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「このままじゃいかん!」ガチギレ反省、まったり育児を日々実行できたらいいな…

わたしの脳がバグったんです。

キレやすい方向に。

もうこの話はやめたいんですけど、悲しいことがあったので、一時期、子育てにも余裕がなくなってしまって。

もうすぐ2歳になる息子はやんちゃ盛りで、家のドアは玄関以外、全部自分で開けられるようになった。

ブラボー!大きくなったね。
よく年齢以上に見られてるもんね。

好奇心も旺盛なので、夫の靴をパカパカ履いてリビングまでやってきたり、トイレットペーパーをカラカラ引っ張り出したり、なぜかトイレブラシの柄がお気に入りでよくトイレから持ってきて振り回してたりする。

すくすく育って喜ばしいのだが、意思表示もかなりはっきりしてきて、気に入らないことがあるとすぐさま「ふーーーーっ!!!」と顔を真っ赤にして泣きながら怒るし、今のところやりたいことは1秒も待てない。

「ちょっと待ってね」、の言葉が次第に、「待って」「待ちなさい!!」「待ちなさいっていってるでしょ!!」になり、声もラウド、ラウド、ラウド、ボリュームアップに鬼の面も添えて。

どんどんまずくなってるな、と思っているうちに事件が。

朝、だるい体を引きずって起きると、枕元の畳が、茶色く変色している……。

夜中息子が水分を摂りたくなった時のために置いておいた麦茶入りのストローマグが、蓋を締め切らないまま倒れていて。

昨夜、むくりと起きた息子にお茶を飲ませた記憶がある。
完全に私のミス。

でも、余裕がないと、ほんの些細な出来事が信じられないくらい響いてしまう。

その日がそれで、「あああああ……!」と起きるなりおろおろタオルを取り出し、とりあえず畳を叩き、濡れていた布団(被害は浅め)を乾かす。

そのままバタバタ朝食の準備。やや寝坊してしまって時間の余裕もない。

ごはんできた!とキッチンから振り返ると、なぜか布団の上で、玄関に干していた雨傘を振り回している、息子。

なにやってんじゃあああああああ!!!

ピーーッと沸騰した。
私の頭が。

詳細は省くが、人生最大にキレてしまった。
はじめてあんな大声を出した。

確かに止めるべきだし、注意すべき出来事だ。
でも私は自分の別のストレスも乗せて怒鳴ってしまった。

だめだ、こんなことしても仕方ない。相手は1歳児だし、根気よく伝えるしかないのに。

頭の片隅でそう思っていたけれど、私は口を止められなかった。

あまりの剣幕に、朝のローラー台を終えてシャワーを浴びていた夫が脱衣所から出てきてポカンとしていた。

私もめちゃくちゃ動揺した。

キレた瞬間から後悔していて、息子の手からひったくった傘を定位置に戻す間になんとか呼吸を整え、息子に謝り、お互い食卓についた。

ところでキレておいて急に穏やかになるのもそれはそれで怖い気がするんですけど、リカバリーってどうしたらいいんでしょうね……。

いやキレなきゃいいんでしょうけど……。

その後は和やかに過ごしたけれど、自分で自分に絶望したし、がっかりした。日常的に怒鳴ったりはしていないけれど、ここの所カリカリしていて、息子に悪影響が出ないかと心配した。
夫にも引かれたかな、とひたすらひたすら後悔した。

息子は意外にも私がキレ散らかしている間も笑っていたので、どうなんだろう、そんなにダメージは受けていないのかもしれない。わからない。

夫は、絶対ビビったはずだ。だけど、特に何も言わなかった。いつも通り、その後の準備と登園をこなしてくれた。

それが逆につらくて、「キレてしまった、凹む……」と、自分がまずいことをしたと認識してます、とても後悔しています、なんなら落ち込んでいますアピールまでしてしまった。
私ってやつは………。


これはまずい。このままじゃだめだ。

そこで私は考えた。

考えるのを、やめよう!

今はストレスが溜まっている。それはなかなか減らせないからとにかく、キリキリ考えるのを、やめる。

子育て中の脳内は常にタスクでいっぱいだ。

遅くとも9時まで、できれば8時半までに寝たいから、7時半までにはお風呂に入ろう。えっと今何時だ?お皿洗ってる間に夫の肉をじっくり焼いて、そのあと保育園の汚れ物洗って明日の準備して。で、お風呂で間に合うかな。

息子が寝たら連絡帳かいて、お弁当の準備して、あー、あとアレだ、アレ、ゴミね。可燃ゴミ。

とかそういうことを、考えるのを、

やめた。


そして、息子の求めるままに、のんびり過ごすことにした。

家事があっても、甘えてくるようならしばらく一緒に過ごしたり、ごろごろ横になったり。

まったり、まったり、過ごすことを心がけると、にこにこ甘えてくる息子はやっぱり可愛いし、とてつもなく心が満たされ、癒されるのを感じた。

実は寝かしつけが長引くことに悩んでいたのだが、その日は割とすんなり寝てくれた。

別の日はなかなか寝なかったのでたまたまかもしれないが、多少お互い穏やかな気持ちになれたかな、と思う。

色々本を読んだりすると、この時期の子どもは脳が急成長中で大人の何倍も動いているので、とてもカッカしているらしい。
そのうえ、まだ我慢などを行う前頭葉が未発達だし、自我は育ってくるものの、上手く伝えられないことも多い。

そりゃ大変だ。

……こちらも大変だけれども。

余裕があればゆっくり息子のやりたい事や気持ちに寄り添うことができるが、こちらがいっぱいいっぱいだと適切な対応ができなかったりする。

親業もむずかしい。

でも相手は大事な自分の子なので、「このままじゃだめだ!」となんとか変わろうと試みる。

結果的に何かを諦めることになったりもするのだけれど、変革を求められる中で、少しずつだが柔軟に、しなやかに、なれている気もする。

大変かわいい試練を与えてくれてありがとう、って感じだ。

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