見出し画像

挑戦とバランス【②ストレスへの対処法】

今回の記事は、挑戦とバランス【①仕事のストレスとの向き合い方】についての続きになります。

仕事上でよくあるストレスの対処法についてご紹介したいと思います。

この記事の中でご紹介する内容が正解だということではありませんが、仕事でのストレスに悩まれている方の一助になれれば幸いです。

気になる方、お時間のある方は最後までお付き合いいただければと思います。


業務関連のストレスへの対処法

業務関連へのストレスを感じている方は、まずは自分の業務を並べて、自分自身がどのような仕事を抱えているのかを把握することから始めましょう。

これらを行った上で…

1、優先順位をつける

意外と出来ていない?優先順位をつける

たくさん並んでいる仕事の中で、重要なことを優先的に処理していくなど、計画的に進めることでストレスに対処しやすくなります。

優先順位が自分でつけられない場合には、何が優先順位が高く重要なのかを上司や先輩に相談してみましょう。

上司や先輩に相談することで、自分の判断力を身に付けることにもつながります。

2、効果的な時間管理を意識する

時間の使い方を身につけて、仕事の効率を上げることにより、ストレスは大幅に軽減します。

仕事でのストレスでは時間が大きく関係しています。
時間に終われて、精神的な余裕が持てなかったり、強くプレッシャーを感じたなどは誰もが一度は経験したことがありますよね。

自分がどの仕事にどの程度時間がかかっているのかを把握し、仕事に応じた時間の使い方を心がけるだけでも仕事の効率が上がります。

ポイントは、なるべくスムーズに仕事を終わらせるという抽象的なイメージではなく、実際に時間を測るなどの具体的な見方をすることです。

はじめは思った通りの時間にならないかもしれませんが、続けることで様々な経験を通して、効率的な時間の使い方ができるようになります。

3、仕事を任せる

自分が処理すべき業務とそうでないものを区別し、任せられるものは同僚や部下に任せることも大切です。

仕事が多いということはあなた自身が仕事が出来るがゆえに任される量が雪だるまのように増えているということもあるんです。

仕事の分担を行うことで、ストレスを分散することができるだけでなく、他のメンバーと仕事を共有することにもつながり、実務の面でも精神的な面でもストレスの軽減に繋がります。

人に頼むことが苦手だという人もいますよね。
そんな方は、見方を少し変えてみるのも良いかもしれません。

あなたが抱えている仕事を分散することで、チームのみんなも経験を積むことになり、結果的にはチーム全体の仕事の効率が上がるという、良い循環を生み出すことができます。

頼ること、頼られる事はチームで仕事を行う上で非常に大切なことなんです。

自分が面倒だからと言う理由で仕事を分散する事はおすすめしませんが、1人で抱え込むのではなく、誰かを頼ると言うことも意識してみましょう。

4、休憩とリフレッシュ

定期的な休憩をとり、リフレッシュすることは仕事の効率の上でも、ストレスにおいても非常に大切なことです。

焦ってしまうがゆえに休憩やリフレッシュの時間を取らないという方もいますが、長時間連続して働くと心身ともに疲労が溜まり、生産性を損ねてしまいます。

生産性が低くなると思うように仕事が進まないことから、さらにストレスが大きくなると言うような悪循環を生んでしまうんです。

逆に忙しい時や集中しなければならないからこそ、生産性と精度の面から考えても休憩時間やリフレッシュする時間が必要だという意識を持ちましょう。

そもそも仕事というのは大半の方は定年まで働き続ける長距離走のようなものなんです。

目の前の仕事で考えると焦ってしまいますが、短距離走で一度だけ勝つイメージではなく、長距離走を走り切るというイメージを持つことが大切です。

走り切れないようなペースで走ってしまうとあなた自身がゴールにたどり着くまでに壊れてしまいます。

休憩時間をきっちりと取る工夫に加え、作業の合間にも自分がリフレッシュできるルーティーン(自分が何をしたら落ち着くのかなど)を見つけてみるのも良いかもしれません。

5、積極的に報告、連絡、相談を行ってみる


実はこんなところでも報告・連絡・相談(ほうれんそう)が役に立つ

上司や同僚との報告、連絡、相談(コミュニケーション)を積極的に行っていくことで、自分に与えられた業務に関する期待や課題を明確にすることが出来ます。

その結果、知らず知らずに作り出してしまう仕事の誤解や不安を減らすことに繫がり、ストレスの軽減に繋がるんです。

ストレスを抱えると人に話すことすら止めてしまいたくなりますよね。

しかし、このような状態になってしまうと、与えられた仕事への期待や課題を自分の中で作り上げてしまい、自らストレスを大きくさせてしまうことになりかねません。

自分自身を守ろうとして自然と人と話したくなくなってしまうのですが、そんな時ほど、最低限でも構わないので報告、連絡、相談(コミュニケーション)を意識してみましょう。

もちろん空元気などの明るく振舞うを意識する必要はありません。
まずは自分自身の現状を知ってもらう意識で行ってみてください。

仕事で基本とされる報連相は、実は自分をストレスから救う方法でもあるんです。

人間関係に関するストレスへの対処法

人間関係に関するストレスへの対処法は、以下の内容です。

1、コミニケーションの改善を意識する

『この人は苦手…』や、『この人とのコミュニケーションは自分にとってストレスだ』と決めつけてしまうのではなく、今日はうまくコミュニケーションが取れるかもしれないと改善する意識を持ったコミュニケーションを心がけてみましょう。

苦手意識を持ったまま疎遠になってしまうと、自分自身のイメージの中で苦手意識がどんどんと膨らんでいき、余計にストレスを大きくさせてしまいます。

会話の頻度が上がると、感情や期待をオープンにして共有することができるようになり、結果的に誤解を防ぎ、信頼関係を築くことにつながります。まずはちょっとした挨拶から始めてみるのも良いかもしれません。

2、他者への理解

相手の立場や状況を理解する意識を持つことで、ストレスは大幅に減少します。ストレスがあるのに、相手を理解することなんて不可能だと感じる方もいるかもしれません。

しかし実際に行ってみると、案外行えるものなのです。
これは脳の働きに関係しています。

その人を受け入れようとするのではなく、まずはその人が言っている内容を理解をしようという意識を持つと、話を論理的に考えようとする思考が生まれ、感情的になりすぎることを防いでくれます。

また理解しようとする姿勢は相手に伝わるものであり、あなたが理解しようとする姿勢を継続して見せることで、相手も共感を示してくれるようになります。

対話を通じて意見の違いを受け入れることができるようになると、あなた自身も大きく成長しています。

自分を育てる感覚で会話してみるのもいいかもしれません。

3、人ではなく問題にアプローチする

対人関係にストレスを感じる方の多くが、他者とのコミュニケーションエラーや感情の不一致、仕事での意見の食い違いといった内容がきっかけとなっています。

これらが一度でも発生すると、問題に対してではなく、その人に対してストレスと感じてしまうことが多いんです。

そんなときには、〇〇さんだからと言う人に対しての思考ではなく、発生した問題に対してアプローチするようにしてみましょう。

4、適切な距離感を保つこと

仕事上での繋がりは、あくまでプロフェッショナルな関係です。
相手に好かれる必要もありませんし、いい人だと言われることがゴールでもありません。

仕事はあくまで、生活をするための手段であり、自分の人生の一つの部分でしかないんです。仕事が人生の全てではありませんよね。

一生懸命であればあるほど感情的になってしまいますが、ビジネスライクの視点で適切な距離を保つように意識してみましょう。

所詮仕事だ…という少し力を抜いて捉えてみるのも一つです。
手を抜いていいというわけではなく、力みをなくすイメージです。

このことを意識することで、心に余裕を持って考えられるようになります。

5、信頼できる上司や同僚に相談する

信頼できる上司や同僚に相談してみるのも非常に有効です。

1人で悩んでいても簡単に解決しない問題でも、アドバイスをもらって苦手な人間関係などに対する具体的なコミュニケーションが知れたり、場合によっては、仲介に入ってもらうなどの具体的なレベルでの解決手段が見つかるかもしれません。

また、単純に他の人に話すことで、心に余裕ができたと言うケースも多いんです。一人で悩んでいる時よりも、誰かに聞いてもらって楽になったという経験はありませんか?

人は吐き出すことも大切なんです。

1人で悩むのではなく、悩んでいるあなたの今の思いを他の人に伝えてみましょう。

組織文化や雰囲気に対するストレスへの対処法

1、自分自身の価値観の調整

組織の価値観が自分と合わないと感じる場合は、まずは自分自身の価値観を再評価してみるのもストレスの軽減につながります。

これは価値観を無理に合わせていくということではなく、何が違うのか、自分の価値観はどのようなもので違和感はどこから来るのかということ客観的に理解するだけでも、ストレスは大きく軽減するからです。

感情で感じるか論理的に考えるかという違いです。

自分がどのようなものに価値を感じ、反面、会社はどのようなものを大事にしているのか、ノートに書き出すなど、論理的に整理をすることで新たな発見があるかもしれません。

その中で受けれるものがあれば受け入れて、捉え方を変えてみることで、ストレスと感じているものの見方が変わる可能性があります。

2、コミュニケーションの強化


同僚や上司と積極的にコミュニケーションをとり、自分自身が考えている組織文化や、理想とする雰囲気について話してみましょう。

組織の文化や雰囲気は一朝一夕にできたものではなく、時間をかけて出来たものが大半のため、良い面か悪い面かは別として、そこには複雑で深い内容があるかもしれません。

まだ自分には見えていない組織文化の裏側や背景が見えてきます。

また、自分のことを伝えるようにすることで、組織や周りのメンバーに理解してもらえることもあるかもしれません。

もしも自分自身の価値観がずれている場合には、周りからの話をもとに、価値観を再調整できることにも繋がります。

色んな見方をすることで、今あるストレスの形が変わる可能性がありますので、周りの人と意識的に話してみましょう。

3、サポートグループを見つける

職場内で同じ価値観や同じ方向性を持った仲間を探し、定期的に考えや思いを共有する場を作るのもストレスの軽減につながります。

組織の文化をすぐに変えることは出来ないかもしれませんが、同じ思いを持った仲間がいるというのは非常に心強いものです。

あなたの思いを理解してくれる仲間がいること、そしてその仲間との関わりを通してあなた自身も周りの人を支えるような立場になること、このような状況が生まれると今見えている世界が大きく変わっていきます。

仕事とプライベートのバランスによるストレスへの対処法

1、仕事の優先順位の再評価

今抱えている仕事の優先順位を再評価してみましょう。

今行っている業務を自分がしなければならないのか、どのタイミングで行わなければならないのかなどが整理されて、自分の時間を持てたり考えたりできるようになります。

仕事の中には、近日中に済ませなくても良いものや比較的期間を空けても良いものもあります。

今すべき仕事かそうでないのかを知ることで、仕事とプライベートのどちらを優先すべきかの判断にも繋がります。

2、スケジュールの調整

シンプルですが、意外と出来ていないのがスケジュール管理です。

仕事とプライベートのスケジュールを調整し、自分の時間を確保できるように工夫してみましょう。

スケジュールを立てる時には、自分の仕事の得意分野と不得意分野を意識してスケジュールを組むとペース配分が出来て、最適なスケジュール管理ができるようになります。オフの前に不得意分野ばかりのスケジュールを組むと、仕事のオフに影響が出てしまう可能性があります。

不得意な仕事であれば、早めに同僚や上司に相談し、スムーズに仕事が片付けられるように備えるようにしてみてください。

最も忘れてはならないのが仕事のオンとオフをしっかりと区別することです。仕事に打ち込む時は仕事に打ち込み、仕事をしないと決めた日には仕事をせずにプライベートに打ち込む、というようにはっきりと区別できるようにスケジューリングしましょう。

3、趣味や活動の継続

仕事ばかりになってしまうのではなく、オフの日には趣味や健康を促進する活動に積極的に取り組むのもストレスの減少につながります。

仕事に追われて趣味どころではない…
オフにはしっかりと身体を休めたい…

と思う方もいるかもしれませんが、身体が休めたとしても精神的にリフレッシュできなければ精神的な疲労やストレスは改善しにくくなります。

反対に、オフで趣味に没頭する時間がある方が疲労は回復するともいわれているんです。それは、仕事に関係のない趣味や自分の時間は、あなたの脳から仕事のことを一時的に取り去ってくれるからです。このリセットがストレスの軽減に非常に大切なことなんです。

趣味は仕事によるストレスからあなたを解放してくれると同時に、心身の健康にもつながるため積極的に取り入れてみてくださいね。

下記リンクでは趣味について解説しています。
30代以外の方にもあてはまる、趣味のメリットや役立つ情報を載せていますので、気になった方はご覧いただけたらと思います。

あなたに会ったストレスの対処法を

各種類ごとのストレスへの対処法をご紹介しましたが、上げているものが全て正解と言うわけではありません。

人によってはストレスの対処法として有効なものもあれば、そうでないものもあります。

いろんなものを試してみることで、あなたに合ったストレスの対処法を探してみましょう。いくつかを組み合わせるのも1つの方法です。

1人で悩まない

ストレスの対処と言うのは簡単なものではありません。

時間がかかるものやあなた自身では解決できないものもあります。

そのようなときには、1人で悩まずに信頼できる誰かに相談してみましょう。話すだけでも、今とは全く異なる状態になりますよ。

最後に…

人それぞれに悩みや苦しみが違い、境遇についても人により違いがあるため、一概に「ストレスはこうすれば良くなる」であったり「これをすれば絶対に効果的」というような表現は出来ないこと、それに伴い、文章が曖昧になったり矛盾を生むような文章になってしまったことをご了承ください。

正直なところ、今回の文章は自分が書くと決めたことながら非常に難しいものでした。今まで何百という方のストレスに関する相談をいただいてきましたが、やはり文章にするのは非常に難しいことでした。

書けば書くほどボリュームが大きくなり、逆に読みにくい文章になってしまうため、あえて簡潔に書いているところもあることをご理解いただければと思います。誤解を招くような文章があった場合は大変申し訳ありません。

急に話はかわりますが…
人は可能性の塊であり、日々成長という変化をするものです。
できることからはじめるだけでも、明日はより良いものに変わると私は思います。だからこそ、今回の文章に悩みながらも投稿させていただきました。

この記事を読んでくださった一人でも多くの方の何かになれたらと思います。

貴重なお時間を割いて、長時間お付き合いいただきありがとうございました。

個人ブログも行っております。
「35歳までに知りたかった100のこと~より良く生きる旅~」をテーマに、より良く生きる上で役立つような様々な情報を発信しております。

テーマに35歳という言葉はありますが、内容は35歳という年齢に関係なく役立つものを投稿しておりますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。よろしくお願いします。

sabukurocha(サブクロチャー)

この記事は、前回の記事の続きとなっております。
挑戦とバランス【①仕事のストレスとの向き合い方】についてもあわせてご覧いただければと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?