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大切な旅をひとつ、終えました

一泊二日、倉敷へ行ってきました。
無事家に着いて、一安心です。

岡山県に降り立つのが初めてだったのですが、倉敷は本当に街が綺麗で、歴史があって情緒があふれていて、そこら中で会う人たちがみんな良いひとで。とても大好きな場所になりました。

この旅行は、今年の1月頃から休職してパニック障害の治療をはじめて、そろそろ飛行機にチャレンジしたくて企画した旅行でした。(ご存知のない方もいらっしゃると思うのですが、パニック障害は人によって差はありますが、電車や車、飛行機などの乗り物が苦手になる場合が多くあるのです)

病気になって、苦手なことや「もしかしてできないのかも」と思うことが増えると、とても悲しく思うものです。あんなこともしたいのに、こんなところにも行きたいのに、って。

症状が頻繁で悩んでいた頃は、そんな状況に悲観的になったりもしていたけれど、お医者さんやカウンセラーさんを始め、家族や友人などたくさんの人たちが寄り添ってくれて超ポジティブ・超前向きに相談に乗ってくれて、少しずついろんなことにチャレンジしてみよう、という気になれたし、そのチャレンジを見守ってくれました。

都内での普段の生活には慣れて、4月には友人と新幹線に乗って熱海旅行に行ってすっごく楽しかった。ただどうしても私は海外に行きたくて、あまりにも行きたいところが多すぎて、会いたい人も多すぎて、飛行機を乗り越えないわけにはいかなかったのです。やりたいことを、諦めたくない。

そんな気持ちで、まずは国内から!と、飛行機で行ける場所、そしてせっかくだから行ったことのない場所、ということで岡山県倉敷市を選びました。旅のお供には、母が付いてきてくれる事に。本当にありがたかった。

2年ほど前までは仕事やプライベートでもちょくちょく海外に行っていたのですが、治療を始めてからは初めての飛行機。久しぶりの空港、久しぶりの搭乗手続き、久しぶりの機内。

少しドキドキしたけれど、朝早くて眠かったのからなのか(笑)、旅行へのワクワクが勝ったからなのか、平気で、少しウトウトしたまま飛び立ち、無事岡山桃太郎空港(名前が可愛い!)に着くことができました。


当たり前だと思っていたことができなくなる瞬間って、ある。突然訪れる。
それを実感した今だからこそ、すべてのことがワクワクして楽しくて、仕方ありません。

初めて降り立つ岡山、そして倉敷は本当に素敵な場所でした。とにかく旅を楽しみたかったから、ここを選んで本当に良かった。

倉敷の夜、真っ暗な空の下、煉瓦造りの素敵な施設・アイビースクエアの、誰もいない広場に立った時、なぜか「世界がひらけたぞー!」っていう感情が湧き上がってきて、少し泣きそうになりました。すべての空間を、贅沢に、独り占めしているような、そんな感覚。「ご自由にどうぞ」「好きに過ごして良いですよ」って、世界に言われている感覚。ポエマーすぎ?笑 でもね、本当にそう感じるんです。ぶわって、体の内側から。自由って、尊いんです。

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全てが輝いていて、素敵な2日間でした。
旅行って、「日帰り旅行」とか「プチ旅」とか「弾丸」とかっていうけれど、それを「旅」だと思うかどうかは、その人の心によるなぁって思ったりします。私にとっては、この1泊2日の旅は、紛れもなく「旅」でした。心を解き放った、壮大な、旅!

一緒にはしゃいでくれて、そしてカメラの腕前をメキメキとあげてくれた母に感謝!(Twitterにあげたこの画像は、母が撮りました)あと何回、一緒に旅行に行けるのかなぁ。

明日からは、通常運転!
旅の記録は、またゆっくり気まぐれに書いていきますね。

今日は、一つの壁を乗り越えた自分を褒めつつ、そして感謝しつつ、ゆっくり休みたいと思います。

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。