭りだ。もう嬉しくて嬉しくて堪らん!という気分。 私が坂元裕二さんを認識したのはテレビで放送されていた『最高の離婚』をリアルタイムで観た時だった。 なんて面白いんだ!と、衝撃を受けた。 ストーリーもキャストの方々のお芝居も面白いのだけれど、特に言葉づ

          みぞみぞする

          1920 -ミュージカルが教えてくれた#02-

          ゆったりとしたシルエットの衣服を纏い、頭を覆うコロンとした可愛らしい形のクローシェハットからはウェーブがかったボブカットの髪が覗く。 それらで形成された柔らかな雰囲気に、直線的且つゴツっとした形のアールデコジュエリーがアクセントを効かせる。 …!! そのビジュアルは一瞬で私の心をタイムスリップさせ、ワクワクさせてくれた。 思い返せばあれは2015年。 『スコット&ゼルダ』というミュージカルを観に行く予定が決まっていた私は、作品の予習をした上で観劇したいと張り切り 色々調

          1920 -ミュージカルが教えてくれた#02-

          歪み

          かれこれ20年以上人間をやっているが、一向にこの世界や自分自身のことを理解できる気がしない。 生きれば生きるほど腑に落ちないことばかりが増えていく気がする。 私はここ数年で、腑に落ちないことは全部"歪み"のせいにするようになった。 そもそも世の中が歪んでいて、そんな歪んだ世界に生きる私たち人間も、みんな歪んでいるのだと。 当然そんな歪んだ人間たちが持つ思考や価値観なんてのも全部、歪んでいるのだと。 こりゃあもう…ぐにゃんぐにゃんだ。 中学生の頃に美術の教科書で見た、サ

          Natto life never ends!

          さっき福山雅治と斎藤工がラジオで喋ってて、 二人は腸活してるらしく。 「腸活は納豆に始まり納豆に終わる」みたいなこと言ってた。 腸活していくと、体臭が赤ちゃんに戻るんだって! と、母がLINEで教えてくれたのは昨年の秋頃だった。 母は私のことを健康ヲタクだと認識しているらしく、健康に纏わる耳寄りな情報があると唐突にこのようなメッセージを送ってくる。 納豆に始まり納豆に終わる…かぁ! 体臭が赤ちゃんに戻る…かぁ! うわぁ。興味しかない。 赤ちゃんの体臭になりたい! そう

          Natto life never ends!

          サヨナラはゆっくりと

          また大切な人がひとり、亡くなった。 もうすぐ80歳の誕生日をお祝いできると思っていたのに、祖母はその日を迎える前に永い眠りについた。 もうすぐ誕生日だなんて意識していたのは周りの私たちだけで、恐らく当の本人はそんなことも知らずにスッと魂を手放したのだろう。 祖母は長いあいだ認知症とともに生きた。 こんなこと、誰が予想できただろうか。 完全なる予想外の出来事。想定外の出来事。 "あの人が、まさか…。" 祖母を知る人みんながそう思ったに違いない。 ピンピンして、シャキシャ

          サヨナラはゆっくりと

          奇数の魅力に取り憑かれ

          いつからだろうか。 三人組でいると居心地が良かったり 三拍子の音楽が好きだったり 四角形より三角形に惹かれたり どうやら私は3が好き。というのか、3に纏わるものが好きなようだ。 三人組に関して よく、2人とか4人とか偶数じゃないと!3人とか7人とかだと余りが出るから…割り切れないから…と言って奇数を好まない人がいる。これは"テーマパークのアトラクション問題"とも言えよう。 余りって可哀想?割り切れないってスッキリしない? いやいやいや 3ほどバランスの取れた数字はないで

          奇数の魅力に取り憑かれ

          蠍座の女2022

          新年明けまして随分と経ちまして。 気がつけば一月も終わろうとしてまして。 遅ればせながら、note書き初め2022をば。 「いつも心にしいたけ占い」な精神で生きている私は、しいたけ先生のアドバイスをそれはそれは真剣に受けとめ、受け入れている。 いつもVogueGirlの公式LINEアカウントから配信されるしいたけ占いを見ては、なるほど〜!と心に染み込ませ1週間を過ごしているのだ。 コンスタントに配信される占いは一週間毎で、星座別でその週の運勢とそれに付随したアドバイスが書か

          蠍座の女2022

          過去に意味を与えた日

          この言葉に出会ったのが昨年の今頃だった。 現在が過去に意味を与えるとは…? 今のコレであの時のアレに意味がついた!と感じるということなのだろうか…? とても興味深い言葉ではあったものの、例となるような実体験が思い浮かばずにいた。 が、しかし 先日遂に過去に意味を与えることができた。 あの言葉を痛感するような出来事が起きたのである。 どうなりたいかなんて何も考えず、ただ演ってみたいと思ってヴァイオリンを習いはじめたのが中学生2年生の頃で、それから今まで弾くことだけはゆるっと

          過去に意味を与えた日

          しみいる

          心ざわつく夜。 なんてことないような不安や焦りがふつふつと湧き上がってくる、そんな夜。 不安や焦りなど湧かしたくないなと思いながら、私はそそくさとお湯を沸かした。 先日お土産で貰った紅茶を淹れることにしたのだ。 ふつふつと湧く思いや考えというのは大抵、文字通り、お湯を沸かした時に湧き上がる湯気のようにモクモクと大きくなっていく。 初めは0.3ミリのシャープペンシルで描いた点くらいだったものが、気がついたら油性の極太ペンで描いた点くらいになっている…そんな具合に 勝手にどんど

          しみいる