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心の中のIKKOとデヴィ夫人とりゅうちぇる

働いてみて分かった、社会人をしていて嫌なこと

第1位 
理不尽なクレームにも対応しなければならないこと

社会人4年目の私にとって、理不尽なクレーム対応は圧倒的に私を嫌な気持ちにさせる。
いや、まだ的を射ているクレームはいいのだ。こっちにも不備があったかもしれないし、改善の余地があるから。
でも、理不尽で、自分の考えを押し付けるような、こっちに弁明の余地を与えてくれないような、大声で捲し立てるタイプの苦情。私はあれがどうしても嫌なのである。

でも、どんなに理不尽なクレームでも、こちらから対応を終わらせること(電話だったら、ガチャン!と切ってしまうとか)はできない。
だから、相手の気が済むまで付き合わなければならず、終わった後、どっと疲れてしまう。

どっと疲れてしまうが、病まないように、心の中で実践していることがある。
今日はそのマインドコントロール法を皆さんに紹介したい。
誰かのお役に立てたら幸いです。

1. 理不尽なクレームに遭遇してしまったら 〜Lv.1 IKKO〜


クレームは、いつだって突然やってくる。
理不尽なクレームは、さらに嫌になる。
そんな時、私は心の中でIKKOさんを召喚するのである。

「…はい、はい、申し訳ありません…」
と対応しながら、心の中ではIKKOさんが
『えっ!やだ!クレーム〜!』
と、"どんだけ〜!"のテンションで言ってくる。
皆さんも、IKKOさんが言っている姿を想像してみて欲しい。多分簡単にできるはず。

理不尽なことを言われたら、
『えっ!やだ!理不尽〜!』
と、これまた"どんだけ〜!"と同じように想像してみる。

自分自身はクレームを言ってくる人に対応しているのだが、IKKOさんが外側から野次を入れてくれるおかげで(心の中で)、自分のことを応援してくれているのではないか!?(心の中で)と錯覚する。
これでだいぶ気持ちが楽になる。

この段階で、理不尽なクレームが収まったら、最後は
『背負い投げ〜!』
と、心の中でIKKOさんが言ってくれるので、相手とさよならしましょう。
対応お疲れ様でした。


2. 理不尽なクレーム者が手強い時 〜Lv.2 デヴィ夫人〜

心の中のIKKOでも太刀打ちができず、まだまだ理不尽なクレームの相手をしなければならない時。
こちらのストレスもどんどん溜まるため、次はデヴィ夫人を召喚する。

「…はい、はい、そうだったんですね。はい…」
と対応しながら、心の中ではデヴィ夫人が
『ちょっと何を言ってるの、あなた』
と、一度は聞いたことがあるこのフレーズを言ってくれる。

あの堂々とした態度といつまでも煌びやかなお姿。
そんなデヴィ夫人に、「いやいやいや、夫人、それは!」と反論できるのは、出川哲朗くらいではないだろうか。

先程のIKKOさんは、クレームだとか理不尽だとかの状況を客観的に実況してくれた(心の中で)のに対し、デヴィ夫人は、何を言っているの?と相手に話しかけてくれる(心の中で)。
しかも、相手は出川哲朗ではないはずだから、きっと歯向かってこない。IKKOとデヴィ夫人を味方につけているのだから、こちらの方が、絶対に、強い(あくまでも心の中で)。

相手の理不尽さがヒートアップしてるんだもの。
これくらい想像してもいいですよね。

この段階で、理不尽なクレームが収まったら、最後は
『本当、あなた何言ってるか分からなかったわ』
と、心の中でデヴィ夫人が言ってくれるので、相手とさよならしましょう。
対応大変お疲れ様でした。


3. もはや理不尽すぎて笑えてきちゃうような時 〜Lv.3 りゅうちぇる〜

IKKOでもデヴィ夫人でも太刀打ちができないとき。
それはもはや理不尽さが度を越していて、こちらは非常に強いストレスを受ける。
こっちも人間なんだから、あなたのせいで精神的にダメージを負うことを知ってほしい、なんて思う。
対応時間も長くなるし、きっと相手は、上げた拳を下げられなくなってきたか、怒りがヒートアップして、自分でも何を言っているか分からなくなってきているはず。
そんなクレームを相手にする必要はないと私は思っている。そもそも理不尽な内容でもあるのだから。
そんな時、心に召喚するのは、りゅうちぇるである。しかも、二段階りゅうちぇるだ。


1段階目。

「…はい、…はい、…はい…」
もはやこちらは相槌を打つしかできなくなっているとき、心の中ではりゅうちぇるが
『そんなこと言ったってさ、それウチらに関係なくない?』
と、仲のいい友達のように反論してくれる。
そう!そうなんだよ、りゅうちぇる。話聞いてくれない?
なんて、私も心の中でりゅうちぇると会話をする。

あのキラキラして、いつもハッピーオーラが出ているりゅうちぇる。
一緒に怒ってくれるから(心の中で)、何とも心強いし、IKKOとデヴィ夫人同様、味方になってくれる(心の中で)。


それでも相手が捲し立ててきたら、もう一回りゅうちぇるに登場してもらう。


2段階目。

『見てみて!爪かわいいー!キラキラ〜!帰ったらパックしよ!美味しいものも食べよ〜っと!ドラマも観よ!』
そう、現実逃避である。
りゅうちぇるが言いそうな、目の前のクレームとは関係ないことをどんどん心の中のりゅうちぇるに言ってもらうのである。

この時、「こいつ、違うことを考えているな」と相手に悟られないよう、顔や声の表情には注意が必要である。

もはやこうでもしないとやってられない。

でも、これまでのIKKOとデヴィ夫人と1段階目りゅうちぇるのおかげもあって、私はこれまで2段階目りゅうちぇるが登場したのはとても少ない。
だんだん相手が疲れてくるというのもあるのだけれど。

そして、理不尽なクレームが収まったら、最後は
『ちぇるちぇるビーーーーム!!』
と、心の中でりゅうちぇるが言ってくれるので、相手とさよならしましょう。
対応大変お疲れ様でした。ここまでよく頑張りましたね。今日は美味しいものでも食べて、お風呂にゆっくり浸かって、ぐっすり眠ってください。


4. まとめ

私なりのマインドコントロール法を紹介したが、参考になっただろうか。

私が言いたいのは、IKKOとデヴィ夫人とりゅうちぇるがおすすめ!ということではなく、誰か想像しやすい人を心の中で用意して、自分の味方につけると楽になるいうことである。

理不尽なクレームに遭遇したとき、あなたの心を含め、あなた1人だけで対応する必要はない。
理不尽なものなら尚更である。

暴言を吐かれたことあるし、大声で捲し立てられたこともあるし、1時間以上のそれはそれは理不尽なクレームを聞かされたこともある。

それでも病まずに済んだのは、いつも心の中で、IKKOとデヴィ夫人とりゅうちぇるが味方してくれたおかげ。
ある意味、逃げているのかもしれないが、自分の心の健康を守るには、この方法が私には合っていた。
ちなみに、テレビやSNSで御三方を拝見すると、「いつも大変お世話になっております…!」とこれまた心の中で感謝しているのはナイショの話。

皆さんも、もし理不尽なクレームに遭遇してしまって、どうにもこうにもいかなくなったら、この記事のことを思い出してほしい。


対応、頑張りましょうね。
私は心の中であの3人をスタンバイさせておきます。

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