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【リーダーシップSTEP3】”叱る時”と”褒める時”に注意すべき点とは?
前回の記事では、周りの人たちのモチベーションを高めるような環境作りについて説明しました。
今回は、マネージャーになりたての人には特に難しいと思われる「叱ること」「褒めること」についてお伝えしたいと思います。
先に結論を言ってしまうと、叱り方や褒め方には正解というのがないと思っています。
しかし、受け手の方が素直に受け入れやすくなる方法というのはありますので、そちらをご紹介したいと思います。
今回の記事は、叱り方や褒め方で困ったことがあるという人を対象にしています。
少しでも参考になったという方は”スキ”を押して下さると嬉しいです。
~日ごろから相手に想いやりのある人からの“叱り“には愛がある~
私は何事も“やりたがり”なのでよく変人だと言われますが、その分今までの上司にはたくさんご迷惑をお掛けしました。
その中で自分が心に残っている“叱り“には共通点があり、日頃から目をかけてくれている人からの“叱り”には愛情を感じ、素直に受け入れられるということです。
私は大手予備校時代に初めて入社してから2年間、全校舎対象とした“合格者勉強方法新聞”というのを作りました。
これは、私の初めての企業プロジェクトでしたので、データの取りまとめから新聞の作成、上司への報告、各教室への貼り付けなども全部1人でお願いしました。
その中で、心に残っていることは一番尊敬する上司が、「俺も手伝う、レイアウトを一緒に考えよう」と言ってくれたことです。
その時は震えるほど嬉しかったですね。
だから、他の業務でミスをしたとしても、その上司から「〇〇くん、今回うまくいかなかった理由は〇〇ができていなかったからだ。次から直そうな」とお叱りを受けても、不快に感じることはありませんでした。
つまり、日頃から助けてくれる上司からの指摘(今回でいうと“叱り”)は不快に感じることはなく素直に受け入れられるということです。
〜褒めすぎはよくない。適度な距離感とは?〜
逆に、褒める場合はどうでしょう?
もちろん、”叱り方”と一緒にマネージャーとプレイヤーの信頼関係は不可欠ですが、それと同時に以下の事を知っておくことをオススメします。
褒め方には大きく3通りあります。
①おざなり褒め
…具体性が欠ける、中身のない褒めること。
例)「すごいですね!」「上手にできています。」
②人中心褒め
…性格、能力、外見といった表面上の特徴をほめること
例)「優しいですね」「気遣いができますね」
③プロセス褒め
…努力、過程、試行錯誤した手順を中心に褒めること
例)「頑張って最後までやりきりましたね。」
①と②を多用することはあまりオススメしません。
なぜなら「褒められ依存症」になる可能性があり、褒められるためだけに行動するようになるからです。
そのため、私も「いいね!」という抽象的な褒め方ではなく、できるだけ「細かいところまで考慮された資料で、その場合の改善策なども考えられていていい考えですね」というふうに具体的に指摘するようにしています。
~”叱る時”と”褒める時”の注意点とは?~
では、”叱る時”も”褒める時”も何を注意したらいいのでしょうか?
私は、プレイヤーを育てるときには以下のことを意識すべきだと思っています。
・基本は成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)に対して伝える。
・できるだけ、「具体的に」伝える。
・叱ったり、褒めた後はできるだけ早く改善策と目標設定をする。
※ただし、むやみやたらにコメントはしてはいけない。
やはり、会社である限りは、”結果”が非常に大事です。
ですが、結果だけにこだわってしまうと”努力しても結果が出ない”人たちが成長できなくなってしまうのです。
そのため、私はプロセスも具体的にコミットすべきだと思います。
また、成果が出る出ないに関わらず、できるだけ早く振り返りを行い次のプロジェクトまでの目標設定や反省点の列挙、改善策をみつけてあげることが必要だと思っています。
叱られたりするとどうしても落ち込んでしまいますが、そこで行動が止まってしまうと次のプロジェクトまで引きずる可能性があるので、できるだけ次の行動を決めてから終わることがベストです。
そして、最後に注意点としては、むやみにコメントはしないこと。
なぜなら、マネージャーからのコメントは”評価”が伴って受け取られがちになるので、時には下手にコメントしないことも大切となります。
~まとめ~
まずは、マネージャーとプレイヤーの信頼関係を構築するため、日々の業務から目をかけてあげることが大切です。
その上で、プロセスに焦点をあてたり、具体性を持たせたり、新たな目標や改善策などを作るようにして指導してあげると、わかりやすくなりますのでよかったら参考にしてください。
今回は新入職員に対して特に有効な”叱り方”と”褒め方”についての記事になりましたが、次回は「年長者や上司に対する指摘の仕方」について記事をかきたいと思います。
今回の記事が少しでも参考になったという方は”スキ”をくださると嬉しいです。
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