丘本さちを

短編『脳みそとみみずくん』第五回新脈文芸賞を受賞。既刊本『往復書簡 傑作選』『続 往復書簡 傑作選』。ネットでの購入はコチラ→ https://t.co/BQahVMProJ 謎の団体 ケシュ ハモニウムのメンバーです。https://note.mu/kesyuhamonium
    • 奇妙な味のショートストーリーズ
      奇妙な味のショートストーリーズ
      • 29本

      これまでに書いた掌編、短編、ショートショートをまとめています。奇妙な味の作品が多いです。

N氏とO氏、ホームにて【掌編小説】

夜。地下鉄のプラットフォーム。 時刻は午後の十一時をまわっていて、ひと気がない。 スーツを着た四十代のサラリーマンN氏とO氏が、お互いに顔を見合わせて驚く。 N氏…

故郷に海ができる【掌編小説】

 あなたゴルフする? あたしはしない。でも穴のことなら分かる。ほらグリーンに空いているまあるい穴。あれって不思議な大きさよね。大きすぎもせず、小さすぎもせず。他…

昔の家【掌編小説】

そう言えば昔こんなことがあってね。 あなたが生まれる前、この家に引っ越してきたばかりの頃。 知らない男の人がピンポン鳴らすのよ。 最初は新聞屋かと思って、追い返…

悪魔【掌編小説】

悪魔はレンブラントの肖像画に出てくるような立派な身なりをしていた。 まるで中世の昔からそこにいるようだった。 イタリアの小さな村の十字路に、何百年も立ち続けてい…

第25回文学フリマ東京に出店します。

思い立って2年ぶりに文学フリマに出店します。 新刊『不可思議な掌編集(ハナシ)』と既刊の往復書簡シリーズの販売になります。 Eテレ『100分de名著』のアニメーションを…

大晦日の夜【掌編小説】

大晦日の夜。 こたつに大人達が集まって年を越そうとしている。 まだ子供だった、兄、私、弟は、除夜の鐘を聞こうと意気込んでいたものの、早々に寝床で布団をかぶってし…