見出し画像

挑戦とバランス【①仕事のストレスとの向き合い方】

先日いただきました相談は、仕事でのストレスに関するものでした。

仕事では様々なストレスがありますよね。
ご相談いただく方の中には、完全にストレスを無くせるような考え方を教えてほしいと言われる方もおられました。

なんとかしてストレスをなくしたいというお気持ちは充分にわかります。しかし、ストレスが完全になくなることはあり得ないことだと私は考えています。

生きていれば、死と税金からは逃げられないという表現がありますが、これと似ていることだと私は考えています。生きていれば、人は大なり小なりストレスを抱えてしまうものです。

現代は様々なストとレスがある

無くなるはなずのないことを無くす努力をするよりも、無くならないことならばと割り切って、上手な付き合い方を見つけていくのも一つだと思います。

今回は仕事でのストレスに悩まされている方の一助になれればと思い、記事を投稿いたします。

お時間のある方は最後までお付き合いいただければと思います。

※今回のテーマは非常に広いものであり、記事のボリュームも大きくなってしまうため2つに分けて投稿いたします。この記事では、ストレスの理解と向きう方法、ストレスの種類と共通点をご紹介します。
ストレスへの対処については、次の記事(別記事)でご紹介いたします。

ページ最下部に2つめの記事を載せていますので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。


ストレスの正体

ストレスはなくならない?

先ほど、ストレスを完全になくす事は非常に難しいこととしてご紹介しました。

稀に、ストレスを全く感じたことがないと言う方もいらっしゃいますが、ストレスがないわけではなく、ストレスとあえて表現するまでには至っていないというのが正しいのかもしれません。

その理由は、ストレスという言葉を掘り下げるとイメージしやすくなります。そもそもストレスとは、体や心に対する外部からの圧力や負荷に対する反応のことです。

これは様々な状況や出来事に対して発生するものであり、今いる環境に適応しようとする人間の本能として生じるものです。

そのため、私たち人間は生きている以上、何かしらのストレスを感じるものなのです。

すべてのストレスが悪いのか?

ほどよいストレスは、あなたの成長を促す適度な刺激になり、ポジティブに作用します。

しかし、長期間にわたる継続的なストレスや一気に生じる強いストレスは、健康に悪影響が出てしまうんです。

ストレスと聞くと、ネガティブなイメージばかりを持ってしまいがちです。しかし、成長したいと思う瞬間や、何かに挑戦したいという気持ちになる瞬間の裏側には、ストレスの存在があるんです。

希望をもった姿・ストレスを抱えた姿、あなたにはどちらに見えますか?

大きさの違いはあれど、人は誰もが悩みや苦しみを持っていますよね。

悩みや苦しみに対して、あなた自身がどのように受け止めて、どのように反応するかにより、ストレスはネガティブにもポジティブにもなり得るものなんです。

自分自身を振り返ったとき、苦しみや悩みを経験したからこそ成長につながった事はありませんか?

それはあなた自身が、ストレスを成長に必要な糧に変えた瞬間なんです。

逆に、成長したいと思った時に苦しみや悩みが大きくなりすぎてしまい、目の前のことを諦めるしかなかったという経験がある人もいるのではないでしょうか。

これは、程よい刺激を通り越した状態で、一旦その刺激から離れなければ自分の健康を害してしまうあなたの防衛本能が働いたのかもしれません。

これらのことから言えるのは、人はストレスがあるからこそ成長したり、逆に自分を守れたりするということです。

単純にストレスが嫌だと言う感覚を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はストレスは、私たちが生きる上で欠かせないスパイスの1つでもあるんです。

ストレスは人生に必要なスパイス?

だからといって、今あなたが抱えているストレスが必要なスパイスなんだから、我慢しなさいと言いたいわけではありません。

ここでお伝えしたいのは、ストレスは苦しくて頭を悩ませるものだからと、単に遠ざけたり無いものにしてしまわなけらばならないような、すべてが悪いストレスなわけではないということです。

だからこそ、まずは今あなたの抱えているストレスが成長につながるものなのか、それとも成長を阻害してしまうストレスなのかということを見極めることが大切なんです。

まずは自分自身のストレスを理解する

今受けているストレスが成長を促すものなのであれば、そのストレスを受け入れることが、未来のあなたにとってより良い選択になります。

しかし、成長を阻害して健康にまで影響を来すようなストレスなのであれば今の自分や将来の自分のためにも、そのストレスは断ち切らねばなりません。

今抱えているストレスはどっち?

まずは、今抱えているストレスがポジティブなものかネガティブなものかをあなた自身が理解することが大切です。では、ストレスの原因について一緒に考えていきましょう。

ストレスの種類【仕事】

仕事のストレスとして相談をいただいた大半の方は漠然としたストレスを感じており『仕事自体がストレスだ』という状態であることが多いんです。

しかし、よくよく聞いてみると、仕事上での特定の場面(例:A先輩職員とうまくいかない)であったり、特定の仕事内容(〇〇という仕事)などがストレスにつながっていたりするものです。

なかには複数の内容がストレスにつながっていることもあります。

いずれにせよ、今のあなたのストレスが、仕事のどの場面においてのものなのか、ストレスと感じる要因は何なのかということを知ることで、対処の方法や向き合い方が見つかるかもしれません。

一般的によく言われる、仕事上でのストレスの種類についてご紹介します。

1、業務内容に関するストレス
2、人間関係によるストレス
3、組織の雰囲気や環境によるストレス
4、キャリアへの不安によるストレス
5、仕事とプライベートのバランスによるストレス

業務内容に関するストレス

業務負担によるストレスや仕事が多すぎたり、締め切りが厳しかったりすることが原因となるストレスです。

職種によっては様々な業務を同時にこなすなどの多重課題等がストレスになることもあります。

単純に今している作業や、任されている役割が自分に合っていないと言う場合も業務内容によるストレスといえます。

人間関係によるストレス

同僚や上司、部下との関係がギスギスしていたり、特定の人と話しにくいことや、関係が良くない等の対人コミュコミュニケーションの上でストレスを感じるというケースです。

人間関係によるストレスには、特定の人物である、もしくは複数の特定の人物とのコミュニケーションの事を指しています。

職場全体に話しにくい雰囲気があると言う場合は、人間関係によるストレスと言うよりは、組織の雰囲気や環境によるストレスに当てはまります。

組織の雰囲気や環境によるストレス

企業の雰囲気や働く場所の雰囲気が、自分に合わずにストレスを感じるというパターンもあります。

人事異動により職場の雰囲気が変わってしまったり、会社の方向性を変化させることに伴う組織の再編により組織の雰囲気が大きく変わってしまうなどがあげられます。

このような場合にも人はストレスを受けやすいんです。

キャリアへの不安によるストレス

昇進の目処が立たない、経験を積んでもキャリアアップができないなどのキャリアへの不安により、ストレスを抱える人も少なくありません。そもそも今の仕事を続けるか否かという思いがストレスになっていることもあります。

仕事とプライベートのバランスによるストレス

ワークライフバランスが崩れ、仕事とプライベートの調和が難しくなることでストレスが生じてしまうこともあります。

会社にはそれぞれ繁忙期があり、一時的なバランスの乱れであれば、ストレスを乗り越えることもできるかもしれません。

しかし、時期を問わず、常に忙しい状態だとワークライフバランスが崩れてストレスを強く感じてしまいます。自らの役割が変わり、持っている仕事や責任が変化した際にも、ワークライフバランスは崩れやすい傾向にあります。

ケース毎に向き合い方は異なるが…

まずは自分を見つめてみましょう

様々なストレスの種類があり、ケースによってストレスの向き合い方は異なります。

自分がどのケースに当てはまるのか、どのような状況の時にストレスを感じているのかを理解することから始めることが大切です。

ストレスを感じたときには、冷静に考えることができず、どのような内容がストレスなのかがわからない状態のまま「仕事がストレス」という一括りに片付けてしまいがちです。

このような状態になってしまうと、解決できるものも解決できなくなってしまうばかりか、自分自身が苦しい思いをして、時間も労力も無駄になってしまいます。

まずは主観と客観を分けて考えることが大切

まずは感情と客観的な事実を区別して考えるためにも、自分自身のストレスを客観的にとらえることが大切です。

そのような場合には、自分の思いをノートに書き出してみる、自分の思いを誰かに相談するなど、自らSOSを出すことからはじめてみましょう。

ノートに書き出したり、誰かに相談するプロセスで、おのずと解決策が見えてきたと言うケースもあります。

まずは自分自身を大事にするためにも、自分のストレスと向き合うことから始めてみてください。

今回の記事は、ここまでで既にボリュームが大きくなっているため、各種類の対処法については、次の記事で改めてご紹介したいと思います。

貴重な長い時間を割いてここまでご覧いただきありがとうございました。

個人ブログも行っております。
「35歳までに知りたかった100のこと」をテーマに、より良く生きる上で役立つような様々な情報を発信しております。

内容は、35歳という年齢に関係なく役立つものを投稿しておりますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。

sabukurocha(サブクロチャー)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?