陸上トラックは【何故】必ず左回りなのか
突然ですが1つ質問をしますので、頭の中で答えを思い浮かべてみてください。
皆さんが足の疲れや痛みを感じる時、1番強く症状を感じるのは主にどこですか?
若しくはマッサージや整骨院等に行った時、硬いですよと言われるのはどこですか?
今想像して頂いた部位を忘れないように読み進めてください。
アンバランスが故の左回り
足の疲れの出方にはある法則があります。その法則を解説する為に陸上トラックの豆知識を紹介します。
学校の体育、部活から、世界陸上、オリンピックまで、全ての陸上競技が左回りになっている事に疑問を持った事がありませんか?
理由の1つとして心臓が中心よりやや左側にあるから、と言われています。心臓が左寄りにある為、重心が左に傾き左回りの方が走り易い。逆に右回りにすると、重心に逆らった方向に走らなければいけないから走り辛くなる。
人の体をみる仕事をしていると、左右均等に強い拘りを持っている方がいらっしゃいますが、私は左右均等は重要視していないという話しをします。理由は前述の通り、人間の体はそもそも左右均等には作られていないからですね。
左右の足の役割
今度は「足」に着目した左回りの解説をしていきましょう。
重心が左右均等ではないように、足も左右均等には出来ていません。
え?
足なんて左右同じじゃん。
そんな答えがよく返ってきますが、左右の足にはそれぞれに「役割」がある事を是非覚えて下さい。
まず左足の役割から。
左足は一言でいうと「支え」の役割があります。重心が左にある事を考えるとすぐに納得して頂けると思います。
思い出して欲しいのですが、片足に体重が乗っている状態の時(電車で立っている時など)、左右どちらの足に体重を乗せる方が楽ですか?
おそらく左の方が楽だと思います。
「いやいや右だよ!」
という方も無意識に立っている状態で右と左、体重が乗っている時間を調べたらおそらく左の方が長くなるはずです。
勿論疲れるから体重移動はしますが、今度電車に乗った際はどっちに重心を乗せて立っている人が多いか、見てみて下さい。
きっと左足体重の人が多いはずですよ。
次に右足の役割。
右足には「力の発揮と自由」の役割があります。
これには利き足の関係もあるのですが、例えばボールを蹴る時って右で蹴りますよね?左利きの人も心臓は左寄りにありますから、足は利き手に関係なく左重心、右が自由に安定して動かせ力も発揮出来る、となります。
イメージはコンパスですね。
後ろ向きに走る事は有りませんから、左足を軸にして右足を動かすと自然と左回りになる。これが足に着目したときの陸上トラックが左回りの理由ですね。
疲れ易い場所も決まってくる
左回りの理由が分かると、足の疲れやすい場所も決まってきます。
左足は支えに特化した「太ももの前側」が。
右足は力に特化した「太ももの後ろ側」が疲れます。
太ももの前後の役割に関して、詳しくはこちらの記事↓
【アクセル筋とブレーキ筋】
そしてもう一箇所。
ふくらはぎは太ももの裏と連動して動きますから、本来は右足の「力と自由な動き」に強いです。
しかし左のふくらはぎは苦手な「支え」をメインに行わなければいけない。
結果的に左足はふくらはぎも疲れが溜まりやすいのです。
〜まとめ〜
左足は「支え」の足右足は「力と自由」の足→左回りが得意
左足で疲れやすいのは太ももの前側とふくらはぎ
右足で疲れやすいのは太ももの裏側
最初の質問の答えと、疲れの原因が何となくリンクしましたか?
立ち仕事の人は左足が疲れやすく、サッカーやランニングなどが趣味の人は右足が疲れやすい。
そしてむくみも含めてふくらはぎの症状は左に出やすい。
リンクしている人は原因も分かったはずなので、原因から改善して根本から楽にしていきましょうね!
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法則に当てはまらない!
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足が軽くなると、行動的になり気持ちも明るくなりますよね。
溜まった疲れや痛みはそのままにしないでなるべく早く解消するようにしましょうね!
あ、
東京オリンピック2020も迫っていますし、どこかで左回りの理由をハナタカに披露してみてね(笑)
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