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本棚の並べ方どうするか問題2022

最近応募が始まったハッシュタグ「#わたしの本棚」を目にして、ふと2年前に書いた記事を思い出しました。

今の家に越してきてから、ちょうど半年ほど経った時期でした。2年前の私はそこにこう書いています。


今の部屋に住むようになって新しく本棚をふたつ買った事をきっかけに、手持ちの蔵書のうち文庫本と単行本はこの本棚に入る分だけを手許に置こうと決めて今に至っています。


当時の自分に言いたいです。
2年という歳月は、その決意が実現不可能であることを思い知るのにじゅうぶんな長さだぞ。


実際、今では棚に入らない単行本が数冊溢れてしまっています。入らない以上は手放すのが最初に決めたマイルール。でもあくまでも「入らない」だけであって、どれも「今」の私が必要だと考えている本なので手放すわけにはいかないんです。


きっと電子書籍なら無縁な悩みなんでしょう。
でも電子書籍だと専用タブレットなどの端末を手にしない限り、自分の蔵書一覧が視界に入ることなんて無いじゃないですか。日常の何気ない場面、無意識に視界に入ることでセレンディピティが促される、そういうことって実際にある。


だから「好きな本が部屋にある」「可視化された自分の”好き”が日々の生活の中で視界に入る」ことは、私にとってとても重要なんです。
ミニマリストを目指しつつ、書籍の所有に関することだけは自重しない。矛盾した存在かもしれないけど、そうありたいと思っています。
(もし今後、電子書籍で購入した書籍を本棚のように並べられる技術(例えば壁一面に映し出せたりとか)が出てきたら発想を変えるかもしれません)


やましたひでこさんの断捨離本が価値観の軸になっているので、過去でも未来でもなく「今」にフォーカスすることを最優先しつつ。そこは譲りたくないなあと思う現在です。
※断捨離本に関する考えは以下の記事に書きました。



以上が本題で、ここからはおまけです。
2年前に書いた記事に当時の本棚の写真を載せておいたことで、今とだいぶ違うラインナップが自分で眺めても面白いなと思えました。
なので現時点の写真も載せておきます。また何年か後に見返した時に個人的に楽しめるかも、という願望込みで。

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↑左上が空いているのは、伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(創元推理文庫)を恋人に貸しているからです。
そしてちょいちょい出っ張って置いている本があるのは、近いうちに再読したいな、と感じた本だという自分用の目印です。。。

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単行本メインに置いてある一番下の棚は、おふとんに隠れているので全部を写せないんですが。現状の定点観測としてはこんな感じです。
(絵本や雑誌などの大型本は別の場所にあります)

並べる上でのルール
・文庫本…著者名の五十音順
・新書…基本的に出版社別
・その他単行本など…背の順
は2年経った今でも相変わらず。



これからまた魅力的な本に出会って、わたしの本棚も新陳代謝を重ねて新しい姿になっていくんだと思います。ひとつひとつの出会いと、その時々の本棚の姿。そのどちらもを楽しめる読書家でありたいものです。



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