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2020年5月の記事一覧

アイデアの筋トレ 730

アイデアの筋トレ 730

705振 番外編

鍛刀由来・来歴

刀を作り上げる事を鍛刀と言います。

鍛人(かぬち)、鍛師(かなち)、刀鍛冶(かたなかじ)、刀匠(とうしょう)、刀師(かたなし)などとも。

刀は玉鋼を材料とし幾重にも折り返し鍛錬を繰り返し、火起こし焼き入れを行い刀となります。
(※細かく工程ありますが省略しています。)

一振一振が心を澄ませ、魂を込め鍛え上げた道具ですね。
そして、洗練された道具は芸術・美

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アイデアの筋トレ 729

アイデアの筋トレ 729

704振

半月丸/はんげつまる

太刀 三条小鍛冶宗近作

由来・来歴

少し乱れた直刃に半月形の打ち除けがあったためこの名がついた。

鹿之介こと山中幸盛が所持していたという。
山中幸盛は尼子十勇士の筆頭で、「山陰の麒麟児」などと呼ばれ一族再興の為お家に忠義を尽くした人物。
また、山中幸盛は「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に誓った逸話が有名である。

モチーフ

鹿角、月、梅

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アイデアの筋トレ 728

アイデアの筋トレ 728

703振

蝉丸/せみまる薙刀 せみ王丸

由来・来歴

武蔵坊弁慶所用の薙刀と伝わる。

京を離れ奥州藤原氏を頼ることにした源義経一行は、平泉を目指し亀割峠を越えようとしていた。
その時、義経の北の方が産気づいたため、弁慶が産湯を探して沢へと下っていき、小国川の川べりにあった湯煙を上げる大きな岩に薙刀を突き立てたところお湯が噴き出してきたという。
このお湯を、まもなく生まれた亀王丸の産湯として使

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アイデアの筋トレ 727

アイデアの筋トレ 727

702振

飛雀/とびすずめ薙刀

由来・来歴

この薙刀を杖に休息していると雀が薙刀にぶつかり、真っ二つになったという。それにちなみ名付けられる。

持船城合戦にて徳川方牧野康成の家臣疋田某が所持しており、城攻めの際に徳増某と陣の真っ先に立ちこの薙刀で奮戦するが討ち死にした。
その後、子孫が脇差にして差料したという。

モチーフ



デザイン

舞い降りる

このシーンが飛翔した後なのか舞い

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アイデアの筋トレ 726

アイデアの筋トレ 726

701振

鳩丸/はとまる
短刀 銘 藤六左近国綱

由来・来歴

粟田口国綱の作

鳩の金具に由来してこの号がつく。

秀忠の娘東福門院が後水尾天皇に入内したので、その守刀として「鳩丸」を献上する。

鳩は神使は、神道において神の使者もしくは神の眷族で神意を代行して現世と接触する者と考えられる特定の動物のことであり他にも種類がいる。
ちなみに鳩は八幡宮の使いです。

モチーフ

鳩、綱

デザイ

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アイデアの筋トレ 725

アイデアの筋トレ 725

700振

安宅貞宗/あたぎさだむね刀 磨上
象嵌 安たち貞宗末代剣也 羽柴岡山中納言秀詮所持

由来・来歴

“水に降る雪”とも呼ばれる。
この刀で安宅冬康を討った為言われているがその史実は残っておらず、安宅冬康は三好長慶の居城飯盛山城に呼び出されて自害させられたという。
また、この自害も謀殺と言われている。

水に降る雪については理由は不明だが、
水に降る雪、白うは言はじ 消え 消ゆるとも

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アイデアの筋トレ 724

アイデアの筋トレ 724

699振

十万束/じゅうまんぞく・じゅうまんつか
太刀 銘 信房作

由来・来歴

由来は多数ある

稲束十万ほどもするという非常に高価な意味で「十万束」と号がつけられたとされ、室町時代からこの名で呼ばれていたとする。

一束とは禾稲十把のこと。
一把は両手の拇指と中指でつかめる量をいう。
一段を二百五十歩としていた時代は、五歩の田から採れる稲の量を一束とした。

モチーフ

稲束、米俵

デザ

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アイデアの筋トレ 723

アイデアの筋トレ 723

698振

乱れ髪/みだれがみ脇差 無銘 一文字

由来・来歴

由来は不明

無銘ながら一文字の作と呼ばれ、大内五名剣の一振

由来は不明とされるが、“乱れ”と言われるものは刃紋が乱れ刃であるとされるものが多い為同等の理由が考えられる。

モチーフ

乱れ髪

デザイン

無秩序に乱れて堕ちる。

乱れた髪が目立つよう顔は白抜きにしている。

過去作はこちら。
#デザイン #毎日 #ほぼ日 #

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アイデアの筋トレ 722

アイデアの筋トレ 722

697振

鬼灯刀/ほおずきとう長円寺奉納刀 銘 鐡雄

由来・来歴

供養刀

長円寺によると由来は、盆に御先祖様が無事帰れるように迷いを切る刀
盆を迎えるにあたり精霊が提灯の火を頼りに集まると言われる。

迷いを断ち切り人を導くって事ですね。

モチーフ

彼岸花、鬼灯

デザイン

彼岸花の花言葉は情熱・独立・再会・あきらめ・転生・悲しい思い出

鬼灯の花言葉はごまかし・欺瞞・心の平安・不思

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アイデアの筋トレ 721

アイデアの筋トレ 721

696振

笹切/ささきり
太刀 貞宗作

由来・来歴

奥州最上家重代、相州貞宗の刀の異名。
笹刀とも言われる。
最上義守が十六歳で、橋下の戦に初陣したとき、賞として父より譲られたもの。
子・義光も十六歳で、永禄四年四月四日の夜、高湯温泉に父とともに入湯していたとき、七十余人の盗賊に襲われ義光が勇戦して賊首を斬った功を賞して、義守が笹切を譲った。

徳川四天王・徳川十六神将・徳川三傑と言われた榊

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アイデアの筋トレ 720

アイデアの筋トレ 720

695振

卍信国/まんじのぶくに剣 銘 信国作

由来・来歴

山城信国作の剣
鎬の上に樋。表の樋は中央部で切れ、そこに卍を彫る。
剣の表に「卍」、裏には「源家康」と金象嵌銘が入る。

家康が大阪 夏の陣(冬の陣)の戦勝祈願の為、法隆寺に奉納したとされる。

この剣は現存している。

モチーフ

家康

デザイン

家康の兜飾り日輪とシダをモチーフに日輪に卍を入れ込みました。

シダは漢字で歯朶

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アイデアの筋トレ 719

アイデアの筋トレ 719

694振

龍造寺国次
脇差 銘 相州国次作

由来・来歴

所持者由来だと思われる。
肥前の熊と恐れられた肥前佐賀の戦国大名、龍造寺隆信の佩刀。

龍造寺隆信は、大友氏を破って五州を支配し九州北部で覇権を握るが、北進してきた島津家と激突する。
沖田畷の戦いで、薩摩島津家の家臣川上忠堅が槍で隆信を突き倒し、川上の従卒が駆け寄って首を落とした。
川上家では、この刀を「神霊」と墨書した箱に収め、龍造寺

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アイデアの筋トレ 718

アイデアの筋トレ 718

693振

太郎太刀/たろうたち
次郎太刀/じろうたち大太刀 熱田神宮所蔵

由来・来歴

由来は不明(記録されている書籍により異なる為)

太郎太刀は真柄直隆(父子)が使用したと言われる大太刀、次郎太刀は真柄直澄が使用したとされる。
真柄兄弟は伝承に残る特徴から同一人物とされる説がある。

熱田神宮では太郎太刀・次郎太刀の名では呼ばれていない。

モチーフ

熱田大神

デザイン

熱田神宮の御

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アイデアの筋トレ 717

アイデアの筋トレ 717

692振

夢切り国宗/ゆめきりくにむね太刀 無銘 伝備前三郎国宗

由来・来歴

ある夏の夜、暑さに耐えかね風通しの良い城櫓の二階で寝ていた。
すると夜中に櫓の下にある池から大蛇が現れて呑もうとするので、枕元の国重を抜いて追い払うという夢を見る。
夢が覚めて国宗を見ると、鞘から脱して戸に立てかけた格好になっていたので、“夢切り”と名付けた。

モチーフ



デザイン

夢を制す

悪夢を喰ら

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