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午前中のエッセイ集

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自分の書いたエッセイをまとめたものです。
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2022年7月の記事一覧

海の記憶と雷の迷信【エッセイ】

今日は書くことが何も思いつかない。 というか、思いつきはするけど長くなりそうなので、書く…

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好きな写真家【エッセイ】

写真集を結構持っているほうだと思います。 アイドルが水着になっているやつではなくて、写真…

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食に関する負のテレパシー【エッセイ】

最近、料理をめっきりしなくなってしまった。 嫌いではないんですけど、我が家の料理担当がほ…

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お気に入りのYouTubeチャンネル【エッセイ】

仕事をしている時、常にYouTubeをながら見しています。 僕は自営業者で、かつ従業員も自分一人…

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どうしてか、よく道を尋ねられる話【エッセイ】

僕はよく人に道を尋ねられる人間です。 理由は分かりません。 老若男女の別なく声をかけられる…

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本についてのあれこれ【エッセイ】

太宰治の『人間失格』を読みました。前に読んだのは大学生の頃だと思うから、約二十年ぶりとい…

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夜にエッセイを書くと【エッセイ】

いつも朝一番にエッセイを書いていたのだけど、家庭の事情によって夜に変更しました。 今は仕事を終えて、夕ご飯を食べた後、夜8時から10時くらいにキーボードに向かっています。 うちは自営業者の夫婦なので、かなり時間の自由はきくのですが、小さい子どもがいるので、早朝5時から子守が始まります。 僕がnote執筆のために仕事場にこもってしまうと、奥さんがワンオペ状態になってしまうし、効率的に家事ができないので、朝は家の時間とすることにしました。 まあ朝一番に書いていたのは、「毎日書き

文章は流れる、カレーのように【エッセイ】

近所にカレー屋さんがたくさんあります。 とにかくある。 どれくらいあるかというと、一番近い…

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語彙に頼らない言葉の引き出し方【エッセイ】

こうやってエッセイを書いていると、学生時代と比べて使っている単語の種類=語彙が増えたなぁ…

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ことばの夢をみる夜【エッセイ】

なんだか重いエッセイを書いてしまったので、軽い話を書こうと思ったんです。 軽い話の鉄板ネ…

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のら猫たちの戦い 後篇【エッセイ】

中編からの続きです。 決闘に決着はつきませんでした。 途中で2匹とも私たちの存在に気がつき…

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のら猫たちの戦い 中編【エッセイ】

前編からの続きです。 我が家と家族同然になっていた3匹の猫、〈お母さん〉〈へんはち〉〈ま…

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のら猫たちの戦い 前編【エッセイ】

ふらっと買い物をして戻ってくると、家の駐輪場に一匹の猫がいます。近づいてもまるで逃げるそ…

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10年の棺【エッセイ】

「90年代について書いて」と言われました。 この場合の〈書いて〉は、〈小説を書いて〉ということです。 友人からのささかなお題なのですが、3日ほど悩んで、「ちょっと難儀かも知れない」と思ったので諦めて、キーボードから指を離しました。 書けない要因は多々あります。自分の内的なこと、外的なこと、それらが複合されたこと。しかし何より、90年代という10年間は、どうしても自分自身と切り分けられないことが一番の理由なのだと思います。 90年代。 私は1980年生まれなので、90年代には