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スペイン第3の都市Valencia

¡Feliz Año Nuevo!
ついに2021年になりましたね!

先月の話になりますが、1泊2日でバレンシアに旅行に行ってきました。というわけで今回はバレンシアについて紹介します。

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私が働いていたインターン先のホテルはマドリードやグラナダ、マジョルカなどスペインの他の都市にも拠点を構えており、バレンシアにもそのホテルがあります。

今回は、今もそのホテルで働いている彼の従業員割を使ってバレンシアの同ホテルに泊まることにしました。(今も移動の制限がありバレンシア州から許可なく出ることができないので...)


バレンシアはアリカンテから車で約1時間40分、電車では2時間の距離にあります。

私は1年前の同じ時期にもバレンシアに行ったことがあり、その時は電車AVEを使い、2回目の今回は車で行きました。

バレンシアはマドリード、バルセロナに続く大都市なので交通量が多くて駐車する場所を見つけるのが大変...!
いろいろ探し回って結局サッカースタジアム(メスタージャ)のある場所に停めることにしました。ここは試合のある日以外は駐車料金が一日中無料だそうです。

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去年もサッカー好きの韓国人の友人が遊びに来てくれた時に一緒にバレンシアに行き、スタジアムを見に来ました。その年2019年はちょうどチームが100周年を迎えたので、横断幕が張られていました。

私の彼によると、バレンシアは前はいいチームだったけど中国人の経営者に変わってから全然ダメ、だそうです。もっと昔は有名でレジェンドな選手もいたそうです。そんな今までの歴史がスタジアムの周りにたくさん綴られてます。


バレンシアといえば、サッカー以外にはこんなものが有名です。

●オレンジ

一つ目のオレンジはみんな聞いたことがあるかもしれません。

バレンシアオレンジって有名で、街のいたるところにオレンジの木が生えてるし、オレンジジュースを道端で売ってるのも見ました。

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駅の装飾にもオレンジが描かれてるんですよ〜
(アップじゃないと見えませんね...)

ちなみに私が住んでるAspeにもオレンジの木がたくさん生えてますが、彼曰く、その辺に生えてるオレンジは食用じゃないらしく、小さい頃は雪合戦のようにオレンジを友達と投げ合ってたらしいです(笑) (アリカンテは雪が降らないので...)

バレンシアの街中に生えてるオレンジも食用じゃないと思われるので誤って採って食べたりはしない方がいいと思います!(たぶんかなり苦いんだと思う...)


●オルチャタ

2つ目のオルチャタは、アリカンテの記事でも紹介したと思いますが、同じくバレンシアでも有名な豆乳のような白い飲み物です。

一年前に来た時は大聖堂のすぐそばにあるオルチャタ専門店でテイクアウトして飲みました。老舗のようで、他にも旧市街にいくつかオルチャタ専門店があります。

オルチャタは夏の飲み物なので冬にはあまり出ていませんが、たくさんの食材が揃う中央市場をプラプラしてるとオルチャタ屋を一軒みつけました!

せっかくだから飲みたいなーと思い、2人で1つ試しに買ってみましたが、2人とも今まで飲んだオルチャタで1番おいしい!!と感じました。
彼はアリカンテのオルチャタが1番おいしいといつも言っていて、飲む前はそれほど期待してなかったので予想以上においしくてびっくりです!

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(中央市場の中はかなり広いです。写真には写っていませんが、中央の天井部分にもオレンジの装飾があります。)

オルチャタって結構甘いので飲んでるうちにちょっと飽きてくることもありますが、ここのはちょうどいい甘さでもっと飲みたい!と取り合いになりそうなくらいでした!
オルチャタは見た目は牛乳だけどコクはなく不思議なサッパリ感があり、なんとも説明しづらい味なのでバレンシアに来た時はぜひ中央市場の絶品自家製オルチャタ屋に行って試してみてください!

ちなみに現在は感染予防のため市場の中でマスクを外して飲食することはできず、市場の外に出てからオルチャタを飲みました。


●パエリア

3つ目のパエリアは、これまた名物です。

今やスペイン料理の代表ですが、実はバレンシアがパエリアの発祥地なのです!アリカンテでは魚介のパエリアが有名ですが、バレンシアのパエリアは鶏肉と野菜が定番です。

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この定番のバレンシア流パエリアが食べられるレストランはたくさんあります。どのレストランでも通常ランチコースが用意されており、デザートやコーヒーまでついてお得な値段で満足できるのでオススメですよ!

パエリアについても、バレンシアのよりもアリカンテの魚介のパエリア(アロス)が1番だと彼はいつも言いますが(めっちゃプライドある)、私は魚介が苦手なのでバレンシアのパエリアの方が好きです。

ちなみに先ほどの写真は1年前のもので、今回はパエリアは食べずに韓国料理屋に来ました!

さすが大都市、各国のレストランがたくさんあり、駅のすぐ横はアジア街のような感じでたくさんのアジア系レストランがありました。弁当屋、鉄板焼き、居酒屋のような雰囲気のお店など、街を歩いていて日本食レストランもかなりの数見つけました。

アリカンテにも日本食レストランやラーメン屋がかなり増えていますが、実は韓国料理屋が一つもありません。バレンシアに来た時じゃないと食べれないと思い、韓国料理屋に行くことにしました。

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こうやって焼肉できるお店ってこっちになかなかないんですよね、、ずっと食べたかった韓国料理を食べれてとっても幸せでした...!

大きなアジアンスーパーもあり、アリカンテにあるお店よりも品揃えが良い上安かったのでいろいろ買ってしまいました。笑
バレンシアではいろんな料理が楽しめるので、スペイン料理に飽きたら気分転換できます。2日目にはキューバ料理屋にも行きました。まさに大都市の醍醐味ですね。レストランのバリエーションが多いというだけで一瞬住みたくなってしまいました。笑

●芸術科学都市

パエリアから話が脱線しましたが、最後は芸術科学都市についてです。

バレンシアといえばこの場所!とも言えるシンボル的な場所で、今回のヘッダー写真でもあります。プラネタリウム、芸術劇場、科学博物館、そして海洋博物館が一体となったエリアが芸術科学都市です。

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どの建物もとてもユニークで近未来的です。バレンシア出身の世界的に有名な建築家が考えたそうです。そして周りは巨大な公園となっており、とてものどかに過ごせます。

ジョージ・クルーニーが出演するディズニーのSF映画トゥモローランドでは、未来都市としてここが舞台になっています。他には海外SFドラマWestworldのロケ地にもなっていますよ。

各博物館の内容も興味深いですが、お散歩がてら建物を見に来るだけでも十分価値がある美しい場所です。バルセロナの有名なガウディ建築とはまた違った素晴らしい建築アートが楽しめます。

夜はライトアップもされますよ。

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(芸術劇場)

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(プラネタリウム。水に反射して目のように見えます。)

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(科学博物館。恐竜の骨のような建物。)

ちなみに敷地がとっても広く、全部回るのにめちゃくちゃ歩かなきゃ行けないので歩きやすい靴でくるのがオススメです。私はブーツで来てしまい、一日中歩きすぎて足が死にました。

そんなこともあり、翌日は自転車を借りて街中をまわりました。バレンシアは旧市街を除いてサイクリングロードがしっかり整備してあり、広い公園内も自転車専用の道がずーっと続いてたのでとっても快適でした。

どこでも歩いて行けるアリカンテと違ってバレンシアは広いので、自転車またはメトロの利用が賢い移動方法だと感じました。全部歩いて回ろうとすると私のように足が死にます。。


●ビーチ・世界遺産

バレンシアにはかなり広大なビーチもあり、夏はビーチで過ごすのもオススメです。港もとても大きく、ボート、貨物船、客船、海軍っぽい船などかなりたくさんの船が船舶していました。

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それと、この街には1つだけ世界遺産があります。昔絹を取引していた商業の場所、ラ・ロンハです。

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いくつか部屋があり、天井や床のデザインがユニークで面白いなと思いました。ドアの取手が貝殻の形だったりもして、かわいい装飾もありました。

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そんなに大きい場所ではないのですぐ回ることができます。他にも世界中の世界遺産を見てきた私にとっては、こじんまりしてるし正直物足りなかったけど、入場料が無料なので時間があればちょっと見てみるくらいにはいいかな〜と思います。


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では、こんなところでバレンシアの紹介は終わりにしたいと思います。またいつか韓国料理が恋しくなったらバレンシアに来たいな〜

次はスペインのクリスマスとお正月の様子もお伝えします。

¡Adiós!


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