小平龍四郎 / Ryushiro Kodaira

現在は日本経済新聞上級論説委員兼編集委員。バブルのほぼ頂点で社会人になり、「失われた3…

小平龍四郎 / Ryushiro Kodaira

現在は日本経済新聞上級論説委員兼編集委員。バブルのほぼ頂点で社会人になり、「失われた30年」を記者として取材。思い出は「山一証券、自主廃業へ」のスクープ。村上ファンドの初めての敵対的TOBも最初に記事にしました。現在は企業統治やESG/サステナビリティについてよく書きます。

記事一覧

株主総会の季節がやってきます。

なぜ6月に集中するのか。思い切って9月にできないのでしょうか。

上場Bコープの可能性は

ステークホルダー主義を掲げるBコープが、シェアホルダー主義の資本市場に株式を公開するのは、まさにチャレンジであり、オポチュニティー。おおいに期待、注目しています…

更新するのに34年もかかってしまった1989年末のバブル期高値の株価。当時の報道は1面の小さな囲み記事でした。

私のような世代にとって「バブル」とは常軌を逸したデタラメの印象が強い。ですから、現在の株式相場は「過熱」ではあったとしても「バブル」とは思えません。 #日経COMEM

韓国では個人投資家が急増し、政府に対して「日本のような市場改革」を求めています。

今年は世界的に選挙が多い年。市場と政治の距離も縮まるはず。 #日経COMEMO #NIKKEI

2020年代の中国株式市場は1990年代の日本の写し絵のようです。

株価の買い支えで相場崩落を防いでも、シグナリングという市場の最も重要な機能を失ってしまっては、ふり返って経済的な損失は大きい。これが日本の失われた10年、199…

マイクロファイナンスを世界展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊さんにインタビューしました。

2014年に創業した五常・アンド・カンパニー(東京・渋谷)はマイクロファイナンスの分野で世界展開を進めるスタートアップだ。数年以内に企業価値が10億ドル(約1500億円)…

「ESG」から「esg」へ~バズワードを脱して前に進め

「ESG(環境・社会・企業統治)」について原稿や講演を求められると、冒頭のつかみとして紹介するデータがある。「ESG」という言葉がどれくらい頻繁にメディアに登場…

日本の企業統治改革について、一定の評価は定まってきたのだと言えます。さらに実体を深めたいものです。

#日経COMEMO #NIKKEI

日本人は見過ごしているのに、海外の人が高く評価している「バリュー」がある。

#日経COMEMO #NIKKEI

サステナビリティやインクルージョン。日本にはまだ埋もれている価値があると思いますね。

それに気づいるのは実は外国人。もっと日本ブランドは高められるはず。ポイントは「コミュニケーション」だとある投資家から教えられました。 #日経COMEMO #NIKKEI

ESG(環境・社会・ガバナンス)ではなくてesg(非財務情報)と考えるべきではないでしょうか

投資信託を売るテーマとしてのESGはもう終わり。これは健全な現象です。投資家が企業経営に意思表示する議決権行使の要素としてESGを考慮することはますます増えます…

フランスでは18〜24歳の若者の過半数がフライトの利用を生涯4回に制限することを支持

ヨーロッパの若者の感性では「世界をまたにかけて飛び回る」などというのは、好ましからざることなのだろう。世界中のエリートが飛行機で会議にかけつけるCOPやダボスに…

ベインは1000億円超で買ったニチイを3年後に2倍の2000億円余りで売却。

MBO(経営陣が参加する買収)の出口は株式公開だけでなく、M&A(合併・買収)も一般的になってきた。会社をモノのように売買するといえば聞こえは悪いが、事業を生か…

財務情報としての「自然」について考えてみました。みんかぶマガジンへの寄稿です。

海外に比べ「生物多様性」の関心が薄い日本 「環境問題」解決に向け、来年からは新たなプロジェクトが発足 自然破壊に手を染めている企業は投資家から敬遠されていく 「…

MBOで公開資本市場を去る企業が増えている。

非公開になれば「資本の論理」から自由になれるという考えがあるとしたら、それは間違い。MBOファンドはアクティビストとは異なる方法で、企業価値の向上に強い圧力をか…

生成AIは企業と株主との対話をどのように変えていくか。みんかぶマガジンに書きました。

https://mag.minkabu.jp/politics-economy/21453/ 株式投資と「生成AI」は切っても切れない関係になってきた ChatGPTを活用し株主総会の想定問答を自動作成するサービス…

株主総会の季節がやってきます。

株主総会の季節がやってきます。

なぜ6月に集中するのか。思い切って9月にできないのでしょうか。

上場Bコープの可能性は

上場Bコープの可能性は

ステークホルダー主義を掲げるBコープが、シェアホルダー主義の資本市場に株式を公開するのは、まさにチャレンジであり、オポチュニティー。おおいに期待、注目しています。
#日経COMEMO #NIKKEI

更新するのに34年もかかってしまった1989年末のバブル期高値の株価。当時の報道は1面の小さな囲み記事でした。

更新するのに34年もかかってしまった1989年末のバブル期高値の株価。当時の報道は1面の小さな囲み記事でした。

私のような世代にとって「バブル」とは常軌を逸したデタラメの印象が強い。ですから、現在の株式相場は「過熱」ではあったとしても「バブル」とは思えません。
#日経COMEMO #NIKKEI

2020年代の中国株式市場は1990年代の日本の写し絵のようです。

2020年代の中国株式市場は1990年代の日本の写し絵のようです。

株価の買い支えで相場崩落を防いでも、シグナリングという市場の最も重要な機能を失ってしまっては、ふり返って経済的な損失は大きい。これが日本の失われた10年、1990年代の教訓。
#日経COMEMO #NIKKEI

マイクロファイナンスを世界展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊さんにインタビューしました。

マイクロファイナンスを世界展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊さんにインタビューしました。

2014年に創業した五常・アンド・カンパニー(東京・渋谷)はマイクロファイナンスの分野で世界展開を進めるスタートアップだ。数年以内に企業価値が10億ドル(約1500億円)を上回りそうな、ユニコーン予備軍の一社にも数えられる。24年からは成長戦略を加速させ、これまで経営資源を集中させてきたインドから、さらに多くの国・地域にビジネスを広げる。目指すは「民間セクターの世界銀行」。五常の創業者、慎泰俊代表

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「ESG」から「esg」へ~バズワードを脱して前に進め

「ESG」から「esg」へ~バズワードを脱して前に進め

「ESG(環境・社会・企業統治)」について原稿や講演を求められると、冒頭のつかみとして紹介するデータがある。「ESG」という言葉がどれくらい頻繁にメディアに登場しているのか、新聞記事の本数を暦年で集計したものだ。今回、新たに調べてみると、2023年は転換点の年であることが分かった。

日本経済新聞の記事データベースである日経テレコンで、本紙朝刊に登場した「ESG」の関連記事の本数を年ごとに数えてみ

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サステナビリティやインクルージョン。日本にはまだ埋もれている価値があると思いますね。

サステナビリティやインクルージョン。日本にはまだ埋もれている価値があると思いますね。

それに気づいるのは実は外国人。もっと日本ブランドは高められるはず。ポイントは「コミュニケーション」だとある投資家から教えられました。
#日経COMEMO #NIKKEI

ESG(環境・社会・ガバナンス)ではなくてesg(非財務情報)と考えるべきではないでしょうか

ESG(環境・社会・ガバナンス)ではなくてesg(非財務情報)と考えるべきではないでしょうか

投資信託を売るテーマとしてのESGはもう終わり。これは健全な現象です。投資家が企業経営に意思表示する議決権行使の要素としてESGを考慮することはますます増えます。これは不可逆の流れです。
#日経COMEMO #NIKKEI

フランスでは18〜24歳の若者の過半数がフライトの利用を生涯4回に制限することを支持

フランスでは18〜24歳の若者の過半数がフライトの利用を生涯4回に制限することを支持

ヨーロッパの若者の感性では「世界をまたにかけて飛び回る」などというのは、好ましからざることなのだろう。世界中のエリートが飛行機で会議にかけつけるCOPやダボスについても批判はある。列車で外国に行ける欧州大陸と、国境を越えた移動は常に飛行機という日本では、感性も違うのだろうが。
#日経COMEMO #NIKKEI

ベインは1000億円超で買ったニチイを3年後に2倍の2000億円余りで売却。

ベインは1000億円超で買ったニチイを3年後に2倍の2000億円余りで売却。

MBO(経営陣が参加する買収)の出口は株式公開だけでなく、M&A(合併・買収)も一般的になってきた。会社をモノのように売買するといえば聞こえは悪いが、事業を生かせる買い手のもとに収まるなら、雇用や社会的責任の面でもプラスだろう。
#日経COMEMO #NIKKEI

財務情報としての「自然」について考えてみました。みんかぶマガジンへの寄稿です。

財務情報としての「自然」について考えてみました。みんかぶマガジンへの寄稿です。

海外に比べ「生物多様性」の関心が薄い日本

「環境問題」解決に向け、来年からは新たなプロジェクトが発足

自然破壊に手を染めている企業は投資家から敬遠されていく

「TNFD」を日本の有名企業も意識し始めている

今後はTCFDとTNFDが統合に向かうとの観測もある

MBOで公開資本市場を去る企業が増えている。

MBOで公開資本市場を去る企業が増えている。

非公開になれば「資本の論理」から自由になれるという考えがあるとしたら、それは間違い。MBOファンドはアクティビストとは異なる方法で、企業価値の向上に強い圧力をかけてくるはず。出口戦略で再び新規上場すれば、四半期決算や利益還元圧力にさらされる。#日経COMEMO #NIKKEI

生成AIは企業と株主との対話をどのように変えていくか。みんかぶマガジンに書きました。

生成AIは企業と株主との対話をどのように変えていくか。みんかぶマガジンに書きました。

https://mag.minkabu.jp/politics-economy/21453/

株式投資と「生成AI」は切っても切れない関係になってきた

ChatGPTを活用し株主総会の想定問答を自動作成するサービスが登場

近い将来、企業と「物言う株主」の間で“AI質問ループ”が?

「相場操縦するリスクをはらんでいる」と生成AIに警鐘を鳴らす識者も

「小平理論を知っていますか」とChatG

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